マハーバリ 現代におけるマハーバリ

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マハーバリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 03:40 UTC 版)

現代におけるマハーバリ

マハーバリは1年に1度、彼の国民の繁栄を保障すべく現世へ戻って来ると信仰されており、インドの南部ケーララ州では彼を讃えるオナムというお祭りが毎年開かれている[7]

インドの南部、タミル・ナードゥ州カーンチプラム県にある町「マハーバリプラム」は、マハーバリの名前に由来する。

脚注

参考文献

  • SFCI Onam” (英語). Society for the Confluence of Festivals in India. 2015年6月3日閲覧。
  • オーナム祭”. SitaRama (2015年8月25日). 2015年10月12日閲覧。

関連項目


注釈

  1. ^ マハーバリとヴァーマナの神話は様々なパターンが存在し、マハーバリはヴァーマナから地下世界を守る為に3歩目の下に自分の頭を置いたとも言われ、あるいはこの時マハーバリは落命し、その体が純粋な帰依心によって聖別され、さまざまな宝石に化したとも言われている。また、ヴァーマナは偉大な皇帝マハーバリのただ一つの欠点であった「エゴ(国民を幸せにしたいというエゴ)」を取り除き、解脱させる為に現れたとも言われている。
  2. ^ 山際素男編訳「空っぽの部屋のバリ」(マハーバーラタ 第7巻)51頁にて、バリは空っぽの部屋で驢馬の姿となり、インドラ(帝釈天)と対話し、己の権勢を自慢しバリの逆境を嘲笑するインドラ神を諌めている。また池田運訳「ナムチ魔神と天帝が、対話の中で語った死魔王の威力」(マハバーラト 第3巻)868頁では、ある山の洞窟の中で瞑想するバリの前にインドラが現れ、権威を失ったバリを嘲笑し、それをバリが諫めている。いずれの訳書においてもバリは権威を誇ることの虚しさを説き、そのまま権威に囚われていればやがて失う時の悲しみに耐えられないだろうとインドラを諭している。(それぞれの訳書で細部が異なっているのは、マハーバーラタ自体に二つのパターンのバリとインドラの対話が収録されているためであり、それぞれの訳者がどちらか一方のみを訳した為である)

出典

  1. ^ インド神話伝説辞典』, p.262.(バリ)
  2. ^ 渡辺照宏、 「VirocanaとVairocana -研究序説―」 『渡辺照宏仏教学論集』筑摩書房1982年、pp.408-409
  3. ^ a b c インド神話伝説辞典』, p.262.(バリ)
  4. ^ インド神話伝説辞典』, p.90.(ヴィンディヤーヴァリー)
  5. ^ a b c インド神話伝説辞典』, p.64.(ヴァーマナ)
  6. ^ インド神話伝説辞典』, p.255.(パーターラ)
  7. ^ 【インド通信】第7号 オーナム祭


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