エゾヤチネズミ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/15 04:56 UTC 版)
人とのかかわり
数年おきに爆発的な繁殖し、カラマツ、トドマツの樹皮を食い荒らす被害を出すことで恐れられ、1950年代からは発生予測[7]や殺鼠剤の散布などの対策が講じられてきた。北海道においてはエゾシカと並び農林業に対する害獣の一つとなっている[5]。また、エキノコックスの中間宿主としても知られており、注意が必要である[8]。
旭川市旭山動物園では、1985年にエゾヤチネズミの人工繁殖に成功している[要出典]。
参考文献
- 日高敏隆監修、川道武男編 、「日本動物大百科1 哺乳類I」、平凡社、2002年初版第3刷、ISBN 978-4-582-54551-7
- 阿部永監修、「日本の哺乳類」、東海大学出版会、2002年第1版第4刷、ISBN 978-4-486-01290-0
関連項目
- ^ a b 阿部永「日本の哺乳類（10）げっ歯目 ヤチネズミ属 エゾヤチネズミ」『哺乳類科学』第11巻 1号、日本哺乳類学会、1971年、1-8頁。
- ^ a b 金子之史・村上興正「日本産齧歯類（野鼠及び家鼠）の分類学史的検討」『哺乳類科学』第36巻 1号、日本哺乳類学会、1996年、109-128頁。
- ^ a b c d e f g h i j 日高等, P.103
- ^ a b c d e f g h i j 阿部等、P.90
- ^ a b c d e f 森林動物データベース:エゾヤチネズミ（森林総合研究所ホームページ）
- ^ 谷戸崇・岡部晋也・池田悠吾・本川雅治「Illustrated Checklist of the Mammals of the Worldにおける日本産哺乳類の種分類の検討」『タクサ：日本動物分類学会誌』第53巻（号）、日本動物分類学会、2022年、31-47頁。
- ^ エゾヤチネズミ発生情報（北海道立総合研究機構林業試験場ホームページ）
- ^ 北海道における多包性エキノコックス症国立感染症研究所 感染症情報センター
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