尿道舟状窩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/21 09:30 UTC 版)
尿道舟状窩 | |
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男性尿道を前面(上面)から見た図。尿道舟状窩の Lacuna magna が示されている。
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概要 | |
ラテン語 | fossa navicularis urethrae |
グレイ解剖学 | p.1235 |
解剖学用語 |
尿道舟状窩(にょうどうしゅうじょうか、英: Navicular fossa)は、陰茎亀頭部の外尿道口直近に位置する男性尿道海綿体部の短い拡張部分である。窩の天井部は特に拡張して空洞を形成しているので、男性尿道に医療器具を挿入する際に引っ掛かる可能性がある[1]。これは男性尿道の3つの拡張部(尿道凹窩;にょうどうおうか)の一つであり、他の2つは前立腺と尿道球部に存在する[1]。
尿道舟状窩の壁は、尿道の中で唯一(尿路に典型的な移行上皮ではなく)重層扁平上皮で覆われている[1]。
陰茎の亀頭は発達初期には充実性であるが、管状化して舟状窩を形成する[要出典]。
出典
この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)1235ページ本文が含まれています。
- ^ a b c Sinnatamby, Chummy S.『Last's Anatomy』(12th)、2011年、320頁。ISBN 978-0-7295-3752-0。
外部リンク
- Anatomy photo:44:06-0205 at the SUNY Downstate Medical Center - "The Male Pelvis: The Urethra"
- Template:DartmouthHumanAnatomy
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