TICAD IV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:44 UTC 版)
「アフリカ開発会議」の記事における「TICAD IV」の解説
第4回アフリカ開発会議は、2008年5月28日〜5月30日、神奈川県横浜市で開催された。 内閣総理大臣の福田康夫が議長を務め、「横浜宣言」や「横浜行動計画」を採択した。 会議では、日本の途上国支援策への歓迎とクールアース推進構想への評価がなされ、食料価格の高騰への懸念が示された。 福田康夫は、会議のため日本を訪れた40人以上の首脳と個別に会談し、レアメタルなどの資源確保や常任理事国改革について日本への協力を要請した。また、10ヶ国委員会との首脳会談を初めて行った。それらの会談が行われている間は、衆議院議員の森喜朗が議長代理を務めた。 神奈川県庁森林課の試算によると、出席者が搭乗する航空機、会場の照明や空調などによる二酸化炭素発生量はおよそ1万1300トンと見積もられている。神奈川県庁では植林など森林整備を新たに行うことで排出量を相殺し、会議による二酸化炭素発生量を事実上ゼロにするとしている。各国の首脳に対し一村一品運動の紹介も行われた。 会議にあわせ、第1回野口英世アフリカ賞授賞式が横浜市で行われ、ブライアン・グリーンウッドとミリアム・ウェレに対し同賞が授与された。 「第34回主要国首脳会議」、「野口英世アフリカ賞」、「クールアース推進構想」、および「アフリカ稲作振興のための共同体」も参照
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