Vol. りんご「約束」(1998年)
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システムキッチン 部屋を探しに不動産屋(松本)を訪れる男(浜田)。しかし不動産屋のぞんざいな態度、意味不明な言動に男はイライラを募らせていく…。 げんこつ 居酒屋「げんこつ」では、常連客(蔵野・木村)が大将(松本)の帰りを待ちわびている。そこへもう一人の常連客・東野が会社の後輩・田中を連れてやってくる。田中は会社でミスを犯し自暴自棄になっている所を、東野が「ここの大将に会えば何もかも忘れてスッキリする」と勧めてやってきたのだ。そんなことがあるものかと田中は疑うが、そこへ大将がようやく戻ってくる。店員・オサム(今田)の和太鼓の調べが鳴る中、田中はとんでもない光景を目の当たりにする…。 古賀 若者4人組(松本・今田・東野・板尾)がスカイダイビングにやってきた。トップバッターの古賀(板尾)を先頭に、4人は次々と飛んでいく。しかし地上に降りてみると古賀の姿はなく、残された3人は最悪の事態も覚悟しながら、とりあえず古賀の自宅に向かい、家族に説明をしようとする。緊張しながらインターホンを鳴らすと、そこに現れたのは紛れもない、何食わぬ顔の古賀の姿だった…。 都・・・ 公開生放送番組「大喜利自慢寄席」の楽屋。大物落語家のポン太(木村)・鶴一(蔵野)・円馬(板尾)・菊助(松本)の4人はそれぞれ弟子を叱ったり、花札に興じたりと、貫禄充分・余裕たっぷり。そこへ番組プロデューサー(今田)・作家(田中)・司会のアナウンサー(遠藤)・AD(東野)が現れ、大喜利の打ち合わせにやってくる。しかし菊助ら4人はそんなもの必要ないと拒否。さらに田中が今回の問題の参考回答を披露しようとするのだが、4人は「そんな机の上で考えたもんが面白い訳ない!」「その場の空気・状況で今一番面白いことを言う、それが芸人や!わしらはそれで何十年も生きてきた」と田中を否定し、田中の考えた答えの書いた紙を捨ててしまう。そして迎えた本番。しかしそこで生放送では有り得ないハプニングが起きてしまう…。 ミックス 大阪のとある下町。そこではいつものように夫婦(夫…浜田、妻…松本)の怒鳴り合う声が響いている。一人娘のよっちゃん(遠藤)は迎えの家のおじちゃん(東野)・おばちゃん(板尾)にけんかをやめるよう助けを求める。仕方なしに家に入って事情を聞いてみると、喧嘩の理由は非常に些細なものであり、また言葉の端々にお互いへの愛も垣間見えるのであった。おじちゃん・おばちゃんは胸をなでおろし帰って行く。しかし昼食時の些細な出来事をきっかけに、夫婦はまた激しい怒鳴り合いを繰り広げる…。
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