コバルト【cobalt】
コバルト(Co)
コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 04:33 UTC 版)
コバルト(英: cobalt [ˈkoʊbɒlt]、羅: cobaltum)は、原子番号27の元素である。元素記号はCo。純粋なものは銀白色の金属である。常温で安定な結晶構造は六方最密充填構造 (hcp) で、420 °C以上で面心立方構造 (fcc) に転移する。鉄族元素のひとつであり、強磁性体である。鉄より酸化されにくく、酸や塩基にも強い。キュリー点は1150 °C。
注釈
出典
- ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン. pp. 1117–1119. ISBN 978-0-08-037941-8。
- ^ 桜井弘『元素111の新知識』講談社、1998年、151頁。ISBN 4-06-257192-7。
- ^ 「Mineral Commodity Summaries 2012[1]」p47、USGS
- ^ Cobalt Statistics and Information, U.S. Geological Survey, (2018)
- ^ Hon, Tracy; Jansson, Johanna; Shelton, Garth; Liu, Haifang; Burke, Christopher; Kiala, Carine (January 2010). "Evaluating China's FOCAC commitments to Africa and mapping the way ahead" . Centre for Chinese Studies, Stellenbosch University.
- ^ “世界のバッテリー支配狙う中国、コバルト供給牛耳る”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2018年2月13日). 2018年6月26日閲覧。
- ^ “コンゴ民主共和国:巨大企業 コバルト採掘での児童労働問題を放置”. アムネスティ (2017年11月29日). 2018年6月26日閲覧。
- ^ “コンゴ民主共和国:スマートフォンの裏に児童労働”. アムネスティ (2016年1月25日). 2018年6月26日閲覧。
- ^ “コバルト(Co)〜銀を食らう山の精コボルト、印象派の画家たちも愛した青い元素〜”. 高純度化学研究所 (2018年6月25日). 2019年12月9日閲覧。
- ^ “テスラ、中国EVにコバルト使わない電池”. 日本経済新聞 (2020年6月12日). 2020年12月3日閲覧。
- ^ “フランスがガソリン車の販売を禁止する真の理由”. 日経ビジネス (2017年7月27日). 2020年12月3日閲覧。
- ^ “政府、2030年代半ばにガソリン車新車販売禁止へ 欧米中の動きに対抗”. 毎日新聞 (2020年12月3日). 2020年12月3日閲覧。
コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 02:40 UTC 版)
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コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)
コバルトは一部の植物において有用である。マメ科植物において、根粒菌(窒素固定細菌)との共生による窒素固定に要求される。コバルトが不足すると根粒菌のタンパク質合成が阻害される。コバルト要求性の非マメ科植物がコバルトを何に利用しているかは判明していない。
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コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:09 UTC 版)
ポルフィリンに似た環状化合物であるコリン環の中心に結合してビタミンB12を作る。
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コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/10 03:20 UTC 版)
カーネリアンに言い寄る一座のメンバー。遊び人ゆえに、ナイルに警戒される。
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コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:32 UTC 版)
「宇宙刑事ギャバン 黒き英雄」の記事における「コバルト」の解説
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コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:28 UTC 版)
リチウムイオン二次電池におけるレアメタルとは主に正極材料に使われているコバルトである。2009年(平成21年)地点でリチウムイオン二次電池のリサイクルで取り出されているのはコバルトのみであり、リチウムは分離技術も経済性もなく、全くリサイクルされていない。リチウムイオン二次電池のコストの7割はコバルト代だといわれている。現在、ニッケル、マンガン、リン酸鉄などの正極材料が開発中であり、コバルトを使わないリチウムイオン二次電池を実用化しつつある。
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コバルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:25 UTC 版)
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険- の登場人物」の記事における「コバルト」の解説
『勇者アバンと獄炎の魔王』第7話に登場。往時の騎士団長。ホルキンスの父親で、ロカの師匠。ロカに騎士団長の座を渡そうと考え、カール騎士団伝統の一撃として豪破一刀を伝えていた。
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コバルト(Cobalt)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:18 UTC 版)
「FIN7」の記事における「コバルト(Cobalt)」の解説
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コバルト
出典:『Wiktionary』 (2021/08/28 14:19 UTC 版)
名詞
コバルト
語源
発音(?)
- こ↗ばると、こ↗ば↘ると
関連語
翻訳
- アイスランド語: kóbalt (is)
- アイルランド語: cóbalt (ga)
- アストゥリアス語: cobaltu (ast) 男性
- アフリカーンス語: kobalt (af)
- アラビア語: كوبلت (ar) (kūbalt)
- アルバニア語: kobalt (sq)
- アルメニア語: կոբալտ (hy) (kobalt)
- イタリア語: cobalto (it) 男性
- インターリングア: cobalt (ia)
- ウェールズ語: cobalt (cy)
- ヴォラピュク: kobaltin (vo)
- ウクライナ語: кобальт (uk) (kóbalʹt) 男性
- ウズベク語: кобальт (uz) (kobal’t)
- 英語: cobalt (en)
- エストニア語: koobalt (et)
- エスペラント: kobalto (eo)
- オランダ語: kobalt (nl) 中性
- カザフ語: кобальт (kk) (kobalʹt)
- カシューブ語: kabalt (csb)
- カタルーニャ語: cobalt (ca) 男性
- ガリシア語: cobalto (gl) 男性
- ギリシア語: κοβάλτιο (el) (kováltio) 中性
- グルジア語: კობალტი (ka) (kobalti)
- クロアチア語:
- コーンウォール語: cobolt (cor)
- スウェーデン語: kobolt (sv) 通性 (rarely テンプレート:g)
- スコットランド・ゲール語: còbalt (gd)
- スペイン語: cobalto (es) 男性
- スロヴァキア語: kobalt (sk)
- スロヴェニア語: kobalt (sl)
- タイ語: โคบอลต์ (th) (khōbon)
- タジク語: kobal't (tg)
- タミル語: மென்வெள்ளி (ta) (men-veLLi)
- チェコ語: kobalt (cs) 男性
- 中国語:
- 朝鮮語: 코발트 (ko) (kobalteu)
- デンマーク語: kobolt (da)
- ドイツ語: Kobalt (de) 中性
- トルコ語: kobalt (tr)
- ナヴァホ語: béésh łibáhí (nv)
- 西フリジア語: kobalt (fy)
- ノルウェー語:
- ノルウェー語(ニーノシュク): kobolt (nn) 男性
- ノルウェー語(ブークモール): kobolt (nb) 男性
- バスク語: kobaltoa (eu)
- ハンガリー語: kobalt (hu)
- ヒンディー語: केत्वातु (hi) (ketvaatu)
- フィンランド語: koboltti (fi)
- フェロー語: kobolt (fo)
- フランス語: cobalt (fr) 男性
- フリウリ語: cobalt (fur)
- ブルガリア語: кобалт (bg) (kobált) 男性
- ブルトン語: kobalt (br) 男性
- ベトナム語: coban (vi)
- ヘブライ語: קובלט (he) (qóbalt)
- ベラルーシ語: кобальт (be) (kóbalʹt) 男性
- ペルシア語: کبالت (fa) (kobâlt)
- ポーランド語: kobalt (pl) 男性
- ポルトガル語: cobalto (pt) 男性
- マオリ語: koporata (mi)
- マケドニア語: кобалт (mk) (kobalt) 男性
- マルタ語: kobalt (mt)
- マレー語: kobalt (ms)
- マン島語: cobalt (gv)
- モンゴル語: кобальт (mn) (kobal’t) 男性
- ラトヴィア語: kobalts (lv) 男性
- リトアニア語: kobaltas (lt)
- ルーマニア語: cobalt (ro) 中性
- ルクセンブルク語: Kobalt (lb)
- ロシア語: кобальт (ru) (kóbalʹt) 男性
参照
「コバルト」の例文・使い方・用例・文例
- 部屋からはコバルトブルーの海が一望できます
- 彼がコバルトブルーの海を見下ろす
- コバルト華.
- 明るいコバルトブルーの翼、尾と頭のとさかの配布されたヨーロッパのシジュウカラ
- 界が取り除かれるとき、磁場で磁化され、それらの磁気を保持する鉄(ニッケルまたはコバルト)のような物質によって示される現象
- 三葉でつる性の、コバルトブルーの花をつけるアジアとアフリカの草本
- 質量数60のコバルトの放射性同位元素
- コバルト酸化物とアルミナから本質的に成る緑がかった青顔料
- ガラスを着色する際に単斜晶の結晶性形状の水和されたコバルトひ酸塩から成って、使用されるやや赤い鉱物
- コバルトまたはニッケルを有し、タングステンをバインダーとしてベースにした合金
- 基本的にはコバルトとスズの酸化物から成る、明るい緑がかった青色の顔料
- コバルト砒化物とニッケルから成る灰色の鉱物
- コバルトを主原料とするコバルトとクロムのとても固い合金
- 塩化コバルトという化合物
- 鉄,ニッケル,コバルトの三元素
- コバルトブルーという色
- コバルト60という,コバルトの放射性同位元素
- コバルトクラストという,海底の鉱床
- 磁性体に二酸化クロムやコバルトなどを使った,テープレコーダー用のテープ
- 水素爆弾の外側をコバルトでおおった爆弾
コバルトと同じ種類の言葉
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