亀頭とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 場所 > 先端部 > 亀頭の意味・解説 

き‐とう【亀頭】

読み方:きとう

陰茎先端部。海綿体の帽状の部分で、先端尿道開口雁首(かりくび)。


亀頭

名字 読み方
亀頭めがしら
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

亀頭

読み方
亀頭めがしら
亀頭かめず

陰茎亀頭

(亀頭 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/17 11:38 UTC 版)

陰茎亀頭
ヒトの陰茎亀頭の解剖学
図中の⑥が陰茎亀頭
ラテン語 arteria urethralis
英語 Glans penis
器官 男性器
動脈 尿道動脈
テンプレートを表示

陰茎亀頭(いんけいきとう、: Glans penis)または単に亀頭: Glans)は、陰茎の先端の部分である。

概要

性器を含んだ画像があります。
表示する場合は右側の「表示」をクリック
(モバイル版の場合はタップして表示)。

表面は唇の皮膚と同様に粘膜質でできている。一般的に男性の身体で最も敏感な性感帯である。女性の陰核亀頭に相当する部分である。色はピンク色が一般的ではあるが、割礼の有無、気温、性的興奮状態などの環境により、静脈血由来の灰青色を呈したり、逆に赤紫色に近い色にも変化する。先端には尿道口があり、末端のつけ根に沿って陰茎亀頭冠がある。皮膚は他の部分と比べてずっと薄く、皮膚の下にはすぐ尿道海綿体が癒合している。神経が集中し、また表皮が極めて薄いこともあり、外界からの刺激によって性的快感が得られやすい。仮性包茎の場合、亀頭は通常包皮によって隠れているが勃起する事によって露出される。 出生時には全体が包皮 (Foreskin) に包まれており亀頭を保護しており、幼少期には包皮開口部が狭く亀頭全体を露出させることは困難であるが、思春期を迎え陰茎の長大化、亀頭部の増大(亀頭は男性器タナー段階IVより発達する[1])、自慰の開始などによって包皮口が次第に広がり、亀頭を露出することが可能となる。

陰茎亀頭は男性器のタナー段階Iは思春期前・幼児型、II・IIIで思春期に入るが陰茎亀頭はまだ幼児型、IVで発達し、Vで成人型となる

割礼の文化のある国や地域では包皮の先端を切除することによって人為的に亀頭を露出させた状態にする。

露出可能になったばかりの亀頭部はきわめて敏感であり、手指で触れたり衣類へ接触すると痛みを伴う。だが、意図的な接触では性的快感を覚えることがある。これは自分のほかに、意図した相手でも起こることがある。

先端に尿道口が位置するため、陰唇同様に排尿後は残尿が付着する。しかし、物理的に凸部であるためにその量は陰唇に比べはるかに少なく、包皮を剥きながら陰茎を振ることで除去できる。このため、男性は女性のように排尿後にトイレットペーパーを使用する必要はない。

文化

特に割礼を行う文化を持つ民俗においては、亀頭がむき出しだと危険であるため、各種ペニスケースや布、乾燥させたカボチャなどでこれを保護する。また、包皮を引っ張って紐で結わえる、もしくは腰紐に挟むなどして(これは陰茎をよりたくましく見せる効果もある)包皮によって亀頭を保護する文化もある。

これら文化圏においては、亀頭のみを隠して陰茎(包皮)や陰嚢が、もしくは陰茎をも隠して陰嚢のみが丸出しである場合があるが、特に亀頭に関しては非常な羞恥心を持つケースが見られ、ヨーロッパ人が全裸で(亀頭をあらわにして)水浴びをする様子を見て仰天するなどの事例もあった[2]。さらにアフリカのズールー族では人前で亀頭を晒すことは著しく礼儀を逸した犯罪行為であり、殴り殺されても文句は言えないような行為であったという[2]。なお、亀頭については同性になら見せて良い場合と、同性にも見せてはいけない場合があり、これについてはその文化次第である。

また、古代ギリシアでは全裸でのスポーツ競技が行われていたが、やはり亀頭はいささか特別扱いであり、包皮からそれが飛び出さないように紐で固定するなどの措置がなされた。宗教上、割礼により包皮が切り取られているユダヤ人などは古代ローマなどにおいても嘲笑の対象となることがあった[3]

日本語で、鈴口(すずくち)という異称がある[4]

脚注

  1. ^ 大山建司「<総説> 思春期の発現」『山梨大学看護学会誌』第3巻第1号、山梨大学看護学会、2004年、3-8頁、doi:10.34429/00003695ISSN 1347-7714 
  2. ^ a b デュル (1993) p.168
  3. ^ デュル(1988) pp.11-12, 368
  4. ^ 鈴口(すずぐち)とは? 意味や使い方 - コトバンク

参考文献

関連項目


亀頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 20:00 UTC 版)

陰茎」の記事における「亀頭」の解説

亀頭(きとう)とは、陰茎先端部分のくびれ(亀頭冠)から先の太さが違う一般的にピンク色をした部分をいう。尿道海綿体陰茎先端太くなっており、皮膚のすぐ内側にまで存在している。亀頭部皮膚それ以外よりも薄く尿道海綿体癒合している。亀頭の皮膚皮下には、感覚受容器発達しており、性行為の際の摩擦に特に敏感である。亀頭は前述通りタナー段階IVより発育する。 亀頭の形状にも意味があり、前後運動の際、膣内残されたほかのオス自身の古い精液掻き出す働きを持つ。ゴードン・ギャラップ(英語版博士による人工性器とコーンスターチ使った実験では、くびれのないものの35%に対しくびれたものでは90%以上を排出している。

※この「亀頭」の解説は、「陰茎」の解説の一部です。
「亀頭」を含む「陰茎」の記事については、「陰茎」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「亀頭」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

亀頭

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 00:34 UTC 版)

名詞

きとう

  1. (解剖学) 陰茎亀頭
  2. (解剖学) 陰核亀頭

発音(?)

き↗とー

「亀頭」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



亀頭と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「亀頭」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
グランス デジタル大辞泉
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
94% |||||


亀頭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



亀頭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
名字見聞録名字見聞録
copyright©1996-2025 SPECTRE all rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの陰茎亀頭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの陰茎 (改訂履歴)、新ナニワ金融道 (改訂履歴)、カメ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの亀頭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS