WTI先物価格の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 14:58 UTC 版)
「ウェスト・テキサス・インターミディエイト」の記事における「WTI先物価格の推移」の解説
NYMEX Light Sweet Crude先物、通常取引終値価格の毎年の推移である。価格は全て1バレル当たりで、基準通貨はアメリカ合衆国ドル(単位:$/バレル)。日付は東部標準時に基づく。 年最安値平均値最高値参考1996年 17.58 - 28.10 1997年 17.78 - 26.63 1998年 10.72 - 17.83 1999年 11.37 - 26.93 2000年 23.25 - 37.20 2001年 17.45 - 32.19 9月、同時多発テロの影響で急落、11月には下落幅は約10ドルに。 2002年 17.97 - 31.37 2003年 25.49 - 37.78 イラク戦争を前に、ベネズエラのストが重なり急騰、2月・3月と37ドル台に。4月には25ドル台に下落。 2004年 32.48 - 55.17 2005年 42.12 - 69.81 8月、ハリケーン・カトリーナ被害に伴う石油精製中断で高騰し時間外取引で70ドル台、その後50ドル台に下落。 2006年 55.81 - 77.03 4月、イランへの制裁の懸念から高騰し時間外取引で75ドル台に、7月前後はレバノン侵攻の影響が加わり77ドル台に高騰。その後50・60ドル台を推移。 2007年 50.48 - 97.70 8月に78ドル台、その後サブプライムローン問題による金融不安から下落。好景気、石油類の在庫不足、イラク問題、原油の減産、ドル安などの諸要因から、9月に80ドル台、11月には時間外取引で99ドル台に高騰。 2008年 86.99 - 146.40 年初日の取引で100ドルの大台を突破、その後時々下落しながらも、産油国の政情不安や需給情報などでたびたび急騰し上昇傾向。上昇の要因は主に、儲けを狙った投機的取引とアメリカのドル安であり、その背景にはサブプライムローン問題もあると見られている。7月11日には史上最高値147.27ドルを記録したが、その後は急速な下落傾向に転じた。深刻化する原油高騰が、世界各国でインフレや石油製品の買い控えを招き、需要の減少が鮮明になってきたことが原因と見られ、投機的取引を規制する動きが始まったことも価格を下げたとみられる。 2015年 34.73 - - 出典: 2015年12月18日現在の情報。
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