日本語に由来する日本国外の地名一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 01:39 UTC 版)
南極
1912年(明治45年)1月16日、白瀬矗が南極上陸を果たした際に上陸地点を「開南湾」と命名したのを皮切りに、南極には日本に関係した地名がいくつか存在する。
- 開南湾 - 白瀬の命名。開南丸にちなむ。
- 大和雪原 - 白瀬の命名。国際的には認知されていない。
- 大隈湾 - 白瀬の命名。大隈重信にちなむ。
- 白瀬海岸・白瀬氷河・白瀬堆 - 白瀬にちなむ。
- やまと山脈 - 国際的には「クイーン・ファビオラ山脈」と呼ぶのが主流。やまと山脈西方にはやまと氷河と命名された氷河がある。
- 福島岳 - やまと山脈の最高峰。南極で遭難死した地球物理学者の福島紳にちなむ。
- 永田山 - 永田武にちなむ。
- みずほ高原 - 国際的には認知されていない。
その他
- 千倉岳(幌筵島) - ソ連占領後も「チクラチキ山」と呼ばれている。
- 天皇海山群 - 明治海山など、12の海山が歴代天皇にちなんだ名称を持つ。日本史に関心のあったロバート・シンクレア・ディーツによる命名。
- 廈門高崎国際空港 - この地を占領した日本によって建設。
- ミカーワ(アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン) - 前川真平にちなむ。
- リトル・トーキョー(アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス)
- マンゾウ・ナガノ山(カナダブリティッシュコロンビア州) - 永野万蔵にちなむ。
- オキナワ移住地(ボリビアサンタクルス県)
- ジャルディン・ジャポン(ブラジルサンパウロ州サンパウロ) - 「日本庭園」の名を持つ地区。地区内の通りは日本の地名にちなんで命名されている。
- バゴ・オシロ(フィリピンミンダナオ島ダバオ) - 大城孝蔵にちなむ[8]。
- バンザイクリフ(北マリアナ諸島サイパン島)
- Via Daijiro Kato/加藤大治郎通り(エミリア=ロマーニャ州リミニ県ミザーノ・アドリアーティコ) - ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリの入場道路名。二輪ライダーの加藤大治郎にちなむ(北緯43度57分38.9秒 東経12度41分14.1秒 / 北緯43.960806度 東経12.687250度)。
- ミカド (サスカチュワン州) - 帝のこと。明治天皇を指す。
- トウゴウ (サスカチュワン州) - 東郷平八郎に由来
- クロキ (サスカチュワン州) - 黒木為楨に由来
- 日向礁 - 軍艦日向が接触したことで発見された暗礁。中国では現在でも日向礁と呼ぶ。
- サツマ(アラバマ州)-九州から持ち帰った温州みかんを移植栽培に由来。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 水越幸一「市郡の區域稱呼其所在地並街庄の稱呼等に就て」『臺灣時報』第十六號、大正9年。
- ^ 戴震宇『台灣的老火車站』遠足文化出版、2003年、第52頁。
- ^ a b c d e f g h i 安倍明義編『臺灣地名研究』杉田書店、昭和13年。
- ^ 台湾総督府編『官營移民事業報告』、台湾総督府、大正8年、61頁。
- ^ 呉明哲 (2005年3月1日). “[オピニオン]創地改名”. 東亜日報. 2017年12月14日閲覧。
- ^ “「竜や鳳凰は使うな」…日本の“創地改名”の事例”. 中央日報 (2009年10月9日). 2017年12月14日閲覧。
- ^ a b “植民地時代の地名がまだあちこちに”. 中央日報 (2010年2月3日). 2017年12月14日閲覧。
- ^ 大野俊 (2006年3月). “「ダバオ国」の沖縄人社会再考 -本土日本人、フィリピン人との関係を中心に-”. 琉球大学学術リポジトリ. 2017年12月21日閲覧。
- ^ 21世紀の現在においてもウクライナはロシアへの対立感情が強い
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