どうだん‐つつじ【▽灯▽台躑=躅/満=天=星】
どうだんつつじ (灯台躑躅)
●わが国の本州、伊豆半島以西から四国・九州に分布しています。おもに蛇紋岩地帯の山地に生え、高さは1~2メートルになります。葉は長卵形から広披針形、狭倒卵形などと変異が大きく、縁には微細な鋸歯があります。4月から5月ごろ、新葉とともに、枝先に小さなベル形の白色の花を咲かせます。名前は、枝ぶりが灯台(台座の上に一本の竿を立て、その上に油皿をのせたもの)の脚に似ていることから。「満天星」と表記されることもあります。葉の幅が広いものは「ヒロハドウダンツツジ(var. japonicus)」と呼ばれ、徳島県や高知県に分布します。
●ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木で、学名は Enkianthusperulatus。英名は Japanese enkianthus。
ドウダンツツジ
(どうだんつつじ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 21:41 UTC 版)
ドウダンツツジ(灯台躑躅[3]・満天星躑躅[3]、学名: Enkianthus perulatus)は、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。庭木や公園樹にされる。中国名は臺灣吊鐘花[1]。和名の「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っていることに由来し[4][5]、その「トウダイ」から転じたもの。満天星の表記は本種の中国語名の表記をそのまま引用し和名のドウダンツツジの読みを充てたもの。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Enkianthus perulatus (Miq.) C.K.Schneid. ドウダンツツジ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年1月2日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Enkianthus taiwanianus S.S.Ying ドウダンツツジ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 林将之 2008, p. 74.
- ^ a b c d e f g 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 81
- ^ 辻井達一 2006, p. 154.
- ^ a b c d e f g 辻井達一 2006, p. 156.
- ^ a b 辻井達一 2006, pp. 154, 156.
- ^ a b 辻井達一 2006, p. 157.
- 1 ドウダンツツジとは
- 2 ドウダンツツジの概要
- 3 分布
- 4 迷信
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