central processing unitとは? わかりやすく解説

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シー‐ピー‐ユー【CPU】


CPU [Central Processing Unit]

コンピュ-タ-の心臓部となる中央演算処理装置呼称マイコンもこの仲間である。

CPU

フルスペル:Central Processing Unit
読み方シーピーユー
別名:中央処理装置中央演算装置中央演算処理装置

CPUとは、コンピュータの中でデータ演算処理を行う装置のことである。中央演算処理装置とも呼ばれるノイマン型コンピュータにおける五大要素のひとつに当たる。

ノイマン型コンピュータ五大要素とは「制御装置」「演算装置」「主記憶装置」「入力装置」「出力装置」である。

CPUはコンピュータにおけるあらゆる入力装置からデータ受け取り演算処理を行い出力し返すデータ2進数(0と1の数値)で表現される一度に扱うことのできるデータ単位容量決まっており、この量と伝送頻度単位Hz)によってコンピュータの処理性能がほぼ決定されるIntel8088など、1980年代から1990年代のCPUは8ビット単位処理されていた。最近では32ビット単位主流となっており、64ビット単位処理するCPUも登場し始めている。

最近コンピュータには、CPUは集積され大規模集積回路LSI)として搭載されている。CPUを指してマイクロプロセッサと呼ぶことも多い。CPUの設計製造においては最初期段階からIntel市場リーダーとして君臨している。特にPC向けのCPUは、過去から現在にかけて、Intelx86シリーズアーキテクチャ主流となっている。PentiumCeleronなどの製品x86代表的製品といえる。また他方AMDは、Intelx86互換性を持つ互換CPU市場投入して勢力伸ばし最近ではAthlonシリーズなど独自の展開を見せている。


CPU

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

中央処理装置


CPU

(central processing unit から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 15:38 UTC 版)

CPU(シーピーユー、: Central Processing Unit)、中央処理装置(ちゅうおうしょりそうち)または中央演算処理装置(ちゅうおうえんざんしょりそうち)は、コンピュータの主要な構成要素のひとつで、コンピュータ内の他の装置・回路の制御やデータの演算などを行う装置[1]演算装置と制御装置を統合したもの[1]コンピュータにおける中心的な処理装置(プロセッサ)[2]


注釈

  1. ^ インテルの日本法人は「プロセッサー」と表記している[3]
  2. ^ アイディアの元はENIACのプロジェクト中に検討されたもので、ノイマンは助言役として加わり、報告書の執筆者はノイマンである。報告書の著者がノイマンだけとされたことやアイディアを誰の功績とみるかについては諸説ある。
  3. ^ モークリーとエッカートの離脱(理由については諸説)などがありごたついた。運用に入ったのは1951年。
  4. ^ 1936年に特許申請しているが、アメリカに出願した際にチャールズ・バベッジ解析機関との類似を指摘され、特許は成立していない。ツーゼはこのときまでバベッジの業績を知らなかったと思われる。[独自研究?]なおZ3は1998年にチューリング完全であったことが示されている。
  5. ^ ここの「信頼性」の考え方には問題がある。対象の問題を解決するには一定量の計算量が必要なのであって、一定量の計算時間が必要なわけではない。従って、平均故障時間をそのまま比較するのではなく、性能比を考慮して比較しなければ意味がない。
  6. ^ 初期のデジタルコンピュータには、それ以前の機械式計算機に類似させたため(ENIACの場合)や、事務的な計算のため(IBM 1401の場合)に、十進法を採用したものもあった(EDSACのように二進のものもあった)。他には3進数を採用したものもあった。それ以降は二進法を採用するのが一般化した。二進法では各桁はふたつの値(1 と 0)しかとらないので、高い電圧と低い電圧でそれを表すことができる。
  7. ^ 人が気にならない程度に(すなわち、普通のCPUとは比較にならないほど)遅くても良いが、極めて省電力であることなどが要求される。
  8. ^ 近年[いつ?]で、日本でよく知られている例外は、CASLのCOMETぐらいであろう[独自研究?]
  9. ^ なお、複数バイトから成るワード単位のアクセスは、必ずしもこの単位でアクセスできるとは限らない(アラインメント違反としてバスエラーになるものも多い)。
  10. ^ アドレスビット幅は8ビットCPUにおいては16ビット幅以上ある事が通常で、32ビットCPUでは24ビットなど、N-ビットCPUと称する場合のビット数と一致しない事が多数ある。外部データバス幅は16ビットCPUで外部データバス8ビット、32ビットCPUで外部バス16ビットなど、これもN-ビットCPUと称する場合のビット数と一致しない事が多数ある。内部データバス幅は32ビットCPUで内部データバス64ビットの例がある。レジスタのビット幅では16ビットCPUで32ビットレジスタを持つCPUがある。命令長はCISCでは複数のビット幅が混在しており、RISCでも32ビット演算で16ビットバスなどがある。
  11. ^ Microsoft Windows Server 2003をベースにしたMicrosoft Windows XP Professional x64 Editionが2005年にリリースされたが、最初の一般消費者向け64ビットOSとしては、翌2006年にリリースされたx64版Microsoft Windows Vistaが主にその役目を果たした。
  12. ^ 64ビット版Microsoft WindowsにはWOW64サブシステムが搭載されている。64ビット版macOSもまた32ビットアプリケーションの動作をサポートするが、High Sierra以降では非推奨となり、起動時に警告が表示されるようになっている。macOS Catalinaでは32ビットアプリケーションのサポートが打ち切られた。
  13. ^ x86版Microsoft Windowsは32ビットのx86 CPUを搭載するシステムのほか、64ビットのx64 CPUを搭載するシステムにインストールして実行することもできる。

出典




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