( )-Alanineとは? わかりやすく解説

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アラニン【alanine】

読み方:あらにん

アミノ酸の一。たんぱく質構成成分で、生体内ではピルビン酸から合成される


D‐アラニン

分子式C3H7NO2
その他の名称(-)-アラニン、D-Alanine、(-)-Alanine、(-)-D-Alanine、(2R)-2-Aminopropionic acid(R)-2-Aminopropanoic acid(R)-2-Aminopropionic acid
体系名:(R)-2-アミノプロパン酸、(R)-2-アミノプロピオン酸、(-)-D-アラニン、D-アラニン、(2R)-2-アミノプロピオン酸


アラニン

分子式C3H7NO2
その他の名称(+)-アラニン、L-Alanine、(+)-Alanine、(+)-L-Alanine、α-アラニン、α-Alanine、L-α-Alanine、L-α-Aminopropionic acid、(S)-Alanine、(S)-2-Aminopropionic acid、Alanine、L-α-アラニン、(2S)-2-Aminopropionic acid、(2S)-2-Aminopropanoic acid、(S)-2-Aminopropanoic acid
体系名:(S)-2-アミノプロピオン酸、Ala-OH、L-Ala-OH、アラニン、(S)-2-アミノプロパン酸、(+)-L-アラニン、L-アラニン、(S)-アラニン、(2S)-2-アミノプロピオン酸、(2S)-2-アミノプロパン酸


アラニン

英訳・(英)同義/類義語:Alanine, alanine

αアミノ酸一種で、L-型異性体タンパク質構成する主要なアミノ酸のひとつ。

アラニン

(( )-Alanine から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 09:47 UTC 版)

アラニン

L-アラニン

アラニンの双性イオン
識別情報
CAS登録番号 338-69-2 (D-isomer) , 56-41-7 (L-isomer), 302-72-7 (racemic)
PubChem 5950
ChemSpider 64234 (D-isomer) 
5735 (L-isomer)
582 (Racemic)
UNII 1FU7983T0U 
EC番号 206-126-4
KEGG C01401 
ChEMBL CHEMBL66693 
720
特性
化学式 C3H7NO2
モル質量 89.09 g mol−1
示性式 CH3CH(COOH)NH2
外観 white powder
密度 1.424 g/cm3
融点

258 °C subl.

への溶解度 可溶
酸解離定数 pKa 2.35 (カルボキシル基), 9.69 (アミノ基)[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アラニン (alanine) とは、アミノ酸のひとつで、グリシンに次いで2番目に小さなアミノ酸である。アミノ酸の構造の側鎖メチル基(–CH3)になった構造を持つ。2-アミノプロピオン酸のこと。つづりはalanineで、略号はAあるいはAla。ほとんどすべての蛋白質に普遍的に見られる。

概要

疎水性アミノ酸、非極性側鎖アミノ酸に分類される。蛋白質構成アミノ酸のひとつで、非必須アミノ酸である。糖新生脂肪酸の合成、エネルギー生成に用いられる重要なアミノ酸である。

また、アセトアルデヒドの分解を促進するため[2]、二日酔いや悪酔いの防止に効用がある[3]

生合成

生体内では、解糖系の中間体であるピルビン酸クエン酸回路における中間体が、アラニントランスアミナーゼによるグルタミン酸からのアミノ基の転移を受けて生合成される。

物性

  • 分子量 89.09
  • 等電点 6.00
  • 溶解性 水・蟻酸に易溶、エタノール・ジエチルエーテルに不溶、希塩酸・希硫酸に可溶。
  • 溶解度(水、g/100g) 15.8(20℃)、19.6(40℃)、24.3(60℃)
  • ファンデルワールス半径 67

出典

  1. ^ Dawson, R.M.C., et al., Data for Biochemical Research, Oxford, Clarendon Press, 1959.
  2. ^ アラニンで持久力をサポート!効果や効果的な摂取方法とは”. 江崎グリコ. 2021年11月14日閲覧。
  3. ^ 二日酔いの元凶はアルデヒドだけじゃない!?”. NIKKEI STYLE (2014年10月14日). 2021年11月14日閲覧。

関連項目

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