中国山地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 21:01 UTC 版)
人口
中国新聞によると、中国山地に位置する161旧市町村(平成の大合併前の区分)の人口は、2015年の住民基本台帳を基に算出すると86万9935人だった。1965年に実施された国勢調査では、同じ区域に136万288人が住んでおり、50年で約49万もの人口が減少した[4]。
中国山地における人口減少の様相は時期によって異なり、高度経済成長期には、どの市町村でも激しい人口流出が起こっていた。しかし、その後は人口流出が穏やかになり、1990年年代まで人口減少は比較的抑えられていた。2000年頃以降は市町村によって人口動態の差が顕著になり、中には移住者呼び込みなどによって人口減少を抑えている自治体も見られる[4]。
1965年から2015年の間に人口が半分以下に落ち込んだ旧市町村も少なくない。しかし同じ期間でも、赤磐市旧熊山町や松江市旧八雲村など、海岸付近に位置する大都市部に近い旧市町村の中にはベッドタウンとして人口が増加した所も見られる。また、旧三次市・旧千代田町など中山間地域の中心地では、人口の減り方も緩やかだった[4]。
関連項目
- ^ 国土地理院 日本の主な山岳標高
- ^ 字室克彦君「第3回中国山脈縦断100キロウォーク大会」優勝
- ^ 高橋 順子・佐藤 秀明 『雨の名前』 p.27 小学館 2001年6月20日発行 ISBN 4-09-681431-8
- ^ a b c 中国新聞取材班『中国山地 過疎50年』(2016年、未来社)58 - 63ページ
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