原子炉格納容器

デジタル大辞泉

げんしろ‐かくのうようき〔‐カクナフヨウキ〕【原子炉格納容器】

読み方：げんしろかくのうようき

原子炉の主要設備を格納する鋼鉄またはコンクリート製の施設。密閉性・耐圧性が高く、原子炉圧力容器のほか、加圧器、循環ポンプ、冷却装置などを収容する。万一、原子炉で事故が起きた場合に、放射性物質の漏洩(ろうえい)を抑える役割を果たすもので、コンクリート造りの原子炉建屋に収められている。五重の壁の第四の壁にあたる。格納容器。

原子力放射線用語

原子炉格納容器

読み方：げんしろかくのうようき
英語表記：reactor container

原子炉容器や冷却系統設備（循環ポンプ、熱交換機など）など重要な機器を覆う気密建造物。
普通、球形あるいはつりがね形の鋼鉄製または鉄筋コンクリート造で気密・耐圧になっており、原子炉の事故、原子炉冷却系の破損などの異常時の際、放射性物質が外部に放出されるのを防ぐ役目をする。

原子力防災基礎用語集

原子炉格納容器

原子炉と冷却系等など主要な原子力設備を収納する構造物で、気密、耐圧性を備えている。原子炉事故で放射性物質が原子炉圧力容器の外に漏れ出した際にこれを閉じ込めて外部に放出させない機能を有している。鋼製が主流であるが、コンクリート製のものもある。

ウィキペディア

原子炉格納容器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/10/29 06:50 UTC 版)

原子炉格納容器（げんしろかくのうようき）とは、冷却材喪失時などに圧力障壁となるとともに放射性物質の放散に対する障壁を形成するための施設。

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原子炉格納容器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/07/10 09:49 UTC 版)

「5重の壁」の記事における「原子炉格納容器」の解説

原子炉圧力容器が破損した際に、放射性物質を留め放射線を遮蔽する。