原子炉新設計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/21 09:29 UTC 版)
「ニュージェネレーション (電力会社)」の記事における「原子炉新設計画」の解説
2009年2月にエンジー(旧GDFスエズ)、イベルドローラ、SSEの合弁企業として設立された。初期の保有株式はエンジーとイベルドローラがそれぞれ37.5%、SSEが25%であった。 ニュージェンは北西イングランドのセラフィールド原子力施設の近辺に3.6GWの発電容量を持つ新原子力発電所を建設する計画を公表している。2009年10月、7000万ポンドで原子力廃止措置機関からセラフィールド周辺の土地を取得する選択権を購入した。同社は2023年に生産を開始することを目的として、2015年には最終的な投資の決定を行う予定である。ニュージェンはアレヴァのEPRとウェスティングハウスのAP1000のいずれかの建設を検討している。 2011年9月、SSEは合弁企業からの撤退を発表し、エンジー(フランス)とイベルドローラ(スペイン)がSSE分の株式を購入し、それぞれ50%の株式を保有することとなった。 2013年12月、東芝傘下のウェスティングハウスがイベルドローラの保有するニュージェンの株式を8500万ポンドで取得することで合意した。さらに東芝は過半数の株式を取得するために、同年末にエンジーとの間で保有する株式の一部(約10%)を購入することに合意した。この株式保有者の変化によって、今後建設される原子炉にはウェスティングハウスのAP1000型原子炉が選択されると考えられ、2024年の運転開始を目標としている。 2014年6月、東芝とエンジーは3基のAP1000をムーアサイドに100億ポンドの予算で建設する計画を公表した。建設は2020年開始の計画で、最初の原子炉は2024年に運転開始する目標である。ウェスティングハウスAP1000の開発責任者であるサンディ・ルプレクトは、ニュージェンの新しい最高経営責任者に就任する。最終的な投資決定は2018年に行われる見込みである。 2015年7月、ニュージェンはセラフィールド近郊の土地を購入した。これにはオプションとして200ヘクタールの土地が含まれており、価格は公開されていない。
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