コリ回路
コリ回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:46 UTC 版)
詳細は「コリ回路」を参照 体内に蓄積された乳酸質は肝臓においてグルコースの再合成に利用され、血液循環によって各組織へ運ばれる。この一連の過程をコリ回路(Cori cycle)または乳酸質回路(lactate cycle)という。酸素供給不足を伴う運動時、この乳酸質の代謝除去を乳酸蓄積が上回る限界点があり、血中乳酸質濃度が急速に増加を始める時点を乳酸性閾値(または乳酸質蓄積閾値, lactate threshold, LT)と呼ぶ。有酸素運動のトレーニングでは、LTを酸素供給の指標として利用し、運動強度の設定に利用することがある。 好気的代謝条件では、乳酸質の産生量の約30%が肝臓のコリ回路により糖新生に利用される。
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