TICAD Ⅵとは? わかりやすく解説

TICAD VI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:44 UTC 版)

アフリカ開発会議」の記事における「TICAD VI」の解説

第6回アフリカ開発会議 (TICAD VI) は2016年8月27日から翌28日にかけてケニアナイロビ開かれた。これは初のアフリカ開催であり、開催間隔5年毎から3年毎に短縮された。会議にはアフリカ53か国のほか、関係する政府地域機関民間セクターなど約11,000名以上が参加した安倍首相共同議長として参加した会議締めくくり採択されナイロビ宣言では、将来世界経済におけるアフリカ重要性確認したうえで、以下の3点述べられた。 経済多角化アフリカ諸国多く地下資源輸出依存した経済体質になっているため、昨今原油はじめとする地下資源価格下落財政悪化招いており、今後農業製造業観光業など多角的な産業育成進め、それにより経済安定化を図る。 医療保健体制強化エボラ出血熱流行経済活動麻痺させたことを教訓とし、感染予防体制構築を図る。また母子保健予防接種などの医療サービスをひろく提供できるよう、世界保健機関世界銀行連携して資金調達する。 テロ対策いかなる形であれテロ非難されるものであり、国境管理などテロ対策向けた各国連携強化する。また教育・職訓練雇用創出などによって社会安定化させ、テロ生み出す土壌無くしてゆく。 また既に経済・外交両面アフリカ密接な関係を構築している中国念頭に雇用創出につながる「質の高いインフラ」への投資3年間で総額約3兆円)を推進するとし、同じく中国海洋進出念頭に、「国際法原則に基づくルール基礎とした海洋秩序維持することの重要性強調する」とした。また日本常任理事国入り見据え国連安保理改革についても言及した安倍首相記者会見で、「(日本は)今回合意内容確実に実行し官民挙げてアフリカ発展支援していく」と強調した一方中国外務省はこの会議について、「日本アフリカ各国に自らの考え強要し私利追求して中国アフリカの間にもめごとを起こさせようとした」と批判した会議並行して日本企業84社が展示会出展し22企業・団体がエネルギー人材育成疾病対策などの分野アフリカ側と73件の覚書 (MOU) を締結した

※この「TICAD VI」の解説は、「アフリカ開発会議」の解説の一部です。
「TICAD VI」を含む「アフリカ開発会議」の記事については、「アフリカ開発会議」の概要を参照ください。

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