埋蔵量(まいぞうりょう)
埋蔵量には原始埋蔵量と可採埋蔵量の2つがあります原始埋蔵量はその油田に存在する総量をいい、可採埋蔵量とは原始埋蔵量のうち、技術的、経済的に生産可能な量を指します。可採埋蔵量はさらに各程度の高い順に、確認埋蔵量、推定埋蔵量、予定埋蔵量に分かれます。埋蔵量
【英】: reserves
同義語: 鉱量
鉱量
埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:59 UTC 版)
2016年末の世界の天然ガスの確認可採埋蔵量は約187兆立方メートルといわれており、地域別には中東が一番多く、ヨーロッパ及び旧ソ連、アジア太平洋地域などがそれに続く。なお東京ガスは輸入する天然ガスの大半をマレーシア、オーストラリアから輸入している。今後採鉱が盛んになることで、確認可採埋蔵量の増加が期待されている。BP統計2016年版では確認可採埋蔵量は約190兆立方メートルという報告がなされた(可採年数は53年)。 日本では、関東地方だけでも埋蔵量は4千億立方メートル以上あると推定され、埼玉・東京・神奈川・茨城・千葉の一都四県にまたがる地域で南関東ガス田を形成している。しかし、東京の直下にあるため多くの地域で採掘は厳しく規制されており、房総半島でわずかに採掘されているのみである。東京都や千葉県では、南関東ガス田から自然放出される天然ガスによる事故がたびたび起きている。 日本の東部南海トラフにはメタンハイドレートが約40兆立方フィートあると推定されている。深海底に存在するメタンハイドレートは、採掘技術が確立されていないため、2008年現時点では未利用資源に留まっている。このため、今日の日本では原油同様に可採埋蔵量としてはごく限られているのが実情である。
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埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:49 UTC 版)
銅は少なくとも一万年前から人類によって利用されてきたが、これまでに採掘、製錬された全ての銅の95 %以上は1900年以降に抽出されたものである。アメリカ地質調査所の2005年版Mineral Commodity Summariesを元にした経済産業省東北経済産業局の報告書によれば、地球上の銅の確認埋蔵量はおよそ9億4000万トン、可産鉱量はおよそ4億7000万トンである。また、2011年版Mineral Commodity Summariesでは可産鉱量は6億9000万トンに増加しており、国別ではチリの1億9000万トンが最も多く全体の28 %を占めており、2位のペルーが9000万トン(13 %)とそれに続いている。鉱業的に利用可能な銅の可産年数の様々な推定データは、銅生産量の成長率などの主な要素の仮定によって25年から60年の間で変動し、2005年のデータを元に単純に可産鉱量を年間生産量で割り可産年数を算出すると32年となる。そのため、銅は2040年頃に枯渇すると言われることがある。 2011年 銅可産埋蔵量順位国世界の銅埋蔵量(2011年)(万トン)割合1 チリ 19000 28 % 2 ペルー 9000 13 % 3 オーストラリア 8600 12 % 4 メキシコ 3800 6 % 5 アメリカ合衆国 3500 5 % 6 中華人民共和国 3000 4 % 7 ロシア 3000 4 % 8 インドネシア 2800 4 % 9 ポーランド 2600 4 % 10 コンゴ民主共和国 2000 3 % 11 ザンビア 2000 3 % 12 カナダ 700 1 % 13 カザフスタン 700 1 % 出典: U.S. Geological Survey, Mineral Commodity Summaries, January 2012
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埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:18 UTC 版)
2013年のアメリカ合衆国エネルギー省の発表では、世界における埋蔵量は以下のように推定されている。在来型原油の開発が優先されているため、よく知られていない国家が相当ある。 1位 ロシア 750億バレル 2位 アメリカ合衆国 480~580億バレル 3位 中華人民共和国 320億バレル 4位 アルゼンチン 270億バレル 5位 リビア 260億バレル 6位 ベネズエラ 130億バレル 7位 メキシコ 130億バレル 8位 パキスタン、カナダ 各90億バレル 10位 インドネシア 80億バレル
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埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 00:40 UTC 版)
二酸化ケイ素(シリカ)は石英、珪砂、珪石などの形で産出する。天然の石英の資源量には限りがあるが、工業的には代わりに人工石英がもちいられる。珪砂や珪石の資源量は非常に潤沢であり、工業用の純度の高いものも世界中に広く分布する。 成熟した砂漠の砂にも多く含まれる。 詳細は「砂漠#砂の組成」を参照
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埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:29 UTC 版)
海底資源の種別は、一般的に(1)海底石油・ガス(石油・天然ガス)、(2)熱水鉱床(金・銀・銅・亜鉛・鉛)、(3)ガスハイドレート(主にメタン)、(4)マンガン団塊(鉄・マンガン団塊、コバルト・リッチ・クラスト)に分けられている。日本近海には、海底熱水鉱床、コバルト・リッチ・クラスト、メタンハイドレートに含まれる鉱物資源が豊富に存在しており、300兆円相当の製品価値があるとされている。 推定賦存量回収想定量製品価値(2005年〜2007年の平均相場による試算)海底熱水鉱床7.5億トン(約200ヵ所) 4.5億トン メタル量:1.7億トン地金価値:80兆円相当 コバルト・リッチ・クラスト24億トン(約5万km2) 11億トン メタル量:2.2億トン地金価値:100兆円相当 メタンハイドレート12.6兆m3(約5万km2) 4.1兆m3 メタンガス:120兆円相当(LNG熱量等価換算)
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埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 15:14 UTC 版)
詳細は「en:Oil shale reserves」を参照 オイルシェールに含まれる有機物は淡水湖の藻類が多いとされている。そのため、油田地帯よりも炭田地帯に多く産する。 一部の評論家やアメリカ地質調査所は、オイルシェールの資源量 (resources) と埋蔵量 (reserves) とを区別している。「資源量」は埋蔵されるすべてのオイルシェール、「埋蔵量」はそのうち現在の技術で油分を抽出可能なオイルシェールと定義されている。抽出技術は年々進歩しているため、オイルシェールから抽出できる油の量はあくまでも推定でしかない。オイルシェールは多くの国に埋蔵されているが、そのうち商業利用可能な規模のものを有するのは33か国に留まっている。調査が十分行われているのがアメリカ合衆国西部のグリーンリバー鉱床、オーストラリアのクイーンズランド鉱床、スウェーデン、エストニアの鉱脈、ヨルダンのEl-Lajjun鉱床、フランス、ドイツ、ブラジル、中国、ロシアの鉱脈である。これらの鉱床から得られるオイルシェール1トンにつき、40リットルのシェール油が取れると予想されている。 2005年の全世界のオイルシェールの推定埋蔵量は、2兆8000億~3兆3000億バレル(520km3)である。これは、2007年1月1日現在、1.317兆バレル (209.4×10^9 m3)といわれている原油埋蔵量を上回る。世界最大の埋蔵量を誇るのはアメリカ合衆国のコロラド、ユタ、ワイオミングにわたって存在するグリーンリバー層である。この地域の約70%は合衆国政府の所有または管理の土地である。アメリカ合衆国内の埋蔵量は世界の62%に相当し、これにロシアとブラジルを加えると86%に達する。ただしこれは暫定値であり、まだ発見されていない、あるいは十分に調査されていないオイルシェールの鉱床が存在する可能性もある。
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埋蔵量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 15:06 UTC 版)
現在の技術で、経済的に採取できる埋蔵量を確認埋蔵量と呼ぶ。技術の進歩や石油価格の上昇などによる損益分岐点の変動が起こると、確認埋蔵量が増える。したがって、確認埋蔵量は新しい油田の発見がなくても変化する。ある時点における確認埋蔵量をその時点における年間消費量で割った値を可採年数と呼ぶ。2003年時点での確認埋蔵量は全世界で190 GL。地域分布は偏っており、アジア、特に中東地域が56.5%を占める。ついで北米の17.9%、ヨーロッパと南アメリカ大陸の8.0%である。埋蔵量と産出量を比較すると、カナダ、イラク、アラブ首長国連邦など埋蔵量が上位10位に入りながら、産出量が比較的低い国が確認できる。
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