おが‐こくていこうえん〔をがコクテイコウヱン〕【男鹿国定公園】
男鹿国定公園
男鹿半島は、かつては島であったが、八郎潟を抱くように延びた2本の砂州(さす)の発達により、半島となったものである。
公園区域は西海岸と後背の山地、寒風山、北部の砂浜海岸である。寒風山(355m)は山頂一帯が広大なススキ草原で、広い展望が得られる。本山(ほんざん)は標高715mにすぎないが、日本海からの強風を受ける西斜面の草原には、イブキジャコウソウ、アオモリマンテマなど亜高山帯の植物が見られる。
一の目潟、二の目潟、三の目潟は、日本では例の少ないマール(爆裂火口湖)であり、八望台から全景を見ることができる。また、半島突端の入道崎から本山門前に至る西海岸は、峻険な断崖が続く。「なまはげ」の奇習も有名である。
男鹿国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/29 14:53 UTC 版)
男鹿国定公園(おがこくていこうえん)は、秋田県男鹿市の国定公園。公園管轄は秋田県。1973年5月15日指定。
概要
面積8,156haと男鹿市の総面積のおよそ1/3に相当し、寒風山、男鹿三山に加えて奇岩奇勝が続く男鹿半島の海岸部を主な領域とする。北緯40度線上に位置する入道崎から男鹿半島西端にかけての海岸は海食崖や海食洞が見られ、特に大桟橋(だいさんきょう)は日本海の荒波が作り出した奇勝である。また戸賀湾および一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟はマール地形であり、八望台からこれらの地形を見渡す事ができる。なお、「八望台」の名は高松宮宣仁親王の命名によるものである。
男鹿半島南端の海岸には、ゴジラ岩などの奇岩のほか、椿地区はヤブツバキの北限の自生地として、天然記念物に指定されている。また鵜ノ崎海岸は日本の渚百選に指定されている。
- 火山
寒風山、目潟、戸賀火山
関連項目
- 男鹿半島
- 男鹿目潟火山群一ノ目潟
- 船川港
- 本山 (秋田県)
- 真山 (秋田県)
男鹿国定公園と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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