リコールとは? わかりやすく解説

recall

別表記:リコール

「recall」とは、思い出す・呼び戻す回収するなどのことを意味する英語表現である。

「recall」とは・「recall」の意味

「recall」とは、(~を思い出す、思い出させる呼び戻す回収する、などを意味する表現である。現在分詞形は「recalling」と変形することができ、過去形は「recalled」となる。過去分詞形は過去形同じく「recalled」である。現在の時点における状態や行動を表す三人称単数現在形は「recalls」となる。

「recall」の品詞複数あり、動詞使われることが多いが、名詞として使われることもある。名詞としては「記憶力」や「回収」「呼び戻し」などの意味として使う。

「recall」の代表的な使い方としては、「recall A」(Aを思い出す)、「recall doing~」(~したことを思い出す)、「recall that~」(~ということを思い出す)「recall+目的語+as 補語」(~が~であることを思い出す)などが挙げられる

「recall」の発音・読み方

「recall」の発音は「リコール」であり、発音記号米国英語で「rɪkˈɔːl」となる。音節は「re・call」である。

「recall」の対義語

remember」の対義語が、忘れるという意味の「forget」であるため、類義語である「recall」の対義語も「forget」が該当する考えられる

「recall」の語源・由来

「recall」は、再びを意味するre」と、呼ぶという意味の「call」を合わせたのが語源である。

「recall」と「remember」の違い

remember」は「recall」の類義語一つである。ほぼ同じ意味で使われるため、置き換え可能なケースが多い。ただし、「recall」は過去実際に行った行動や、実際に経験した記憶などを思い出す、といった意味で使われるため、実際に行っていない動作初めての動作については使うことができない。「remember」には「思い出す」「思い起こす」「覚えている」「記憶している」などの意味があり、こちらは実際に行っていない動作についても使うことができる。例えば、「I couldn't remember to lock the windows.」(窓の鍵を閉めることを思い出せなかった)という文章は、実際に鍵を閉めていないので、「I couldn't recall to lock the windows.」とすることはできない

また、「recall」には「思い出す」「思い起こす」などの意味があるが「回収する」「撤回」などといった意味もあるため、この意味で「recall」を使う場合、「remember」に置き換えることはできないこのような点が、「recall」と「remember」の違う点である。

「recall」を含む英熟語・英語表現

「don't recall」とは


don't recall」は「覚えていない」「思い出さない」などの意味がある。思い出すという意味の「recall」に「しない」「してはならないの意味を持つ「don't」を合わせることにより、「recall」の否定文となり「覚えていない」や「思い出さない」などの意味になる。

「As I recall」とは


As I recall」は「私の記憶では」「そういえば」「確か」などの意味を持つ。

「recall precision」とは


「recall precision」は、再現精度と訳すことができるが、機械学習において、「recall」は再現率意味し、「precision」は適合率意味する再現率とは、実際にとなったもののうち、どれだけ予測できていたのかを計るのである実際に正であるものを、誤りとして予測してしまうことを避けたいときに重視される指標である。適合率とは、正と予測したもののうち、どれだけ正しかったのかを見る指標である。「recall」と「precision」は二律背反であるため、片方重視すれば片方疎かになってしまう。どちらを重要視するのか、分析内容性質によって使い分ける必要がある

「recall」に関連する用語の解説

「call recorder」とは


call recorder」とは、通話録音意味する言葉である。通話録音を行うアプリ商品の名称になっていることもある。

「recall」の使い方・例文

「recall」の使い方例文として、
・I recall what happened on that day.(あの日のことを思い出す)
I can recall the event vividly.(その出来事鮮明に思い出すことができる)
・I cannot recall that event.(私はその出来事思い出すことができない
I'm recalling him to his home country.(彼を本国召還する
Check the part number of the product subject to recall.(リコール対象になった商品品番確認する
As I recall, if you turn here, you'll reach the station.(確か、ここを曲がると駅に着く)
などのような文章挙げられる

リコール【recall】

読み方:りこーる

[名](スル)

国または地方公共団体公職にある者を、任期満了前に国民または住民意思によって罷免する制度日本では最高裁判所裁判官の国民審査地方公共団体の長議員などの解職請求などがこれにあたる直接民主制の一形態国民罷免国民解職。「市長を—する」

欠陥のある製品生産者回収し無料修理すること。

「リコール」に似た言葉

リコール(りこーる)

メーカーによる、欠陥車一斉回収

車両に何かのトラブルがあったときに、メーカー同一機種全車両を回収する制度である。運輸省保安基準満たさない欠陥車について、リコールが実施される自動車回収費・修理費ともにメーカー負担する

リコールの際には、メーカー事前に運輸大臣届け出をする。道路運送車両法では、無届のリコールを禁じている。欠陥車事実世間公表し故障による事故を防ぐためである。

利用者からクレームが来たとき、メーカーはリコールを避け傾向がある。リコールには巨額修理費用がかかる。おまけに企業イメージ悪くなる。そこで、クレームが来たときにその都度自動車修理するこうすると、全車両を回収するリコールよりもコストかからない

リコールの届け出決めた道路運送車両法では、破った場合罰則が「100万円以下の科料」である。つまり表ざたになっても、メーカー負担はそう重くない。このためか、三菱自動車以外にもスバル自動車の「リコール隠し」などが過去発覚している。

(2000.08.18更新


リコール(食品回収)


リコール

名前 Ricord

リコール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 09:04 UTC 版)

リコール(Recall)とは




「リコール」の続きの解説一覧

リコール(白魔法)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/18 16:28 UTC 版)

ヴァナ・ディールの冒険者の生活」の記事における「リコール(白魔法)」の解説

テレポ同系統の魔法だが、こちらは過去世界ワープする移動魔法事前にゲートクリスタルを入手する必要がある点もテレポと同様である。

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リコール(解職請求)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 02:19 UTC 版)

失職」の記事における「リコール(解職請求)」の解説

地方自治法76条 - 第88条規定により、当該自治体有権者3分の1上の署名集めることで首長解職請求することができる。解職請求認められる住民投票が行われ、有効投票総数過半数賛成により、首長失職する

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リコール(議会の解散請求・解職請求)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 02:19 UTC 版)

失職」の記事における「リコール(議会の解散請求解職請求)」の解説

地方自治法76条 - 第88条規定により、当該自治体有権者3分の1上の署名集めることで、議会の解散請求または、特定の議員解職請求をすることができる。請求認められる住民投票が行われ、有効投票総数過半数賛成により、議会の解散請求なら全議員失職特定の議員解職請求なら当該議員失職する

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リコール(アスベスト含有製品)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 01:57 UTC 版)

セメダイン」の記事における「リコール(アスベスト含有製品)」の解説

2004年労働安全衛生法改正により接着剤への石綿アスベスト含有率規制値厳しくなった(石綿重量1%超の製品製造禁止)が、翌年2005年に、接着剤メーカ複数社が法改正後規制値超える製品製造していることが発覚したセメダイン社は当初1998年までに全製品石綿配合全面廃止している」という主旨説明をしていたが、結局4品種(No 190、No 195、No 199業務用コンクリメントA)が該当することが判明し自主回収行なった。後に製品改良対策した。

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リコール(ビンが割れる危険性)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 01:57 UTC 版)

セメダイン」の記事における「リコール(ビン割れ危険性)」の解説

2016年に、ビン割れ危険性があるとして自主回収(リコール)を実施した対象商品は「プラモデル用 30ml」ビン入りのうちの特定日製造分(キャラクター入りの特別品)。

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リコール

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:16 UTC 版)

語源

英語 recall

名詞

リコール

  1. (行政) 選挙多数要求により公務員解職したり、議会解散させること。解散請求解職請求
  2. (法律) 製造物責任観点から、製品設計製造段階による不具合発見され場合に、メーカー輸入業者該当する製品無料回収し、修理又は補償をする制度自動車オートバイについては、道路運送車両法により義務付けられており、その他の電化製品等は、製造物責任法における予防策として実施される

「リコール」の例文・使い方・用例・文例

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