エゾミドリシジミとは? わかりやすく解説

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エゾミドリシジミ

和名:エゾミドリシジミ
学名Favonius jezoensis
    チョウ目シジミチョウ科
分布北海道本州四国九州
 
写真(上):エゾミドリシジミ雄
写真(下):エゾミドリシジミ雌
説明
温帯落葉樹林生息する食樹ブナ科コナラクヌギミズナラカシワなど。雑木林原生林にいたる様々な樹林みられる。卵で越冬する成虫は年1回,6〜7月出現し活動時間帯は日中夕刻まで長時間におよぶ。オスはかなり高い位置活発な占有活動を行う。クリシシウドなどをよく訪花する。卵は,太樹皮裂け目などに産まれる
エゾミドリシジミ雄

エゾミドリシジミ雌


蝦夷緑小灰蝶

読み方:エゾミドリシジミ(ezomidorishijimi)

シジミチョウ科昆虫

学名 Favonius jezoensis


エゾミドリシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/05 02:46 UTC 版)

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エゾミドリシジミ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ミドリシジミ亜科 Theclinae
: オオミドリシジミ属 Favonius
: エゾミドリシジミ
F. jezoensis
学名
Favonius jezoensis(Matsumura)
和名
エゾミドリシジミ
英名
The Jezo Green Hairstreak

エゾミドリシジミ(蝦夷緑小灰蝶 Favonius jezoensis)は、チョウ目シジミチョウ科に属するチョウの一つ。ゼフィルスと呼ばれるグループの一種。

概要

翅裏は灰色地で、暗灰色の縁取りを持つ白帯が縦に走る、ミドリシジミ類では一般的な模様。Favonius属の他のミドリシジミと同様、雄の翅表の光沢は青みが強く、野外での同定は訓練が必要。とくにジョウザンミドリシジミと似るが、本種の方が尾状突起が短く、前翅から後翅肛角にかけての白帯は等幅。白帯を縁取る暗灰色帯はジョウザンに比して濃い。

落葉広葉樹林に依存し、ブナ科ミズナラを主な食樹とする(コナラカシワの場合もあり)。越態は。幼虫はシジミチョウ科の特徴である小判形で白色。成虫は6月下旬から8月にかけて見られる。雄の占有飛翔は日中。訪花習性は強い。

分布

国内では北海道内陸部・本州東北地方中国地方日本海側・三重県奈良県四国内陸部・北九州内陸部に分断されて分布する。日本固有種のため国外にはいない。

関連項目

参考文献

  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2



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