神経毒
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神経毒(しんけいどく、英語: Neurotoxin)とは、神経細胞(神経単位、ニューロン)に特異的に作用する毒のことである。通常、膜蛋白質とイオンチャネルとの相互作用によって効果を及ぼす。一般的な作用は麻痺であり、それは極めて急速に起こる。
- ^ WIN 55,212-2は神経保護作用を併せ持つ。
- ^ Choi 1987
- ^ Choi 1990
- ^ Choi 1987
- ^ Rubio M (2011). “Pharmacological activation/inhibition of the cannabinoid system affects alcohol withdrawal-induced neuronal hypersensitivity to excitotoxic insults.”. PLOS ONE. 6 (8): e23690. doi:10.1371/journal.pone.0023690. PMC 3158793. PMID 21886913 .
- ^ Pozzoli G (2006-05-01). “Cannabinoid agonist WIN55,212-2 induces apoptosis in cerebellar granule cells via activation of the CB1 receptor and downregulation of bcl-xL gene expression.”. en:Journal of Neuroscience Research. 83 (6): 1058-65. doi:10.1002/jnr.20794. PMID 16609959 .
- ^ 松田守弘、「テタヌストキシン」『生体の科学』 35巻6号 (1984年12月)p.443-445, doi:10.11477/mf.2425904631 (有料閲覧)
神経毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 01:25 UTC 版)
毒性は強いが、性質が大人しく小型種の上に口も小型でさらに毒量が少ないため危険なヘビとはされていない。ただし毒性はハブの4〜5倍の強さである。
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神経毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 10:46 UTC 版)
主にコブラ科のヘビが持つ毒。毒の作用部位から、4種に分けられる。 詳細は「神経毒」を参照 動物の神経・筋接合部の神経伝達を攪乱する。アミノ酸数60〜74程度のポリペプチド。 作用:神経伝達を攪乱し、骨格筋を弛緩或いは収縮させ、活動を停止させる。横隔膜が麻痺することで呼吸困難に陥り絶命する。主な成分と作用は、 1. α-ブンガロトキシン(α-bungarotoxin)、(α-neurotoxins) 東南アジア、台湾に分布するアマガサヘビが保有するほか、多くのヘビから類似体が見つかっている。 神経筋接合部のシナプス後膜(筋肉側)のニコチン性アセチルコリン受容体と結合し、アセチルコリンの結合を妨げる。結果、筋肉は弛緩。 2. β-ブンガロトキシン(β-neurotoxins) ホスホリパーゼA2作用を有することから神経筋接合部の神経側の膜に作用し、アセチルコリン(神経伝達物質)の放出を妨げる。結果、筋肉の収縮を阻害。 3. デンドロトキシン デンドロトキシン(英語版)は、アフリカのマンバが保有。 神経のカリウムイオンチャネルを阻害。カリウムイオンの神経からの放出を阻害する事で、神経の興奮が元に戻らずアセチルコリンの放出が続く。結果、筋肉の収縮が続く。 4. ファシキュリン アフリカのマンバやガラガラヘビが保有。 シナプス後膜のアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害。受容体に結合したアセチルコリンの分解を妨げ、神経の興奮が継続される。結果、筋肉の収縮が続く。
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