鉱床とは? わかりやすく解説

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こう‐しょう〔クワウシヤウ〕【鉱床】

読み方:こうしょう

地殻の中で、有用鉱物金属非金属)や石油・天然ガスなどの流体凝集した集合体で、採掘して採算のとれるもの。


鉱床

読み方こうしょう
【英】: deposit

地殻構成する岩石の中で特定の鉱物または化学成分通常の含有量はるかに超えて濃集し、特殊な集合体形成している部分
鉱床の分類はいろいろあり、経済的観点からは採収対象物質より金属・非金属燃料鉱床など、鉱業技術観点からは鉱体の形態により、鉱脈層状鉱染塊状鉱床などに、また、産状あるいは成因型式という観点からは火成変成堆積たいせき}鉱床などに大別される地下岩石経済的に採収し得る量の石油炭化水素集積しているものを石油鉱床広義)といい、液体炭化水素主体となる石油鉱床狭義)と天然ガス主体となるガス鉱床に分けられる。鉱床は通常の岩石比べ顕著な物性差異を示すことが多いので、直接あるいは間接にその存在推定するためにいろいろな物理探鉱法が利用される

鉱床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 21:22 UTC 版)

鉱床(こうしょう、deposit、ore deposit[1]、mineral deposit[1])とは、資源として利用できる元素石油天然ガスなどが濃縮している場所で、採掘して採算が取れるものを指す[2]


  1. ^ a b 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2全国書誌番号:84047938
  2. ^ 鉱床”. デジタル大辞泉. 2021年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月26日閲覧。


「鉱床」の続きの解説一覧

鉱床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/09 02:26 UTC 版)

竜昇殿鉱山」の記事における「鉱床」の解説

層状鉱染型鉱床で、主要鉱床は4か所存在した。主要な鉱石辰砂であり、少量自然水銀付随していた。

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鉱床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/03 16:10 UTC 版)

佐々連鉱山」の記事における「鉱床」の解説

三波川結晶片岩帯に属し、富郷・三縄小歩危各層分布しており、緑色片岩珪質片岩泥質片岩砂質片岩主な構成岩石としている。

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鉱床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/28 16:02 UTC 版)

タンコ鉱山」の記事における「鉱床」の解説

タンコ鉱山ポルックス石((Cs,Na)2Al2Si4O12·2H2O)鉱床は既知ポルックス石鉱床として最大のものであり、その埋蔵量35トン見積もられている。これは既知資源量2/3占める量である。世界年間消費量およそ3kg/年と予測されているので、タンコ鉱山埋蔵量世界年間消費量のおよそ2000から3000年分に相当する。その鉱体は長さ1400メートル、幅600メートル深さ100メートルにおよぶ。ポルックス石はおよそ24%のCs2O含有している。バーニック湖ペグマタイト数十年間渡って世界セシウム需要満たしてきた。

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鉱床

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 18:48 UTC 版)

朝鮮民主主義人民共和国の鉱業」の記事における「鉱床」の解説

朝鮮半島では「北の鉱工業、南の農業」という言葉がかつてあったほど、金などをはじめ北部山岳地帯様々な鉱物採掘されてきた。大韓商工会議所2007年出した報告書によればマグネサイトタングステンモリブデン黒鉛蛍石など7種類鉱物埋蔵量世界トップ10に入る。同年までに把握されている北朝鮮鉱山は約760か所であり、そのうち30%が炭鉱である。同国地下資源200種類以上に達し経済的価値有する鉱物だけでも140種類超えると見られる北朝鮮における鉱床は、生成時期別に以下のようなものがある。 先カンブリア時代ニッケル 原生代 - 古生代マンガン 三畳紀 - 新第三紀:金、銀、、鉛、亜鉛モリブデンタングステンニッケルコバルトマンガンアンチモン 第四紀砂金 また、無煙炭古生代の、褐炭新生代第三紀地層に、それぞれ存在している。黄海堆積盆地には石油埋蔵していると見られるが、大規模な商業採掘には至っていない。

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鉱床

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 07:42 UTC 版)

名詞

こうしょう

  1. 工業的、商業的に採掘可能な程度規模品位を持つ鉱石産出する場所

翻訳


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