メタンハイドレートとは?

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メタンハイドレート [7] 【methane hydrate】

天然ガス主成分であるメタン低温高圧下でに溶け込みシャーベット状になったもの。シベリア・アラスカなどの永久凍土地帯大陸周辺深海底埋蔵しているとみられ,天然ガス資源として有望視されている。

メタンハイドレート

英語:methane hydrate

水の分子天然メタンガス取り込まれた物質シャーベット状の固体であることが多く、「燃える氷」の異名を持つ。

メタンハイドレートは燃焼しやすく、燃焼後には有害物質を出さない、二酸化炭素排出量も化石燃料半分以下である、といった特徴があり、従来石油石炭替わる新たな天然ガス資源として注目されている

日本近海海底には世界有数埋蔵量を持つメタンハイドレートの埋蔵域があると推定されている。
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構JOGMEC)は2012年2月に、メタンハイドレートを掘削天然ガス産出する取り組み開始すると発表した。

関連サイト
メタンハイドレート - J NEWS WEBJOGMEC 資源情報館)
2012年02月02日更新

メタンハイドレート(めたんはいどれーと)(methane hydrate)

メタン水分子結合による次世代エネルギー資源

メタン分子低温かつ高圧の状態で水分子化合してできるゼリー状または粉雪状の化学物質のこと。石油石炭といった従来化石燃料代わる次世代エネルギー資源として期待されている。

メタンハイドレートは、水和物として燃えやすいメタンガス閉じ込められているため、「燃える氷」と呼ばれることがあるメタン自体は非常に強い温室効果ガスだが、燃焼後には二酸化炭素が残るだけなので、環境への負荷が低いと考えられている。

プランクトン死骸などが堆積する海底では、低温かつ高圧の状態が実現することから、自然にメタンハイドレートを生み出している。日本近海には、このようにしてできたメタンハイドレートが広く分布していると推定されている。

経済産業省2001年メタンハイドレート開発計画策定し、エネルギー資源としての実用化推進している。東京大学海洋研究開発機構などの研究チーム20日、新潟県上越市沖の日本海海底深部にメタンハイドレートが深さ100メートル柱状存在していると発表した。

(2006.02.22掲載


メタンハイドレート

メタンハイドレート 「日本将来、『資源大国』になる」。夢のような話ですが、決してあり得ないことではありません。2009年に入って新しエネルギー資源「メタンハイドレート」への関心が高まっています。1月1日二階経済産業大臣年頭所感で「日本近海に眠るメタンハイドレートの商業生産に向けた技術開発尽力していく」と述べました。現在、石油石炭などの化石燃料代わる次世代エネルギーとして官民開発が進められているのです。
 メタンハイドレートは、天然ガス主成分であるメタン水分子取り込まれ結晶化したシャーベット状の固体物質で「燃える氷」と言われています。低温高圧下の永久凍土深海底埋蔵されており、日本近海では南海トラフ北海道新潟県沖、南西諸島存在することが確認されています。その埋蔵量推定7.4兆立方メートル経産省メタンハイドレート開発計画」より)で、日本の天ガス使用量約100年分、世界最大規模と言われています。
 ただ、メタンハイドレートからメタン低コスト生産回収)する技術ハードルには高いものがあります石油ガスようにく上げることができず、大規模掘削生産設備が必要になり、深海場合はさらにコスト膨らみます。政府は、メタンハイドレートなど日本周辺鉱物資源本格的埋蔵量調査などを18年度までに行う「海洋エネルギー鉱物資源開発計画」を4月から実施に移す予定です。日本近海詳細埋蔵量調べるほか、商業ベース乗せるための掘削生産技術開発などにも取り組むとしています。 
 石油天然ガス・金属鉱物資源機構JOGMEC)は083月国際プロジェクトに加わり、カナダ北西部永久凍土地下1100メートルからメタンガス世界初め連続生産することに成功したと発表しました。メタンハイドレート資源化への道を切り開いた快挙と言えるでしょう
 民間企業早くからメタンハイドレートに着目技術開発取り組んでいます。特許庁によると、世界のメタンハイドレート回収技術に関する特許出願件数占め日本シェア46%でトップ。2位の米国32%)を大きく引き離しています。三菱レイヨン三菱重工業大成建設三井造船鹿島建設などが上位に名を連ねています。
 政府民間企業取り組みにより商業化が進めば、日本世界有数の「資源大国」に躍り出る可能性あります

(掲載日:2009/01/27)

メタンハイドレート

低温高圧条件下で、水分子メタン分子天然ガス)が取り込まれ、シャーベットになっているもの。非在来型の化石燃料として将来実用化期待されている。また、我が国周辺南海トラフ等にも、相当量賦存見込まれており、新たな国産エネルギー資源になりうるとして期待されている。

メタンハイドレート

英語 methane hydrates

水深500m以深の海底上層に埋まっていメタンガスが、水の分子取り込まれたシャーベット状の固体をいう。化学的にはメタン水和物で、水分子のつくる籠状の構造中にメタン分子閉じ込められている。全世界深海底上層部シャーベット状の固体存在し、地表ではメタン分解する。埋蔵量膨大で、現在の化石燃料の2倍に達するとの推定発表されている。メタンハイドレートの取り扱い難しく近年研究開始されたばかりであり、深海底からの採掘法を含めて今後技術開発不可欠であるが、超長期的次世代エネルギー資源として着目されている。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

メタンハイドレート

読み方:メタンハイドレート
【英】:Methane hydrate

メタンハイドレートとは、天然ガス主成分であるメタン構成された固体結晶水分子ガス低温高圧四つ条件がそろうとかご構造生成し、メタンハイドレートはそのかご構造中にメタン分子を含んだもの。火を近づけると、に囲まれていたメタン燃えが残る。地球上でメタンハイドレートは低温高圧海底永久凍土地下100メートルといった限られた環境下でしか存在しない
石油石炭比べ燃焼時のCO2排出量は約半分と言われ、地球温暖化対策に有効な新エネルギー期待されている。
■ 関連技術

メタン・ハイドレート

読み方めたん はいどれーと
【英】: methane hydrate

1. 資源
一定数の水分子水素結合により形成する籠(ケージ)状の格子のなかにメタン分子取り込んだ包摂物。
理想的には水分子 46 個にメタン分子 8 個が取り込まれる。自然界で、メタンとのこのような形での結合が起こるのは、地中での有機物分解メタン発生しているという条件のほかに、低温高圧環境が必要である。永久凍土帯および水深 500 ~ 1,000m の海底下で、いずれも地下数十数百メートル比較的浅いところでその存在が知られている。海底下のメタン・ハイドレート層の存在は、地震探査による BSR海底擬似反射面)の存在から推定される。日本周辺海域では熊野灘土佐湾沖合北海道襟裳岬沖合オホーツク海知床半島沖合等で BSR存在確認されており、南海トラフ付近経済産業省2000 年2003 年に行ったボーリングによっても実際のメタン・ハイドレート試料採取成功している。メタン・ハイドレートを天然ガス資源として利用するためには、安価に、大量に、安全に採掘するための技術開発が必要である。
水分子メタン分子46:8 の場合、1 m3 のメタン・ハイドレートが溶けるメタンガス 172 m3 0.82 m3 とになる。すなわち、メタンハイドレートとなった場合には 172 分の 1 に容積圧縮される。この性質利用して、メタンハイドレート化して輸送しようという研究もなされている。(→英国熱量単位

主文献『天然ガス新世紀』(2003)、『燃える氷 メタンハイドレート』(2004
齊藤 隆2006 年 3 月

2. 利用
メタン水分子による包接物。
メタンハイドレートは、水の結晶のなかにメタン分子入り込みクラスレート化合物三次元分子結晶隙間に他の分子一定比で閉じ込められたもの)を生成したものである。
スタッケルバーグ(Stackelberg)らの X 線回折測定により、図のように水分子構成する籠型構造のなかにメタン分子取り込まれた結晶単位胞構造をとることがわかっている。ハイドレートはその単位胞大きさによりいくつか分類されるが、メタンハイドレートは、I型構造呼ばれる単位胞大きさ12 オングストローム構造をとり、8 個のメタン分子46 個の水分子閉じ込めている。つまり、分子式は、CH4・5.75 H2O となるため、理論的には 13水分子2163メタンガス閉じ込めることができる。
このメタンハイドレートは、高圧低温で氷状の固体物質として、海中地中天然存在する。その由来は、天然ガス同様の生物起源ガスか、もしくは熱分解ガス考えられており、一定の条件下で世界中にその存在認められている。
日本周辺では、四国沖オホーツク沖、南海トラフ等に、天然ガスわが国年間消費量の約 100 年分が存在していると推定されている。現在は次世代化石エネルギーとして脚光を浴びているが、1930 年代には、天然ガス輸送配管等において閉塞起こす原因が、水の存在により生成するガスハイドレートよるもの判明し、メタノール注入などでそれを防止していた。
1960 年代になって、永久凍土中に天然ガスハイドレート堆積層が発見された。
1970 年代には海洋において石油天然ガス採掘のために音波探査頻繁に用いられるようになったが、この音波探査において、海底面のさらに下に海底面があるような反射波観測された。これを海底擬似反射面 BSR と呼ぶが、この海底擬似反射面の上部にメタンハイドレート層、下部ガス層があるケース判明し、この後世各地でメタンハイドレート層の探査活動はより活発化した。
現在では上述のように世界各国次世代エネルギーとして研究開発対象となっており、1991 年にはチリ沖で初め意図的海底擬似反射面掘削され、1996 年にはアメリカオレゴン州の 100km 沖の水深 785m で初めてそのサンプル採取された。また、石油公団は、2002 年にはカナダ北西マリックMallik)井で減圧法、熱刺激法(温水循環法)により、初め連続的にハイドレードメタンを採取した。日本国内では、メタンハイドレート層の存在有無地層形状推定目的としたコアサンプルの採取のため、2004 年熊野灘初め基礎試錘を実施した。現在の技術では、低コストでの大量採取は非常に困難であるが、各国・各企業がその生産採取に向け、鋭意取り組んでいる。

江波戸 邦彦、2006 年 3 月

図 メタンハイドレートの構造
図 メタンハイドレートの構造

メタンハイドレート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/18 01:12 UTC 版)

メタンハイドレート: methane hydrate)とは、低温かつ高圧の条件下でメタン分子分子に囲まれた、状の結晶構造をもつ包接水和物固体である[1]。およその比重0.9 g/cm3であり、堆積物に固着して海底に大量に埋蔵されている[2]。メタンは、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分であるため、地球温暖化対策としても有効な新エネルギー源であるとされる(天然ガスも参照。)が、メタンハイドレートについては現時点では商業化されていない。化石燃料の一種であるため、再生可能エネルギーには含まれない。メタン水和物とも。


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