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沿海地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/08 08:46 UTC 版)
- 沿海地方
- ロシア語: Приморский край
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沿海地方旗 沿海地方紋章 
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公用語 ロシア語 首府 ウラジオストク 沿海地方知事 セルゲイ・ダルキン 第一副知事 アレクサンドル・コスチェンコ 構成体種別 地方 連邦管区 極東 経済地区 極東 面積
- 総計国内第23位
165,900km2人口(2002年国勢調査)
- 総計
- 人口密度
- 都市/地方比率国内第26位
2,071,210人
12.5人/km2
78.3% : 21.7%時間帯 UTC +11(DST: なし)
ウラジオストク時間ISO 3166-2:RU 番号 ウェブサイト [1]
沿海地方(えんかいちほう、Примо́рский край)は、ロシア連邦を構成する83の連邦構成主体のひとつで、極東ロシアの東南端に位置する日本海沿岸にある地方(クライ)。極東連邦管区に属する。面積は165,900km2で、人口は約200万人。州都はウラジオストク。元のロシア語からプリモルスキー地方とも呼ばれる。ソ連崩壊後の人口流出は依然として続いており、年率約1%の割合で減少している(1992年230万人→2005年202万人)。
1938年以来、この地域には行政体としてプリモルスキー・クライ(プリモルスキーは「沿海地、海岸地」を意味するプリモーリエ(Приморье)の形容詞形)となっており、クライは普通、「地方」と訳されるロシアの地方行政区分の一種であるため、沿海地方と訳されるようになった。なお、沿海地方を含む極東ロシアの広い地域にはかつてロシア帝国によってプリモルスキー州が置かれており、その訳語であった沿海州が現在も地理的な用語として使われることがある。
目次 |
地理
東南に日本海に面し、おおよそアムール川を北限、ウスリー川を西限とする。北はロシア領のハバロフスク地方で、西に中国、南に北朝鮮と国境を接する。東は日本海を挟んでサハリン州(樺太・千島列島・歯舞群島・色丹島)がある。また中部ウラジオストクから北の中国との国境にはハンカ湖(興凱湖)がある。日本海沿岸にはシホテアリニ山脈がそびえ、豊かな自然が残っており世界遺産に登録されている。沿海地方の74%が森林地帯で、狼、虎、熊なども生息している。沿海地方南部のピョートル大帝湾は日本海でも最大級の湾で、この湾内にナホトカやウラジオストクなどの大きな港湾が集中する。
海を挟んで隣接する日本、韓国を含め、東アジアの諸国と近接した関係にあるため、地政学的に重要視される地域であり、ロシア極東の中では経済的に優位にある。
産業
漁業、水産加工品の食品業、林業、非鉄金属が中心で機械工業や海上輸送も発達している。
食品業は全産業の50%以上を占める。沿海地方は、年間100万tの魚介類を生産し、ロシア全体の15%を占める。主な魚介類は、カニ、エビ、イカ、タコ、ウニ、ニシン、カレイ、コマイ、スケトウダラ等。
鉱業は銅52万t(世界6位)、金鉱石86t(世界8位)、ニッケル27万t(世界1位)、タングステン3,000t(世界2位)、亜鉛、ボロン(ホウ素)等を生産する。
農産物としては、沿海地方の気候は全体的に湿度の高いモンスーン気候(夏季の気温と湿度が高い)であるので、ロシアの他地域とは異なり、温暖地域で生産される米、大豆、ブドウなどが栽培されている。
民族
ロシア人をはじめとするスラブ民族が最も多いが、近年隣接する中国から流入した漢民族が顕著に増加している。元来はウデヘ人、ナナイ人、オロチ人などのツングース系民族の居住地であり、清の領土だった時代から住んでいる中国人もいる。朝鮮民族(高麗人)の多くはソ連時代に中央アジアに強制移住させられているが、一部が沿海地方に帰還している。
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