第三のビール
別名:第3のビール、新ジャンルビール
酒税法上ビールにも発泡酒にも分類されないが、麦芽の風味や泡立ちなどがビールに似ており、ビールを飲む感覚で飲み味わうことができる酒類の総称。
第三のビールは、ビールや発泡酒とは原料が異なる。麦芽以外の原料を使用するか、麦芽を原料としないアルコールを混ぜているものがある。多くはいわゆる雑酒、もしくは発泡性のリキュールに分類される。ビール風味のアルコールとして廉価に購入できる点が最大の特徴となっている。
第三のビールは2000年代半ばに登場し、消費者の低価格志向に応える形で、いわゆるビール系市場におけるシェアを伸ばしていった。国内の大手ビールメーカー4社がそれぞれ第三のビール市場に参入している他、韓国企業が製造する「プライムドラフト」なども日本国内で発売されている。
だいさん‐の‐ビール【第三のビール】
第三のビール
第三のビール(過去)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:35 UTC 版)
麦風(ばくふう)(麦芽100%ビールを麦焼酎で割ったビール風味アルコール飲料。小売価格が既存の発泡酒の小売価格とほとんど変わらなかったため1年足らずで販売終了。ちなみにこれの源流にあたるのが後述の「ビーハイ」である) キレ味 生(ビール風味アルコール飲料。主原料に麦芽を含む麦(大麦、小麦)の代わりにとうもろこしを用いる。後発の「ジョッキ 生」シリーズに取って代わられた) ジョッキ のみごたえ辛口 生(2010年2月2日のリニューアル時にジョッキ 生 から名称変更するも、結局2011年2月15日のリニューアルで名称を戻す) ジョッキ 生8(エイト)クリアストロング 「ジョッキ 生」シリーズの限定商品(ジョッキ生の通年販売品は、現在の爽快辛口を含め、すべてその他の醸造酒だが、限定商品はすべてリキュール)「ジョッキ 黒」(黒ビールタイプ) 「ジョッキ 淡旨(あわうま)」(小麦麦芽使用) 「ジョッキ 夏辛(なつから)」(ビターホップ使用の辛口タイプ) 「ジョッキ 濃旨(こいうま)」(ロースト麦芽使用) 「ジョッキ 春旨(はるうま)」(カスケードホップ使用) 「ジョッキ 芳醇(ほうじゅん)」(ロースト麦芽入り) 「ジョッキ 爽潤(そうじゅん)」(カスケードホップ使用) 「冬道楽」(2008年11月11日 - 冬季限定)(発泡酒時代の同名商品はまろやかさを特徴としていたが、こちらは糖質オフですっきり味だった) スーパーブルー スーパーブルーダイナミック - イオングループ限定発売 スーパーブルーエクストラクリア- 2011年発売。近畿限定テスト販売。韓国OBビールで製造。 ザ・ストレート- 2009年4月発売。アルコール度数6%で、しっかりした飲みごたえとぐっと来る喉越しを実現していた。 トップバリュ 麦の薫り - イオングループ限定発売(2009年12月 生産終了) リラックス - 2010年3月発売。糖質ゼロ・プリン体70%カット(発泡酒ベースの当社「リキュール(発泡性)(1)」比)しつつ、7種類のホップを使用し、香りと豊かなコクが特徴。2010年8月11日にリニューアルし、商品名を「7種のホップ リラックス」に変更。2011年3月製造終了。 ストーンズバー〈ローリングホップ〉2012年(平成24年)6月19日発売。リキュール(発泡性)(1)。アルコール分4%。ローリング・ストーンズとのタイアップ商品で、爽やかな柑橘系の香りが特徴のホップを使用し、苦味を抑えたすっきりとした味わいに仕上げた。料飲店向けに350ml瓶も発売されたが、売り上げは目標の半分にとどまり、2012年9月に製造終了。 絹の贅沢2010年(平成22年)4月20日限定発売。2011年(平成23年)9月13日通年発売。リキュール(発泡性)(1)。アルコール分5%(限定発売時は6%)。アロマホップ100%で、磨き麦(麦の殻を取り除いたものを磨き上げた、精白大麦)を副原料の一部に使用し、熟成期間の基準を3割(限定発売時は5割)長く設定することで、絹のように滑らかな味わいと、アロマホップの華やかな香りを実現した。なめらかな絹をイメージした白をベースカラーに、金色の麦の穂を描くことで、上品で豊かな味わいを表現し、2012年3月6日のリニューアルでは、まゆ玉をモチーフにした輪を施し、いっそう上質感のあるデザインに変更した。京都ビール工場で製造(通年販売化後は利根川ビール工場でも製造)。2011年4月5日より、通年商品として内容量を330mlから350mlに変更し発売を開始する予定であったが、東日本大震災の影響により発売日は4月26日に繰り下げた上で、数量限定品としての発売となった。その後、生産体制が整ったとして同年9月13日に500ml缶を追加して通年発売。2012年3月6日のリニューアル(アロマホップの配合バランスを見直すことで、いっそう華やかな香りを実現)より再び内容量を330mlに変更した(ロング缶は500mlのまま変更なし)が、その後は売り上げが減少し、2013年2月製造終了。 CARAMEL BROWN(カラメル ブラウン)2012年(平成24年)11月27日発売の数量限定品。リキュール(発泡性)(1)。アルコール分5%。欧州産カラメル麦芽を一部使用することにより実現した甘やかな香りと豊かなコクに、北米産ビターホップ100%使用によるほろ苦さが調和した上質な味わいが特長。 グラン ドライ2013年(平成25年)3月26日発売。リキュール(発泡性)(1)。アルコール分5%。炭酸ガス圧を当社ビール類史上最高レベルに高めるとともに、濃色麦芽を一部使用し高温で仕込むことで、強い刺激と飲みごたえを、ホップの香りと苦味を絶妙なバランスで効かせることで、キレのよい後口を実現したドライタイプの商品。マグナムドライの実質的な後継製品であった。
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第三のビール(新ジャンル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:11 UTC 版)
「サッポロビール」の記事における「第三のビール(新ジャンル)」の解説
サッポロ ドラフトワン麦芽も麦も一切使わず、えんどう豆から抽出した『エンドウたんぱく』を麦芽の代わりに使用したビールテイストの新アルコール飲料。新ジャンルの業界第1号製品である。『その他の醸造酒(発泡性)①』に分類する。 2010年3月のリニューアルからは製造効率の改善により実現したコスト削減により、他の新ジャンルよりも安価な価格を実現させた。 2012年3月ブラッシュアップ。 詳細は「サッポロ ドラフトワン」を参照 サッポロ 麦とホップ The gold旧称は『サッポロ 麦とホップ』。『リキュール(発泡性)①』に分類。その名の通り原料は麦(麦芽、大麦)とホップのみにこだわり『ビールと間違えるうまさ』を提供中。 2010年1月のリニューアルからはドイツ産アロマホップを一部使用し香りの良さも向上した。 2011年1月のリニューアルでは、泡持ちを改善し、新ジャンル特有の臭みを軽減した。 2012年1月25日のリニューアルでは、チェコ産ファインアロマホップを一部使用し、より雑味のないあと味に改善する。 「私には、ビールです。」や「ますますビールと間違えるほどのうまさ。」というフレーズを広告に入れているためか、「本製品はビールではありません」という注意書きも広告などに書かれている。 2014年2月4日に大幅刷新を行い、商品名を『サッポロ 麦とホップ The gold』に変更。「リッチゴールド麦芽」と「ゴールデンアロマホップ」を使用する。 サッポロ 麦とホップ〈黒〉2012年3月28日発売。本格的な黒ビールが持つ、コクと苦味を新ジャンルで実現した。2010年4月 - 5月に実施したキャンペーンでプレゼントした商品だが、好評だったため2011年10月26日より限定発売。再発売の望む声に応え通年販売となった。 サッポロ 麦と東北ホップ2011年9月7日より限定発売。東北産ホップを100%使用し、苦味と爽やかさを強めた。2010年7月14日に東北6県(青森県・岩手県・秋田県・山形県・宮城県・福島県)限定発売を行い、2011年は東日本大震災の復興支援を目的に、全国販売となった。2012年以降は東北限定で夏期に発売されている。 サッポロ 麦とホップ Platinum Clear2016年5月31日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。「麦とホップ」シリーズの新提案品で、クリアで爽快な味わいを実現した。 サッポロ アイスラガー2010年6月23日・2011年7月20日発売。夏季限定。アルコール度数5%。『リキュール(発泡性)①』に分類。氷点下で熟成させる「氷点熟成製法」を採用。さらに2011年版では、炭酸ガス圧をより高めた。 2012年版は6月20日発売、アルコール度数が7%に引き上げられ、名称も『アイスラガーセブン』に変更された。 サッポロ 金のオフ2011年9月21日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。糖質70%オフ、プリン体50%オフで、「オフの贅沢」の実質的な後継商品。麦芽はヨーロッパ・北アメリカ・オーストラリアの3大陸から厳選したものを、ホップの一部はチェコ産のファインアロマホップを使用している。 サッポロ 大地のZERO2012年4月11日発売。北海道限定商品。『リキュール(発泡性)①』に分類。原料に北海道産大麦麦芽を使用。一部に希少な富良野産ホップを使用した、すっきりとした味わいの糖質ゼロの新ジャンル。 サッポロ ホップ畑の香り2011年5月18日発売。数量限定。『リキュール(発泡性)①』に分類。「フレッシュアロマ製法」により摘み立て生ホップの香りを再現し、原料の一部に「フラノビューティ」と呼ばれる希少なホップも使用している。2012年も5月16日より発売。 サッポロ 麦&レモン2012年4月18日発売。沖縄県限定商品。期間限定。『リキュール(発泡性)①』に分類。ポッカコーポレーション(現・ポッカサッポロフード&ビバレッジ)との共同開発で、原料にレモン果汁を加えている。 サッポロ 北海道PREMIUM2012年7月11日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。北海道産大麦麦芽と、希少な富良野産ホップを一部使用。2013年3月6日に富良野産ホップの使用率を高め、パッケージと共にリニューアルされた。 サッポロ 富良野の秋2013年8月21日発売。数量限定。『リキュール(発泡性)①』に分類。独自に開発したオリジナル品種のホップ、「フラノベータ」を使用。これは世界でたった1軒の生産者により、上富良野で栽培されている。 サッポロ ホワイトベルグ2014年5月13日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。ベルギーのホワイトビールの製法に習い、ベルギー産麦芽・小麦麦芽等を原料に使用している。 サッポロ グリーンアロマ2015年3月10日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。原料にホップ・オレンジピール・コリアンダーシードの「ボタニカル素材」を使用し、この3種に含まれている香り成分「リナロール」によるリラックスできる香りを特徴としている。 サッポロ -0℃(マイナスレイド)2015年7月7日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。氷点下の-0℃で熟成することで雑味を抑え、超高発酵によってシャープな喉ごしとキレを実現させていることを特長としている。 サッポロ 本格辛口〈REAL DRY〉2019年4月2日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。アルコール度数5%。「サッポロビール新ジャンル史上最強炭酸」を謳い、同社新ジャンル商品より113%炭酸をアップさせた。しかし発売当初から販売不振だったため、発売から1年足らずで終売となった。 サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)2020年2月4日発売。『リキュール(発泡性)①』に分類。上記の『サッポロ本格辛口』の事実上の後継商品にあたる。アルコール度数5%。同社の技術と信念をつぎ込んだビール風新ジャンル商品であり、「サッポロ生ビール 黒ラベル」に採用している「旨さ長持ち麦芽」、および「ヱビスビール(オリジナル)」に採用している「ドイツ・バイエルン産アロマホップ」がそれぞれ採用されたほか、さらにこれらビールの仕込方法である「ダブルデコクション法」が採用され、同社がこれまで手掛けてきたビール風新ジャンル商品に存在しない、力強く飲み飽きない旨さを実現した。
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