好奇心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 14:46 UTC 版)
動物の好奇心
動物に好奇心があるかどうかは、彼らに心があるかどうかと同様に難しい問題である。(そもそも"心"という概念が具体的に何を意味するのか定義できていないのが実情である)。しかし、高等動物の研究家はそれがある、と考えることが多い。例えば、多くの哺乳類や鳥類をそれらの個体が過去に経験したことのない場所に身を置いたとき、まず周辺の状況を確かめる行動を執る。これを探索行動というが、これを一種の好奇心の発露と見ることは可能である。また、動物の前に何か見たことのないものを見ると、まずは逃げるが、危険でないと判断すると、それを調べるために近寄ってくる。サルはペットにするのが比較的難しいが、これは一つには彼らがあまりにも激しく悪戯をするので、人間の生活や室内空間が維持できなくなるためで、それは知能が優れていて好奇心が強いためであるとコンラート・ローレンツは述べている。
カモシカは警戒心が強いが、好奇心も非常に強く、かつてカモシカから離れたところで囮の人間が変な格好をして見せ、カモシカが立ち止まったところを狙うという狩猟方法があった[どこ?]。
脚注・出典
関連項目
固有名詞の分類
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