《依存》の正しい読み方
「依存」の正しい読み方
「依存」の正しい読み方は、「いそん」もしくは「いぞん」である。調査によると「いぞん」と読んでいる人が9割以上という結果が出ており、「いぞん」が一般的な読み方として認識されている。しかし、もともと「依存」は「いそん」と読むのが正しいとされていた。ただ、「いぞん」と誤って読む人が多くその読み方が定着していたため、慣用読みとして認知されるようになった。「いぞん」が正しい読み方として認められるようになったのは、2010年以降である。「依存」の意味解説
「依存」は、他に頼って存在する、もしくは頼らないと精神や身体を平常に保てないさまを意味する。物や人に頼るだけでなく、特定の行動がやめられない場合も「依存」に当てはまる。ただし、依存は頼り切っている状態を指し、一度や二度の援助の場合は「依存」という表現はしない。頼り切ることをやめられないさまは「依存症」として表現され、「恋愛依存症」や「アルコール依存症」などの言葉もある。なぜ「依存」と読むのか・理由
「依存」は「依(い)」+「存(そん・ぞん)」から構成されているため、漢字の通りに読むと「いそん」もしくは「いぞん」という読み方になる。「依存」の類語・用例・例文
「依存」の類語・信用(しんよう)
・信頼(しんらい)
・拠所(よりどころ)
・嗜癖(しへき)
・中毒(ちゅうどく)
これらは「依存」の類語であるが、全く同じ意味ではないため文脈によっては代替できないことがある。
「依存」の用例・例文
・彼は起きている時間のほとんどをスマホに費やしているインターネット依存症である。
・日本は食料自給率が低く、農作物の多くを外国に依存している。
・安全性への配慮から、多くの国で電子力発電の依存度を下げる努力がなされている。
・依存心が強い子供を自立させるために、身の回りのことは自分でやらせている。
・依存性が高い薬をむやみに服用してはいけない。
・職を失ってからというもの、彼女は生活面の全てを親に依存している。
・彼はアルコール依存症で、医者から止められてもお酒をやめることができない。
・彼女は彼に依存していることに気づいていない。
「依存」の英語用例・例文
「依存」は英語で「dependence(依存・信頼)」「reliance(当てにする・拠所)」「addiction(依存・中毒) 」と表現される。「依存」の英語の用例・例文
・「dependence」の例文
Our dependence upon foreign oil makes our economy vulnerable.(外国からの石油に依存することは自国の経済を脆弱にする)
・「reliance」の例文
A baby's reliance on her parents.(赤ちゃんは両親に依存している)
・「addiction 」の例文
His life has been ruined by drug addiction.(彼の人生は薬物依存によって破滅した)
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