フランク語
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フランク語(ふらんくご、ドイツ語: Fränkisch, オランダ語: Frankisch, 英語: Franconian, Frankish)は、次の複数の意味で使われる。
- 古代フランク人が用いた古フランク語。
- 低地フランク語(「低フランク語」「低(地)フランケン語」「低(地)フランコニア語」とも。オランダ語など): 1 のうち、第二次子音推移を受けなかった古低フランク語を祖とする言語群。言語学的には低地ドイツ語に属する。
- フランケン語(フランケン方言): 1 のうち、第二次子音推移の影響を受けた古高フランク語を祖とする言語群[1]。「フランク人の地」という意味のフランケンに由来し、高地ドイツ語のうちの中部ドイツ語に属する「モーゼルフランク語(モーゼルフランケン語)」(ルクセンブルク語もこれに含まれる)「ラインフランク語(ラインフランケン語)」(フランスのアルザス北部とロレーヌ地方でも同系統の方言が用いられるが、アレマン語に属するアルザス語とは異なる)、上部ドイツ語に属し、フランケン地方で用いられる東フランケン語、南フランケン語など。
脚注
関連項目
フランク語
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古代末のローマ属州ガリアで話されていた俗ラテン語は、フランク族の話す古フランク語の影響によって、発音・語彙・統辞の面で変化した。ゲルマン系フランク族は5世紀からガリアに定着しはじめ、530年代には後の古フランス語圏全体を征服した。フランス France と言う国名や言語名 français も、フランク族に由来する。 古フランク語は古フランス語が誕生するにあたって決定的な影響を与えた。このことは、古フランス語最古のテキストが他のロマンス語のものより早く現れた理由の一つでもある。というのも、古フランス語は系統の異なるゲルマン系フランク語の影響を被ったため、早くからラテン語との乖離が激しく、相互の理解に障害が生じたからである。また、古オランダ語(英語版)もオイル語とオック語の差異の一因であると考えられており、ある時期までは北フランス各地でラテン語とゲルマン系言語の二言語状態が続いたが、それらの地域は古フランス語最古のテキストが書かれた地域とまさに一致するのである。フランク語はこの地の俗ラテン語の形を定め、他のロマンス諸語と比較すると非常に際立った特徴を与えた。最も代表的なものに、ラテン語の高低アクセントがゲルマン系の強勢アクセントに替わったこと、その結果として母音が二重化したこと、長母音と短母音の弁別、無強勢音節の欠落、語尾の母音の欠落がある。さらに、俗ラテン語からは絶えて久しかった2つの音素 [h]、[w] が再び持ち込まれた。 現代フランス語においても、ゲルマン系語彙は依然として15%ほど存在すると推定されている。現代フランス語はラテン語やイタリア語から多数の借用を行っているため、この割合は古フランス語ではさらに大きかった。
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