Vino(50cc)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 02:57 UTC 版)
「ヤマハ・ビーノ」の記事における「Vino(50cc)」の解説
Vinoは1997年3月8日に発売された。エンジンは同社の50ccスクーターで一般的な2ストロークを用いていた。外見は女性も意識したファッショナブルなデザインにし、アイドルのパフィーを起用して各種の宣伝を行ったところヒット車種となり、その後も毎年カラーリングの変更や小改良などを繰り返し、1998年3月2日には外装を変更したVinoクラシック が発売されるなど各種の特別仕様車も追加発売された。 車体、エンジン共に基本構造が横型エンジンのジョグアプリオと共通となっている。但しフロントサスペンションはジョグとは異なるボトムリンク式である。1999年には排ガス規制に対応してジョグ同様にマフラーに触媒を装備した。 2004年3月29日に2代目へモデルチェンジ。生産拠点を台湾(台湾山葉機車工業)へ移管し、環境対策からヤマハの50ccスクーターとしては初めて4ストロークエンジンへの変更を受けることになった。そのエンジンはシリンダーにメッキ処理を施した水冷方式の3バルブOHCであり、様々な技術を用いて走行性能を落とさないように配慮されたものとなっている。車体も旧モデルのイメージを継承しつつ全面新設計となり、アルミキャストホイールも装備された。 2007年11月16日にはエンジン吸気系統にフューエルインジェクションを搭載し、排気系統に触媒を装備するマイナーチェンジ を受けたが、これは先に発売されていた台湾仕様を日本国内向けにしたものである。 2015年10月20日 と2017年8月21日 にはジョグ同様に排ガス規制対策によるマイナーチェンジが行われた。なお2016年より通常仕様は「ビーノ デラックス」として発売されている。 アメリカにも2ストローク時代から輸出販売されているが、マイル表示メーターやウインカー等が日本仕様と異なる。 2018年5月25日に3代目へモデルチェンジ。本モデル(2BH-AY02)は、2016年10月に発表された本田技研工業とヤマハ発動機の原付一種領域における業務提携により、2BH-AF77型ジョルノの外観を変更したヤマハ発動機向けOEM車であり、熊本県菊池郡大津町平川の本田技研工業熊本製作所で製造されている。
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