大和駅 (神奈川県)
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大和駅 | |
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駅ビル「プロス」。 ビルの左手に見えるのが小田急線ホーム。 (2004年11月27日) | |
やまと Yamato | |
所在地 | 神奈川県大和市大和南・中央 |
所属事業者 |
小田急電鉄(駅詳細) 相模鉄道(駅詳細) |
備考 | 共同使用駅 |
両社の駅長所在駅で、小田急は藤沢管区大和管内として中央林間 - 湘南台間を、相鉄は大和管区として当駅 - 三ツ境間を管理している。
乗り入れ路線
歴史
- 1926年(大正15年)5月12日:旧・神中鉄道の大和駅として開業。
- 1929年(昭和4年)4月1日:小田急江ノ島線の西大和駅が開業。「直通」の停車駅となる。当時、各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみの運行。
- 1944年(昭和19年)6月1日:相模鉄道との乗り換え駅になったことから、江ノ島線の駅名が大和駅に改称される。同時に相鉄の駅位置と江ノ島線の駅位置を交差位置に合わせるため、相鉄の駅を相模大塚寄りに200メートル移動。
- 1945年(昭和20年)6月:江ノ島線の直通が廃止され、各駅停車が全線で運行されることとなり、その停車駅となる。
- 1946年(昭和21年)10月1日:江ノ島線に準急が設定され、停車駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日:江ノ島線に通勤急行が設定され、停車駅となる。
- 1958年(昭和33年)6月22日:放火により相鉄線大和駅が全焼し、7月1日に鉄骨造りで再建[1] 。
- 1965年(昭和40年)11月:江ノ島線急行の停車駅となる。
- 1970年(昭和45年)11月18日:相鉄線駅構内の折り返し側線に侵入した電車が停止線を越え、土止めに乗り上げて脱線[2]。
- 1971年(昭和46年)12月24日:西口駅舎完成[3]。
- 1986年(昭和61年):駅舎連絡通路および駅周辺道路の慢性的な混雑から、駅舎全面改良・連続立体化工事が着工される。
- 1989年(平成元年)11月3日:上記工事に伴い、相鉄の駅舎を横浜寄りへ250メートルの位置(開業当時の大和駅の位置)に移転し、その間に連絡橋が設置される[4][5]。
- 1990年(平成2年)4月15日:小田急の駅舎が150メートル相模大野駅寄りに移転[6]。
- 1993年(平成5年)8月1日:相鉄部分が地下化され、駅前広場が整備される[4]。
- 1994年(平成6年)11月1日:小田急部分が島式2面4線化され、全面改良・連続立体化工事完了[7]。
- 1996年(平成8年)3月23日:小田急の特急ロマンスカー「えのしま」が停車開始。
- 2002年(平成14年)3月22日:小田急に湘南急行が設定され、停車駅となる。
- 2004年(平成16年)12月11日:小田急の湘南急行が廃止され、快速急行に変更される。
- 2008年(平成20年)3月15日:小田急のダイヤ改正で当駅始発・終着の列車が新設され、夜間に車両停泊が行われるようになる。
- 2014年(平成26年)4月27日:相鉄のダイヤ改正で特急が設定され、停車駅となる。また同じく本線(二俣川 - 海老名)にも快速が設定され停車駅となる。
- 2018年(平成30年)3月17日:相鉄線と小田急線の連絡通路に乗換改札機を設置[8]。
- 2021年(令和3年)
駅名の由来
駅開業時の地名である「高座郡大和村[10]」から。なお、小田急線の駅開業当時の「西大和」は相模鉄道の駅が東にあったことから、大和に「西」を冠した駅名であった。1944年に相模鉄道と乗り換え駅になったのを機に、「大和」と改称された。
駅構造
当駅は、小田急電鉄(小田急)と相模鉄道(相鉄)の乗り換え経路となる1階構内が改札内で連絡している共同使用駅である。
北側の改札口(相鉄口)を相鉄、南側の改札口(小田急口)を小田急が管理しているが、乗降客は利用する会社線に関係なく両側とも利用できる。どちら側にも相鉄・小田急両方の券売機が設置されているが、それぞれの券売機は独立して設置されている。
かつて、駅構内に中間改札は設置されていなかったが、神奈川東部方面線(相鉄新横浜線)の開業を前にした利用客の経路判別の観点から、2018年3月より相鉄線と小田急線の連絡通路上に乗換改札機が設置された。ただし、設置後も乗降客はこれまで通り利用する会社線に関係なく、相鉄口・小田急口両側とも利用できるようになっている[8]。
改札内コンコースとホームを結ぶエスカレーター・エレベーター、および多機能トイレ(改札内の小田急側と相鉄側にそれぞれ設置)を併設している。
小田急電鉄
小田急 大和駅 | |
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小田急口(2018年3月25日) | |
やまと Yamato | |
◄OE 04 鶴間 (2.5 km) (2.2 km) 桜ヶ丘 OE 06► | |
所在地 | 神奈川県大和市大和南一丁目1番1号 |
駅番号 | OE05 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■江ノ島線 |
キロ程 |
7.6 km(相模大野起点) 新宿から39.9 km |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[小田急 1]107,131人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)4月1日 |
大和駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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島式ホーム2面4線を有する江ノ島線唯一の高架駅である。駅番号はOE 05。
元々、江ノ島線開業の際には、既に相模鉄道(当時の神中鉄道)の大和駅があり、そのやや西側に駅を設置したことから、当初は西大和と命名されたが、その後駅の位置をずらし、乗り換え駅となった。
以前は盛土による2面2線であったが、立体化工事とともに行われた構内拡張により線路の高さを嵩上げする必要が生じ、高架へと切り替えられた。なお、相模大野方面2つ先の南林間駅は以前2面4線だったが、当駅の立体化工事完成とともに外側2線の線路が撤去され、2面2線に切り替えられた。
1996年3月から特急ロマンスカー「えのしま」「ホームウェイ」(1999年7月運行開始)の停車駅となったが、2018年3月から運行されている千代田線直通の「メトロえのしま」は当駅には停車しない。
2008年3月15日のダイヤ改正で、当駅始発の上り電車と当駅終着の下り電車が新設された。上下とも各駅停車・急行1本ずつで、各駅停車は上り初電と下り終電に当たる。
当駅で快速急行・急行との緩急接続を行う列車が存在するほか、2018年3月17日以降は土休日のみ快速急行が特急ロマンスカーの通過待ちを受ける列車がある。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先[11] | 備考 |
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1・2 | 江ノ島線 | 下り | 藤沢・片瀬江ノ島方面 | |
3・4 | 上り | 相模大野・新宿・ 千代田線方面 | 一部は1番ホーム |
- 内側2線(2・3番ホーム)が主本線、外側2線(1・4番ホーム)が待避線である。
- 早朝の当駅始発の各停は、本来藤沢方面のホームである1番ホームから発車する。
- 夜間は待避線である4番ホームに10両編成が滞泊するが、当駅構内で夜間作業を行う場合は本線である3番ホームに留置される場合がある。この場合、留置車両が翌朝に当駅始発の旅客列車として発車するまで発着ホームが変更となる。
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サイン更新前の小田急口(2009年7月26日)
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小田急線きっぷうりば(2009年7月26日)
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小田急線3・4番ホーム相模大野方から藤沢方を望む(2004年11月27日)
相模鉄道
相鉄 大和駅 | |
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相鉄口(2018年3月25日) | |
やまと Yamato | |
◄SO13 瀬谷 (1.9 km) (1.9 km) 相模大塚 SO15► | |
所在地 | 神奈川県大和市中央二丁目1番1号 |
駅番号 | SO14 |
所属事業者 | 相模鉄道 |
所属路線 | ■相鉄本線 |
キロ程 | 17.4 km(横浜起点) |
電報略号 | ヤマ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[相鉄 1]102,714人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)5月12日 |
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、全ての列車が停車する。海老名側に引き上げ線が設置されており、平日の一部列車の折り返しの他、2023年3月18日ダイヤ改正現在、10両編成の夜間停泊が行われている。駅番号はSO14。 ホームには終日立哨の駅員がいる。
かつては地上駅であり、工事に合わせて銀座通り商店街、プロムナード東側など、駅の入口があった場所が何回か変化している。また、駅東側には踏切があったが、これに伴う交通混雑や駅東西の移動の利便性向上などから地下化が決定し、その後何回か駅入口の位置を変えながら地下駅となった。プロムナードはかつて相鉄線の線路が通っていた跡地を利用したものである。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先[12] |
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1 | 相鉄本線 | 下り | 海老名方面 |
2 | 上り | 横浜・湘南台(二俣川のりかえ)・羽沢横浜国大方面 |
- 2010年初め頃から、ホームの側壁中央に番線別の識別カラーが施された。1番線がオレンジ色、2番線が水色である。
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相鉄口改札(2018年3月25日)
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乗換改札機設置前の相鉄口改札(2004年11月27日)
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コンコース。左の階段を下りると相鉄線ホーム、右奥の階段を上ると小田急線下りホーム(2009年7月26日)。
-
相鉄線ホーム海老名方から横浜方を望む(2004年11月27日)
- ^ 『相鉄グループ100年史』 相鉄ホールディングス 、2018年12月、62ページ
- ^ 相鉄線で脱線『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月18日夕刊 3面 11面
- ^ 柴田重利『日本の私鉄13 相模鉄道』保育社、1967年、149ページ
- ^ a b “相模鉄道大和駅来月1日から地下化”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1993年7月21日)
- ^ “相鉄大和駅、11月に仮移転 立体交差着々と 小田急も90年春移転” 朝日新聞 (朝日新聞社): 東京地方版(神奈川面) (1989年9月30日 朝刊)
- ^ “4月15日から改築で仮移転 小田急江ノ島線大和駅” 朝日新聞 (朝日新聞社): 東京地方版(神奈川面) (1990年3月18日 朝刊)
- ^ “大和駅全面使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1994年11月2日)
- ^ a b 『エスカレーターの増設や乗換改札機を新設 相鉄線 大和駅のリニューアルが完成 駅舎外観に「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映』(PDF)(プレスリリース)相模鉄道、2018年3月7日。 オリジナルの2020年6月21日時点におけるアーカイブ 。2020年6月21日閲覧。
- ^ a b “大和駅のホームドアの運用を開始します”. 相模鉄道 (2021年3月1日). 2021年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月2日閲覧。
- ^ 「大和」の由来と市制施行まで(大和市公式ウェブサイト)
- ^ “大和駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “大和 駅構内マップ”. 相模鉄道. 2023年6月5日閲覧。
- ^ a b c 小田急電鉄. “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月22日閲覧。
- ^ a b c 相鉄グループ要覧2023-2024 (PDF) (Report). p. 69. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2019-2020 (PDF) (Report). p. 16. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2020-2021 (PDF) (Report). p. 17. 2020年9月27日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2021-2022 (PDF) (Report). p. 19. 2021年12月1日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2022-2023 (PDF) (Report). p. 18. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 平成12年
- ^ a b 平成13年 (PDF)
- ^ 平成14年 (PDF)
- ^ 平成15年 (PDF)
- ^ 平成16年 (PDF)
- ^ 平成17年 (PDF)
- ^ 平成18年 (PDF)
- ^ 平成19年 (PDF)
- ^ 平成20年 (PDF)
- ^ 平成21年 (PDF)
- ^ 平成22年 (PDF)
- ^ 平成23年 (PDF)
- ^ 平成24年 (PDF)
- ^ 平成25年 (PDF)
- ^ 平成26年 (PDF)
- ^ 平成27年 (PDF)
- ^ 平成28年 (PDF)
- ^ 平成29年 (PDF)
- ^ 平成30年 (PDF)
- ^ 令和元年 (PDF)
- ^ 令和2年 (PDF)
- ^ 令和3年 (PDF)
- ^ 令和4年 (PDF)
- 1 大和駅 (神奈川県)とは
- 2 大和駅 (神奈川県)の概要
- 3 駅ナカ店舗
- 4 バス路線
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
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