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まんしゅう まんしう 【満州/満洲】

(1)満州国」の略。また、満州国の全領域の称。

(2)中国東北部をさしていった旧通称満州族居住域をさしたもの。
満州族
(3)中華民国時代奉天(現在の遼寧(りようねい))・吉林黒竜江東三省総称


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満州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/27 04:30 UTC 版)

満州
Manchuria.png
中国東北三省(濃い赤)
東四盟+旧熱河省の一部(赤)
外満洲(薄い赤)
中国語
繁体字 滿洲
簡体字 满洲
満州語
満州語 Manjui gisun.svg (Manju)
モンゴル語
モンゴル語 Манж
ロシア語
ロシア語 Маньчжурия

満州満洲、まんしゅう、拼音:Mǎnzhōu)は、中国東北部およびロシア沿海州を含めた北東アジアの特定地域を指す地域名。渤海金朝後金清朝を建国した満洲民族の故地である。

「満洲」という言葉は、もともとは12世紀にはおもに民族名を指していた。しかし19世紀の日本では満州、満州国とは地域をさし、民族は「満州族」と呼ぶようになった。

目次

満洲の範囲

日本で満洲と呼ばれる地域は、満洲国の建てられた地域全体を意識することが多く、おおよそ、中華人民共和国の「東北部」と呼ばれる、現在の遼寧省吉林省黒竜江省の3省と、内モンゴル自治区の東部を範囲とする。

この地域は、北と東はアムール川(黒竜江)、ウスリー川を隔ててロシアの東シベリア地方に接し、南は鴨緑江を隔てて朝鮮半島と接し、西は大興安嶺山脈を隔ててモンゴル高原内モンゴル自治区)と接している。南西では万里の長城の東端にあたる山海関が、華北との間を隔てている。

広義の満洲としては、モンゴル民族の居住地域であるが満洲国に属していた内モンゴル自治区の東部、「東四盟」と呼ばれる赤峰市(旧ジョーウダ)、通遼市(旧ジェリム盟)、ホロンバイル市(旧ホロンバイル盟)、興安盟が含まれることが多い。

また、外興安嶺(スタノヴォイ山脈)以南、黒竜江以北、ウスリー川以東のロシア領の地域を外満洲と呼び、場合によってはこの地域をも含むことがある。外満洲は満洲と同様に、ネルチンスク条約1689年)で清朝領とされたが、その後のアイグン条約1858年),北京条約1860年)によりロシアに割譲された。外満洲を含めた面積は、約1,550,000km²に及ぶ。

満洲の呼称

山海関
満州の歴史
箕子朝鮮 東胡 濊貊 粛慎
遼西郡 遼東郡
遼西郡 遼東郡
前漢 遼西郡 遼東郡 衛氏朝鮮 匈奴
漢四郡 夫余
後漢 遼西郡 烏桓 鮮卑 挹婁
遼東郡 高句麗
玄菟郡
昌黎郡 公孫度
遼東郡
玄菟郡
西晋 平州
慕容部 宇文部
前燕 平州
前秦 平州
後燕 平州
北燕
北魏 営州 契丹 庫莫奚 室韋
東魏 営州 勿吉
北斉 営州
北周 営州
柳城郡 靺鞨
燕郡
遼西郡
営州 松漠都督府 饒楽都督府 室韋都督府 安東都護府 渤海国 黒水都督府
上京道   東丹 女真
中京道 定安
東京道
東京路
上京路
東遼 大真国
遼陽行省
遼東都司 奴児干都指揮使司
建州女真 海西女真 野人女真
清朝 満州
 

東三省
ロマノフ朝
中華民国
東三省
ソ連
極東
満州国
中華人民共和国
中国東北部
ロシア連邦
極東連邦管区
* 朝鮮半島を中国とみなす記述
Portal:中国

満州の本来の表記は滿洲である(満州という表記が行われるのは、日本の第二次世界大戦後の漢字制限により「洲」の字が当用漢字表から外れたため。なお、「洲」と「州」はいわゆる旧字・新字の関係ではなく、同音類字である)。また満洲は本来、地名ではなく民族名である。したがって、満州の「州」は世界各国に見られる地域行政区分としての「」ではないことに注意を要する。漢字表記では五行説の「水」徳を意識して、民族名および王朝名である「満」「洲」「清」いずれもさんずいの字が選ばれた。

民族名の「マンジュ」(Manchu、満洲民族)は、のちに清朝の太祖と諡されるヌルハチの支配領域をマンジュ・グルン(満洲国)と呼び、清の創始者であるホンタイジが、1634年に元の玉璽を入手した際にそれまでの呼称ジュシェン族(女真,女直)が「属民」を意味したため、これを禁止し、この呼称に統一したという。

由来については諸説あり、一般には民族信仰であった仏教のマンジュシリ(文殊菩薩。曼殊、満殊などとも書く)によるといわれることが多い。しかし近年この通説に対し、ヌルハチの勢力圏がすでに「マンジュ・グルン」と呼称されていたことや、史料ではどれも「マンジュ」と「マンジュシリ」を明確に区別していること等の理由をもって、チベット仏教由来説を否定する説も提出されている。

「満洲」が地名の意味を持ったきっかけは、この地域が清の支配民族の満洲民族の居住地域であったことから、西欧語で「マンチュリア」(Manchuria)と呼ばれるようになったからである。これに対応して漢字文化圏でもこの地域を「満洲」と呼ぶようになった。なお、「満洲」の語を地名としても使用するようになったのは、江戸期の日本であるという説もある。その説では高橋景保の「日本辺疆略図」(1809年)、「新訂万国全図」(1810年)が初出とされる。この地図ではネルチンスク条約で定められた国境線の清朝側を「満洲」と表記している。それがヨーロッパに伝わったという。

現在の中華人民共和国では地域名称として「満洲」を使うことは避けられ、かわりに「中国東北部」が使われる。これは中国における歴史に対する公式見解で、満洲国の存在を認めず、また満洲の地を太古から不可分の中国人固有の地としているためである。今日の中国では、20世紀の満洲国を清朝の前身である満洲を詐称しているとして、「偽満洲国」の呼び方以外は認めていない。ただし現在でも、満洲里のように一部の地域名で使われている。民族名としては清朝以来変わらず「満族」と呼称している。また、かつては中国共産党は、中国共産党満洲省委員会をハルピンに設置するなど、「偽」という言葉を用いないで満洲という言葉を使用した例はあった。

満洲語

満洲語(まんしゅうご)は類型論的に膠着語に分類される満洲族が話す言語。清朝では公用語。満洲語の話者は中国政府の同化政策により満洲族の間でも現在では極めて少なくなり、消滅の危機に瀕する言語の一つである。詳しくは満洲語を参照。




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