航空に関する年表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 08:08 UTC 版)
1930年代
- 1930年
- フランク・ホイットルがジェットエンジンの特許を取得。
- ベンディクスレース始まる。
- 3月: ドイツの飛行船、LZ 127「グラーフ・ツェッペリン」が南大西洋の横断に初成功。
- 4月1日: ドイツの航空機メーカー、フィーゼラーが設立される。
- 5月: ジャン・メルモーズら、ラテコエール28水上機でセネガルのサンルイからブラジルのナタールまで南大西洋横断飛行。
- イタロ・バルボ、イタリア空軍の12機のサボイア・マルケッティ飛行艇をひきいてイタリアからリオデジャネイロまで飛行。
- 1930年に初飛行した機体: ユンカース Ju 52。
- アメリカ合衆国アルミニウム業のオーステナルが、航空機エンジンの生産を開始。
- 1931年
- デュドネ・コストらが、パリからニューヨークへと大西洋を横断(リンドバーグと逆方向)。
- イギリスがシュナイダートロフィーレースに完勝する。ジョン・ブースマン大尉が、スーパーマリン S6Bで547.297 km/hを記録。ゴール地点はカルショット・スピット(en:Calshot Spit)。
- 5月27日: スイス人のオーギュスト・ピカール教授と助手のキプファーが、成層圏用気球で高度15,781 mに到達。アウクスブルクから離陸し、オーストリアの氷河に着陸した。
- 6月23日 - 7月1日: ウィリー・ポストとハロルド・ガティーが、ロッキードのウィニー・モー で世界一周速度記録を達成。8日と15時間51分で約24,900 kmを飛んだ。
- 8月25日: 東京府荏原郡羽田町に逓信省航空局管轄の民間飛行場として東京飛行場(羽田飛行場)開港。
- 8月31日: 青年日本号が最終目的地ローマに到着。日本初の学生訪欧飛行を完遂。
- 10月4日: ハーンドン、クライド・パングボーン、ベランカ機で青森県淋代海岸から米国ウェナッチまでの太平洋横断飛行に成功。
- 1932年
- 5月20日: アメリア・イアハートがロッキード ベガを操縦して、女性として初の単独大西洋横断飛行に成功。ニューファンドランドのハーバーグレイスから北アイルランドのロンドンデリーへの飛行だった。
- ヴォルフガング・フォン・グロナウ、ドルニエ ワール飛行艇で111日をかけて世界一周飛行を行う。
- 1932年に初飛行した機体: ビーチクラフト スタッガーウィング
- 1933年
- 1934年
- マックロバートソン・エアレース(豪ビクトリア州創立100周年記念レース)でデ・ハビランド DH.88 コメットが優勝した。
- American Airways Companyが アメリカン航空に改組。
- コンチネンタル航空がヴァーニースピードラインズとして運航を開始。
- 1月: ソ連の飛行士、Fedossenko、Wassenko、Usyskinが成層圏用の気球、Ossoaviachim Iで高度22,000 mに到達。
- 1934年に初飛行した機体: ダグラス DC-2、グロスター グラディエーター、シコルスキー S-42、ビュッカー Bü 131
- 1935年
- メッサーシュミットがBf 109の生産を開始。
- ドイツの急降下爆撃機、ユンカース Ju 87が初飛行。
- 1月11日: アメリア・イアハートが、ハワイ州ホノルルからカリフォルニア州オークランドまでの、初の太平洋横断単独飛行に成功。
- 2月4日: 九六式艦上戦闘機が初飛行。
- 6月: ボーイング B-17試作機が初飛行。
- 11月6日: イギリスのブルックランズで、ホーカー ハリケーンのプロトタイプ (K5083) が初飛行。*1936年
- 実用的なヘリコプター、フォッケウルフ Fw 61が初飛行。
- この頃フランスの航空機メーカーは6つの国営企業に統合される。
- 3月5日: スピットファイアが初飛行。設計はレジナルド・J・ミッチェル。
- 4月: アイルランドの国営航空会社、エアリンガスが設立される。
- 6月15日: ヴィッカース ウェリントンのプロトタイプが初飛行。設計はバーンズ・ウォーリス。
- 9月12日: 日本初の国産旅客機、中島AT-2が初飛行。
- 1936年に初飛行した機体: フィーゼラー Fi 156、ウェストランド ライサンダー、九七式司令部偵察機、九七式戦闘機。
- 1937年
- 1938年
- 2機のヴィッカース ウェルズレイが、エジプトからオーストラリアのダーウィンまでの無着陸飛行に成功。
- 4月12日: イギリス、ラグビーのBritish Thomson-Houston工場にて、フランク・ホイットルが、航空用としては初のジェットエンジンの地上試験を行う。
- 5月: 東京帝国大学開発、日本陸軍協力による実験機「航研機」が周回航続距離世界記録を樹立。国際航空連盟認定として日本の航空史では唯一となる公式記録。
- 7月3日: 女性飛行家アメリア・イアハートと航法士のフレッド・ヌーナンが、ニューギニア島のラエからハウランド島への飛行途上で行方不明になる。
- 7月14日: ハワード・ヒューズら、ロッキード14スーパーエレクトラで世界1周飛行。記録3日19時間17分。
- 12月: 一式戦闘機「隼」が初飛行。
- 1938年に初飛行した機体: ブローム・ウント・フォス BV 141。
- 1939年
- ^ “Telegram from Orville Wright in Kitty Hawk, North Carolina, to His Father Announcing Four Successful Flights, 1903 December 17”. World Digital Library (1903年12月17日). 2013年7月21日閲覧。
- ^ a b 秘話探訪ふるさと報知随想 全校児童が石拾い 日本最初の民間飛行場滋賀報知新聞、2014.4.12
- ^ D.ティトラー(南郷洋一訳)「レッド・バロン」フジ出版
- ^ 空中文明博覧会写真帖渡部一英編. 帝国飛行発行所. 大正7年
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