Yo-Yo Maとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Yo-Yo Maの意味・解説 

ヨーヨー・マ

(Yo-Yo Ma から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/25 20:29 UTC 版)

ヨーヨー・マ
Yo-Yo Ma
ヨーヨー・マ(2013年
基本情報
生誕 (1955-10-07) 1955年10月7日(70歳)
出身地 フランスパリ
学歴 ハーバード大学
ジャンル クラシック
職業 チェリスト
担当楽器 チェロ
活動期間 1961年-現在
レーベル SCR、RCAレコード、ソニー・クラシック
公式サイト 公式サイト

ヨーヨー・マ(馬 友友、Yo-Yo Ma、Mǎ Yǒuyǒu1955年10月7日 - )は、フランス出身のチェリストである。中国系アメリカ人

人物・来歴

1955年10月7日、フランスのパリで生まれる。父の馬孝駿(Hiao-tsiun Ma)は、中国寧波生まれで、オーケストラ指揮者作曲家。母の盧雅文(Marina Lu)は、香港生まれで、南京国立中央大学出身の声楽家。ヨーヨー・マの両親は中国を離れパリに渡りその後、彼が7歳の時にニューヨークに移り住んだ。家族は現在もニューヨークに住んでいる。

1960年、4歳でチェロを始める以前の幼少の頃より、ヴァイオリンヴィオラを習い、5歳にしてすでに観衆を前に演奏を行った。7歳の時にはジョン・F・ケネディの前で演奏した。また、8歳でレナード・バーンスタインが行ったコンサートアメリカテレビに出演した。クラシック音楽から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、デビュー当時のテクニックは世界最高ともいわれていた。

1976年に、ハーバード大学を卒業、人類学の学位を取得した。ハーバード大学入学以前にジュリアード音楽院レナード・ローズの下で学んでいたが、「君に教えることはもう何もない」といわれ、コロンビア大学を経てハーバード大学に入学したという逸話がある。それでも1970年代パブロ・カザルスの偉大さに触れるまでは、まだ学習を続けるべきか否かを迷っていたという。

1982年に、バッハ無伴奏チェロ組曲を、ニューヨーク(Vanguard Studios)で録音する。1994年から1997年にかけて同曲の再録音を行い、「Inspired by Bach」と題して各国のアーティストとのコラボレーションを映像表現した。室内楽にも熱心であり、ジュリアード音楽院時代から親密にしていたピアニストであるエマニュエル・アックスと共演している。

1991年に、ハーバード大学から名誉博士号を授与される。

1998年5月9日から、彼の演奏による「リベルタンゴ」が日本でサントリーローヤルのCMに使用され[1]、話題になる[2]。同曲を収録したアルバム『ヨーヨー・マ プレイズ・ピアソラ』(1997年発売)の日本での売上は、CM放映前に既に2万枚強のヒットであったが[2]、同年8月下旬時点では国内版が19万枚、輸入盤が2万枚に達し[2]、年内には35万枚に達した[3]

2000年、テレビドラマ『ザ・ホワイトハウス』(原題:The West Wing)に本人役で出演。2005年ダン・デイヴィッド賞受賞。2006年には国連ピース・メッセンジャーに選出される。

2009年バラク・オバマ大統領就任式典にて演奏した。しかし、実際に会場にスピーカーで流された音はリアルタイムのものではなく、事前に録音されたものであったことがわかり、各方面で賛否両論の声が上がっている。式典当日の気温は氷点下であり、その寒さのために楽器の音程が狂う恐れがあったため、録音を使用したという。ただし、演奏そのものは実際に行われている。

2010年、バラク・オバマより大統領自由勲章を授与された。「世界的チェロ奏者」としての扱いで、同時に受賞した人の中には、ドイツ連邦首相のアンゲラ・メルケルや、投資家のウォーレン・バフェット、米第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュがいる。

2011年10月16日、スタンフォード大学記念教会においてAppleピクサーの元CEOスティーブ・ジョブズの追悼式が行われ、バッハの無伴奏チェロ組曲を演奏した。ジョブズとは1981年に出会って以来親交があり、生前に「自分の葬儀で演奏して欲しい」と依頼されていた。なお、ジョブズの結婚式でも演奏を依頼されたもののツアー中のため実現しなかったが、後にジョブズの自宅を訪れて演奏している[4]

2019年4月13日、国境地帯にあるアメリカテキサス州ラレド市とメキシコヌエボラレド市をつなぐ橋の前で、バッハ無伴奏チェロ組曲第一番を演奏し、「文化は橋を作ります。壁ではありません」と、トランプ大統領が公約した国境の壁建設について言及した[5]

In culture, we build bridges, not walls.

Our country is not a hotel, and it's not full.

I've lived my life at the borders, between cultures, between disciplines, between musics, between generations. — Yo-Yo Ma

共演

演奏後、ライス補佐官とともに挨拶するヨーヨー・マ(2002年4月22日)

ジャンル問わず、非常に多くのミュージシャンと共演する。前述、ピアソラのナンバーをアサド兄弟と共演したアルバムもある。また、2002年の冬季オリンピックソルトレーク五輪)の選手宣誓式では、スティングとともに Fragile などのナンバーを披露した。

使用楽器


脚注・出典

  1. ^ サントリーウイスキー「ローヤル12年」CM曲/ヨーヨー・マ”. CDジャーナル (2001年12月7日). 2022年11月26日閲覧。
  2. ^ a b c 神戸新聞』1998年9月2日付夕刊、9面。
  3. ^ 『神戸新聞』1998年12月9日付夕刊、8面。
  4. ^ ウォルター・アイザックソンスティーブ・ジョブズ : The Exclusive Biography 2』井口耕二(訳)、講談社、2011年、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-06-217127-4 
  5. ^ 「文化は橋を作る、壁ではない」 ヨーヨー・マ氏、メキシコ国境で演奏」『BBCニュース』2019年4月16日。2020年2月23日閲覧。

外部リンク


「Yo-Yo Ma」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Yo-Yo Ma」の関連用語

Yo-Yo Maのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Yo-Yo Maのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヨーヨー・マ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS