vs マティセー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 14:25 UTC 版)
「マニー・パッキャオ」の記事における「vs マティセー」の解説
2018年4月14日、T-モバイル・アリーナにてトップランク社とESPN契約後初のペイ・パー・ビュー放送として開催予定だったテレンス・クロフォードvsジェフ・ホーンの前座で、マイク・アルバラードと対戦することが内定していたが、パッキャオの広報担当が、メインイベントではなく前座で試合をすることはパッキャオにとって侮辱であると声明を出して試合撤退を決めた。この試合を組んだボブ・アラムは、パッキャオはアメリカで税金を滞納(リングマガジンは3000万ドル(約33億円)近くの税金滞納と報じている)しているために試合を撤退したのだと発表した。 2018年7月15日、マレーシア・クアラルンプールのプトラ・インドア・スタジアムにてWBA世界ウェルター級王者ルーカス・マティセーと対戦し、2009年のミゲール・コット戦以来9年ぶりのKO勝ちとなる、7回2分43秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。この試合前に、パッキャオは2001年6月のアメリカデビュー戦以来16年間34試合に渡って師事をしてきたトレーナーのフレディ・ローチを解雇し師弟関係を終了させ、幼馴染で長年アシスタントトレーナーだったボボイ・フェルナンデスをチーフトレーナーに抜擢したが、解雇されたローチはジェフ・ホーン戦試合後のロッカールームで会話を交わして以降パッキャオと連絡が一切つかなくなったことを明かし、第三者によって解雇を知らされたことに「傷ついていないと言えば嘘になる」と述べた。また、アラムは「パッキャオとの契約期間がいつ終了するかは分からないが、パッキャオはトップランク社とかなり長期間の契約を交わしている」と話したが、パッキャオ陣営はパッキャオとトップランク社との契約期間は終了したと主張し、他にもドバイやマカオでの試合計画をアラムに妨害されたなどを主張して、パッキャオ陣営とアラムの確執が表面化したことにより、この試合はパッキャオ自身のプロモーションであるMPプロモーションによって執り行われた。しかし、マティセーへのファイトマネーのエスクロー(前払い預託金)や試合リングのマレーシアまでの輸送費用などいくつかの支払いが最終期限を過ぎても支払われず、試合開催が直前まで危ぶまれた。またアメリカで試合はペイ・パー・ビューでの放送を予定していたがこれも最終期限までに支払いや手続きを済ますことが出来なかったことで、ストリーミング配信サービスのESPN+での配信となった。 2018年7月20日、パッキャオが「私の次の試合は全てMPプロモーションを通して交渉されます。誰も私の代理として許可されていません」として、トップランク社との契約期間が終了してフリーエージェントであることを改めて宣言した。9月10日にパッキャオは自身のInstagramアカウントに、ESPN+によって配信されたマティセー戦の放映権料のパッキャオ側への割り当て分(170万ドル)をトップランク社が支払わないのでトップランク社に対して法的措置を取るつもりであると投稿したが、12日に、「トップランク社側との伝達ミスから生じたもので全て明確になった、私のキャリアの手助けをしてくれたボブとトップランク社には感謝している」と投稿した。 2018年10月、アル・ヘイモンと契約しTGBプロモーションズに移籍した。
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