エゾヤチネズミ
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エゾヤチネズミ
和名:エゾヤチネズミ |
学名:Clethrionomys rufocanus bedfordiae |
ネズミ目,ネズミ科 |
分布:わが国では北海道に分布する。 |
写真(上):エゾヤチネズミ |
写真(下):エゾヤチネズミによるトドマツの被害 |
説明 サハリン,シベリアに広く分布するタイリクヤチネズミ(C. rufocanus)の亜種として扱われている。背面は暗赤褐色で黒毛を混生し,腹面は象牙色を帯びた白色である。頭胴長は110〜140mm,尾長は39〜55mm。乳頭式は2+0+2=8。産子数は4〜6で,比較的多い。低地の草原から高山の草原またはハイマツ林まで幅広く生息する。ハタネズミ亜科に属するものの,臼歯は約200日齢で歯根を形成して成長を停止する。北海道ではシカとともに主要な農林業の加害獣である。樹幹部の剥皮はカラマツ,トドマツ,ストローブマツ,スギなどで見られる。被害は主に積雪期の初期から融雪期にかけて発生するが,大発生時には夏にも発生することがある。個体群の変動は密度の依存的に起こることが分かっている。ハタネズミと同様に,下層植生の管理で個体数を抑制することが出来るが,被害を発見してからの対処が一般的であり,殺鼠剤での駆除が普通である。獣害統計 |
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エゾヤチネズミ
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