XmlNameTable

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

XmlNameTable クラス

最小単位に分割された文字列オブジェクトのテーブル。

名前空間: System.Xml
アセンブリ: System.Xml (system.xml.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public MustInherit Class
 XmlNameTable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As XmlNameTable

C#

public abstract class XmlNameTable

C++

public ref class XmlNameTable abstract

J#

public abstract class XmlNameTable

JScript

public abstract class XmlNameTable

解説

XmlDocument や XmlReader などのクラスは、内部的に XmlNameTable クラスを使用して、属性名および要素名を格納します。要素名または属性名が複数回 XML ドキュメントに出現した場合は、XmlNameTable に 1 回だけ格納されます。

名前は、共通言語ランタイム (CLR) オブジェクト型として格納されます。これにより、負荷の高い文字列比較ではなく、これらの文字列でオブジェクト比較を実行できます。これらの文字列オブジェクトは atomizedstrings として参照されます。

XmlNameTable は NameTable クラスで実装されます。

使用例

2 つの要素名を比較する例を次に示します。

Visual Basic

' Add the element names to the NameTable.
Dim nt As New NameTable()
Dim book As Object = nt.Add("book")
Dim title As Object = nt.Add("title")

' Create a reader that uses the NameTable.
Dim settings As New XmlReaderSettings()
settings.NameTable = nt
Dim reader As XmlReader = XmlReader.Create("books.xml",
 settings)

While reader.Read()
    If reader.NodeType = XmlNodeType.Element Then
        ' Cache the local name to prevent multiple calls to the LocalName
 property.
        Dim localname As Object
 = reader.LocalName
        
        ' Do a comparison between the object references. This just compares
 pointers.
        If book Is localname Then
           ' Add additional processing here.
        End If 
        ' Do a comparison between the object references. This just compares
 pointers.
        If title Is localname Then
           ' Add additional processing here.
        End If 
    End If
End While 

' Close the reader.
reader.Close()

C#

// Add the element names to the NameTable.
NameTable nt = new NameTable();
object book = nt.Add("book");
object title = nt.Add("title");

 // Create a reader that uses the NameTable.
 XmlReaderSettings settings = new XmlReaderSettings();
 settings.NameTable = nt;
 XmlReader reader = XmlReader.Create("books.xml", settings);

 while (reader.Read()) {
    if (reader.NodeType == XmlNodeType.Element) {
      // Cache the local name to prevent multiple calls to the LocalName
 property.
      object localname = reader.LocalName;

      // Do a comparison between the object references. This just compares
 pointers.
      if (book == localname) {
          // Add additional processing here.
      }
      // Do a comparison between the object references. This just compares
 pointers.
      if (title == localname) {
         // Add additional processing here.
      }
         
    } 

 }  // End While

// Close the reader.
reader.Close();     

継承階層

System.Object
  System.Xml.XmlNameTable
     System.Xml.NameTable

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
XmlNameTable メンバ
System.Xml 名前空間
NameTable クラス

XmlNameTable コンストラクタ

XmlNameTable クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Xml
アセンブリ: System.Xml (system.xml.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected Sub New

Visual Basic (使用法)

Dim instance As New XmlNameTable

C#

protected XmlNameTable ()

C++

protected:
XmlNameTable ()

J#

protected XmlNameTable ()

JScript

protected function XmlNameTable ()

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
XmlNameTable クラス
XmlNameTable メンバ
System.Xml 名前空間

XmlNameTable メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	Add	オーバーロードされます。 派生クラスでオーバーライドされると、指定した文字列を最小単位に分割し、XmlNameTable に追加します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	Get	オーバーロードされます。 派生クラスでオーバーライドされると、最小単位に分割された文字列を取得します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

関連項目

XmlNameTable クラス
System.Xml 名前空間
NameTable クラス

XmlNameTable メンバ

最小単位に分割された文字列オブジェクトのテーブル。

XmlNameTable データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

プロテクト コンストラクタ

	名前	説明
	XmlNameTable	XmlNameTable クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	Add	オーバーロードされます。 派生クラスでオーバーライドされると、指定した文字列を最小単位に分割し、XmlNameTable に追加します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	Get	オーバーロードされます。 派生クラスでオーバーライドされると、最小単位に分割された文字列を取得します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

参照

関連項目

XmlNameTable クラス
System.Xml 名前空間
NameTable クラス