切手
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切手(きって、英語: stamp,ドイツ語: Briefmarke)は、郵便事業で行われる諸々のサービスの、料金前納を証明する証紙である。郵便物に貼って差し出されることが多いため、「郵便切手」とも呼称する。時に宣伝媒体として用いられたり、古銭・紙幣や骨董品と同様に趣味の収集対象(切手収集、郵便趣味)となったりする。
注釈
- ^ 米以外に大豆や生蝋・黒砂糖・小麦などもあった。
- ^ 商品切手→商品券など、例外的に小切手がある。
- ^ 時には別の素材が用いられる。
- ^ 日本においては、日本郵政グループの日本郵便株式会社。
- ^ 独立国家のそれである必要はなく、植民地のものであっても加盟できる。
- ^ 現在のイタリア北部およびフランス南東部。
- ^ 料金の前納、重量制の導入、全国均一料金制、など。
- ^ ブラジルの「牛の目切手」など多数。
- ^ 1966年以降はローマ字での表記が義務付けられた。
- ^ 官製封筒の一種。デザイナーの名にちなむ
- ^ ちなみに同切手は日本初の目打付切手である。
- ^ 一部に例外あり。
- ^ 「NIPPON」と表記された最初の切手は1966年1月31日発行の「魚介シリース・イセエビ」であり、また「NIPPON」が表記されていない日本切手で最後まで発行されていたものは1963年5月15日から2002年9月30日まで発行されていた「4円普通切手」(ベニオキナエビス)だった。ただし明治時代に発行された日本切手には英語による国名表記(「JAPAN」)がなされていた。
- ^ 主に後述するグリーティング切手に数多く見られる。
- ^ 2019年以前は1000円まで用意されていた。
- ^ 実際には普通切手扱いで書留など他の郵便物にも使用できた。
- ^ 当時日本をはじめとする列強は、中国国内に郵便局を権益として保有していた。
- ^ 日本郵便株式会社と原著作権者との間に著作物の利用について別途の契約がある場合は、その内容によってはこの限りではないが、そのような契約の存否は明らかでない。
出典
- ^ 江後迪子『隠居大名の江戸暮らし』吉川弘文館、1999年、156頁。ISBN 4-642-05474-X。
- ^ 『「JPタワー(旧東京中央郵便局敷地再整備計画)」内 商業施設名称は「KITTE」(キッテ)に決定』(PDF)(プレスリリース)日本郵政、2012年10月23日 。
- ^ “新デザインの普通切手・通常郵便葉書の発行”. お知らせ. 日本郵便. 2017年5月25日閲覧。
- ^ “切手の豆知識 第17回「国名表記」”. 切手の博物館. 2011年4月24日閲覧。
- ^ “NIPPON字入り切手40年”. 郵便学者・内藤陽介のブログ (2006年11月5日). 2015年8月31日閲覧。
- ^ “(文化の扉)奥深い、切手収集 印刷の差や消印の種類、楽しむ”. 朝日新聞. (2017年5月21日). オリジナルの2017年5月21日時点におけるアーカイブ。
- ^ “電子郵便合格通知採用10倍増”. 朝日新聞東京本社朝刊. (1987年2月2日)
- ^ Thornton Lewes & Edward Pemberton, Forged Stamps: How to Detect Them , Edinburgh, 1863 (1979 republication in Early Forged Stamps Detector, New York), pp. 7-8.
- ^ a b “真贋のはざま”. umdb.um.u-tokyo.ac.jp. 東京大学. 2023年7月22日閲覧。
- ^ スコットカタログ
- ^ “郵便切手類模造等取締法(昭和四十七年六月一日法律第五十号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2009年3月5日閲覧。
- ^ “郵便切手類模造等の許可に関する省令(昭和四十七年郵政省令第三十一号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2009年10月11日閲覧。
- ^ “郵便切手類模造等の許可の申請”. 電子政府の総合窓口(e-Gov). 総務省行政管理局. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月5日閲覧。
- ^ “タンタンの切手類 - 資料:郵便切手類の模造に関する法令”. 2009年3月5日閲覧。
郵便切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/03 07:57 UTC 版)
「カヴァラ (ギリシャ)」の記事における「郵便切手」の解説
1893年から1903年の間、カヴァラ市内にフランスの郵便局があり自前の郵便切手を発行していた。最初の切手はフランスの切手にCavalle(カヴァラのフランス語名)と通貨ピアストルの字を重ね刷りしたものであった。
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郵便切手
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前述のように、比叡は御召艦に改装されていたが、1935年4月2日に満州皇帝溥儀の来訪記念切手の4種類セットのうち、1銭5厘と6銭切手の2種類に航行する比叡の姿が描かれている。また背景には遼陽の白塔が描かれている。 日本の戦艦が切手に登場したのは、同じく御召艦であった香取型戦艦(香取と鹿島)を描いた1921年発行の皇太子(昭和天皇)帰朝記念切手以来2度目のことであった。
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郵便切手
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終戦間際の1945年7月1日、文献によっては8月1日、[要出典]逓信院が発行した5銭の普通切手に三式戦闘機「飛燕」が登場している。逓信院とは、戦時統合により発足した運輸通信省から5月19日に分離し再発足した組織である。 同切手は「戦意発揚」を目的に[要出典]公募が行われた入選作品のひとつを改作して採用された図案で、太陽をバックに飛行する本機が描かれているため「旭日と飛燕」と俗称されている。ただし印刷は物資の欠乏により比較的簡素な平版印刷で、目打も糊も省かれた状態で発行された。また用紙も白紙や灰白紙と異なるもので印刷されたほか、緑色だけでなく青色で印刷されたものがある。[要出典] この切手はGHQから「軍国主義的」であるとして1947年(昭和22年)8月31日付で使用禁止となった、いわゆる「追放切手」となった。もっとも発行当初は第三種便一般料金用であったが、戦後はインフレーションのため、使用禁止された時点では実際に郵便で使用できないほど額面が無価値になっていた。[要出典]
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郵便切手
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「ポリカルパ・サラバリエータ」の記事における「郵便切手」の解説
1910年のコロンビア独立100周年を記念して、コロンビア政府は、ポリカルパ・サラバリエタ、シモン・ボリバル、フランシスコ・デ・パウラ・サンタンデール、カミロ・トーレスなど、コロンビア独立の英雄の肖像を特徴とする一連の切手を発行した。その他。1903年から1904年にかけて、アンティオキア省は、ラポーラ(スコットカタログ、アンティオキア番号154)を描いた青い3ペソの切手を発行した。 1セント記念切手 (1910年) 3ペソ 切手(アンティオキア県) (1903年–1904年) La Pola, 1910 (1910年製作) コロンビア独立100周年を記念して製作された彫刻
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郵便切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:47 UTC 版)
日本郵便「こぶとりじいさん」切手では「裕福だが無信心な翁」と「貧乏だが信心深い翁」(作画者の片岡球子による設定)および「宇佐神宮(八幡宮)の分社らしき山奥の神社の鳥居」「団扇を持った鼻の高い天狗」が描かれている。 切手の絵は、一般に普及している話と若干異なり、素早く逃げ出そうとした隣の翁が天狗たちに背を向けたため、耳の後ろに瘤をつけられた作画になっている。
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郵便切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:47 UTC 版)
日本郵便の特殊切手『絵本の世界シリーズ』第2集(2018年11月30日発行、82円切手10枚セットの切手シート)。
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郵便切手
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「アポロ8号での創世記の朗読」の記事における「郵便切手」の解説
1969年にアメリカ合衆国郵便公社が発行したアポロ8号ミッションの記念切手には、『地球の出』を背景に「創世記」の冒頭部分が書かれている。
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郵便切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 19:20 UTC 版)
普通切手(第1次昭和)「乃木大将(2銭)」 - 1937.5.10発行(第2項「生涯」の10章「日清戦争への従軍」の画像参照)。1942年 シンガポール陥落「乃木大将(2銭)寄付金1銭」 - 上記に「シンガポール陥落」スタンプと寄付金「+1」を追加したもの。
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郵便切手
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無人島であるにもかかわらず郵便切手が発行されている。しかし2015年現在、全世界の切手を網羅するスコットカタログやギボンズカタログには収録されておらず、ミッヘルカタログには整理番号が掲載されている。
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郵便切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 18:31 UTC 版)
ドイツ領東アフリカで最初に郵便切手が発行されたのは1893年で、ドイツの切手に「Deutsch-Ostafrika」の文言とペサ(ドイツ領東アフリカの通貨)での額面が加刷されていた。1900年、ドイツはすべてのドイツ植民地で共通のデザイン(皇帝のヨット「ホーエンツォレルン号」が図案)を採用した切手「ヨット」を発行した。ドイツ領東アフリカの切手の額面に用いられた通貨単位は、現地通貨のペサおよびルピー(64ペサで1ルピー)であり、発行地域名は「DEUTSCH-OSTAFRIKA」と表記された。1905年、通貨単位が変更となり、新通貨「ヘラー」表記の切手が発行された(100ヘラーで1ルピー)。ドイツは、戦況が悪化し、植民地への切手の供給が困難となったのちも、切手を発行し続けた。1916年発行の透かし入り1ルピー切手はその好例である。この切手の真正な使用例は極端に珍しく、2万ドル以上に評価される。ドイツ領東アフリカ発行の切手の大半は、10ドル以下で売られているが、高額面の切手と、初期の加刷切手は100ドル以上に評価される。 ベルギーおよびイギリスに占領された後、それぞれの占領軍は臨時の切手を発行した。1916年、ベルギー占領地ではベルギー領コンゴの切手にいくつかの表記で加刷を行なった。最初は「RUANDA」および「URUNDI」と加刷されたが、実際には使用されなかった。次に2つの言語で「EST AFRICAIN ALLEMAND / OCCUPATION BELGE / DUITSCH OOST AFRIKA / BELGISCHE BEZETTUNG」と加刷されたシリーズが発行された。1922年、これらの切手は額面変更加刷をなされた。 1916年初頭、イギリスはニヤサランドの切手に「N.F.」(Nyasaland Force、ニヤサランド軍を示す)の加刷を行ない、その後1917年、東アフリカおよびウガンダの切手に「G.E.A.」と加刷した切手を発行した。同様の加刷は「東アフリカおよびウガンダ保護領」発行の切手にもみられるが、これらはタンガニーカ成立後に発行されたため、タンガニーカの郵便史コレクションの一部とみなされている。
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郵便切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 06:49 UTC 版)
2007年10月5日、アメリカ合衆国郵便公社は、20世紀を代表する5人のジャーナリスト、マーサ・ゲルホーン、ジョン・ハーシー、ジョージ・ポーク、ルーベン・サラサール、エリック・セヴァライドの郵便切手を2008年4月22日に発行することを発表した。
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郵便切手
出典:『Wiktionary』 (2014/05/06 07:50 UTC 版)
名詞
翻訳
- アラビア語: طابع (ʈá:beaʕ)
- チェコ語: poštovní známka (cs) 女性
- デンマーク語: frimærke
- ドイツ語: Briefmarke (de) 女性
- ギリシア語: γραμματόσημο (el) (gramatósimo) 中性
- 英語: postal stamp, stamp
- スペイン語: estampilla 女性 (南米), sello 男性 (スペイン)
- フィンランド語: postimerkki (fi)
- フェロー語: frímerki (fo) 中性
- フランス語: timbre (fr) 男性
- ハンガリー語: postabélyeg (hu)
- イタリア語: francobollo (it) 男性
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