Sony Open in Hawaiiとは? わかりやすく解説

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ソニーオープン・イン・ハワイ

(Sony Open in Hawaii から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 23:23 UTC 版)

ソニーオープン・イン・ハワイ
トーナメント情報
創設 1965年
開催地 米国ハワイ州オアフ島


ワイアラエカントリークラブ
基準打数 70
ヤーデージ 7,044ヤード (6,441 m)
ツアー PGAツアー
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 US$8,700,000
開催月 1月
最高記録
最少打数 253[注釈 1] ジャスティン・トーマス (2017年)
通算スコア -28 ジョン・ヒューストン (1998年)
最新優勝者
ニック・テイラー
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ソニーオープン・イン・ハワイSony Open in Hawaii)は、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市カハラ地区にあるワイアラエ・カントリークラブ(The Wai'alae Country Club)で毎年開かれるPGAツアーの公式戦の名称である。

概要

この大会の母体は1928年に発足し、1965年からPGAツアーとなった「ハワイアン・オープン」で、当初は11月に開催されていたが[2]、1970年は開催がなく、71年からはシーズン序盤の2月に開催されてきた[3]。1929年には宮本留吉と安田幸吉が日本人初となる海外トーナメント出場をこの大会で果たす。1983年度の大会では青木功が、大会最終日の18番ホールでチップイン・イーグルを決めて、アメリカツアーにおける日本人選手初優勝を飾り、大きな話題になった(その後コースのレイアウト変更が行われたため、青木がチップイン・イーグルを決めたホールは現在の18番ホールとは異なっている。)。

その後1991年にユナイテッド航空がタイトルスポンサーとなり、1999年に日系メーカー・ソニーが協賛するようになり、大会名も協賛スポンサーの名称を冠に被せた現在の「ソニーオープン・イン・ハワイ」となった。例年1月中旬に開催され、前週開催で年明け最初の大会である「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(同州マウイ島カパルア・プランテーション・ゴルフコースで開催)が前年度のツアー優勝者のみで争われる大会であるため、開幕日を1月としていた2013年までは、この試合を事実上の開幕戦と位置づける人も多かった。2013-14シーズンから開幕日が10月に変更され、現在は新年の序盤を飾る大会という位置づけとなっている[4]

優勝者

優勝者 スコア アンダーパー 2位との差 2位(タイ) 1位賞金 ($)
Sony Open in Hawaii
2025 Nick Taylor 264 −16 Playoff Nico Echavarría 8,700,000 1,566,000
2024 グレイソン・マレー英語版 アメリカ合衆国 263 −17 プレーオフ アン・ビョンフン英語版
キーガン・ブラッドリー
1,494,000
2023 キム・シウー英語版 韓国 262 −18 1打差 ヘイデン・バックリー 1,422,000
2022 松山英樹 日本 257 −23 プレーオフ ラッセル・ヘンリー 1,350,000
2021 ケビン・ナ英語版 アメリカ合衆国 259 −21 1打差 クリス・カーク
ホアキン・ニーマン
1,188,000
2020 キャメロン・スミス オーストラリア 269 −11 プレーオフ ブレンダン・スティール 1,340,000
2019 マット・クーチャー英語版 アメリカ合衆国 258 −22 4打差 アンドリュー・パットマン 1,152,000
2018 パットン・カザイア英語版 アメリカ合衆国 263 −17 プレーオフ ジェームズ・ハーン 1,116,000
2017 ジャスティン・トーマス アメリカ合衆国 253 −27 7打差 ジャスティン・ローズ 1,080,000
2016 ファビアン・ゴメス英語版 アルゼンチン 260 -20 プレーオフ ブラント・スネデカー 1,044,000
2015 ジミー・ウォーカー アメリカ合衆国 257 -23 9打差 スコット・ピアシー 1,008,000
2014 ジミー・ウォーカー アメリカ合衆国 263 -17 1打差 クリス・カーク 1,008,000
2013 ラッセル・ヘンリー英語版 アメリカ合衆国 256 -24 3打差 ティム・クラーク 1,008,000
2012 ジョンソン・ワグナー英語版 アメリカ合衆国 267 -13 2打差 ハリソン・フレイザー
チャールズ・ハウエル3世
ショーン・オヘアー
カール・ペターソン
990,000
2011 マーク・ウィルソン英語版 アメリカ合衆国 264 -16 2打差 ティム・クラーク
スティーブ・マリーノ
990,000
2010 ライアン・パーマー英語版 アメリカ合衆国 265 -15 1打差 ロバート・アレンビー 990,000
2009 ザック・ジョンソン アメリカ合衆国 265 -15 2打差 アダム・スコット
デビッド・トムズ
972,000
2008 K.J.チョイ 韓国 266 -14 3打差 ロリー・サバティーニ 954,000
2007 ポール・ゴイドス英語版 アメリカ合衆国 266 -14 1打差 ルーク・ドナルド
チャールズ・ハウエル3世
936,000
2006 デビッド・トムズ アメリカ合衆国 261 -19 5打差 チャド・キャンベル
ロリー・サバティーニ
918,000
2005 ビジェイ・シン フィジー 269 -11 1打差 アーニー・エルス 864,000
2004 アーニー・エルス 南アフリカ共和国 262 -18 プレーオフ ハリソン・フレイザー 864,000
2003 アーニー・エルス 南アフリカ共和国 264 -16 プレーオフ アーロン・バデリー 810,000
2002 ジェリー・ケリー英語版 アメリカ合衆国 266 -14 1打差 ジョン・クック 720,000
2001 ブラッド・ファクソン アメリカ合衆国 260 -20 4打差 トム・レーマン 720,000
2000 ポール・エージンガー アメリカ合衆国 261 -19 7打差 スチュアート・アップルビー 522,000
1999 ジェフ・スルーマン アメリカ合衆国 271 -9 2打差 デービス・ラブ3世
ジェフ・マガート
レン・マティース
クリス・ペリー
トミー・トールズ
468,000
ユナイテッド航空ハワイアンオープン
1998 ジョン・ヒューストン アメリカ合衆国 260 -28 7打差 トム・ワトソン 324,000
1997 ポール・スタンコウスキー アメリカ合衆国 271 -17 プレーオフ ジム・フューリック
マイク・リード
216,000
1996 ジム・フューリック アメリカ合衆国 277 -11 プレーオフ ブラッド・ファクソン 216,000
1995 ジョン・モース アメリカ合衆国 269 -19 3打差 トム・レーマン
ダフィー・ウォルドーフ
216,000
1994 ブレット・オグル オーストラリア 269 -19 1打差 デービス・ラブ3世 216,000
1993 ハワード・トゥウィッティ アメリカ合衆国 269 -19 4打差 ジョーイ・シンデラー 216,000
1992 ジョン・クック アメリカ合衆国 265 -23 2打差 ポール・エイジンガー 216,000
ユナイテッド・ハワイアン・オープン
1991 ラニー・ワドキンス アメリカ合衆国 270 -18 4打差 ジョン・クック 198,000
ハワイアン・オープン
1990 デビッド・イシイ アメリカ合衆国 279 -9 1打差 ポール・エイジンガー 180,000
1989 ジーン・ソウアーズ アメリカ合衆国 197 -19 1打差 デビッド・オグリン 135,000
1988 ラニー・ワドキンス アメリカ合衆国 271 -17 1打差 リチャード・ゾコル 108,000
1987 コーリー・ペイビン アメリカ合衆国 270 -18 プレーオフ   クレイグ・スタドラー 108,000
1986 コーリー・ペイビン アメリカ合衆国 272 -16 2打差 ポール・エイジンガー 90,000
1985 マーク・オメーラ アメリカ合衆国 267 -21 1打差 クレイグ・スタドラー 90,000
1984 ジャック・レナー アメリカ合衆国 271 -17 プレーオフ ウェイン・レヴィ 90,000
1983 青木功 日本 268 -20 1打差 ジャック・レナー 58,500
1982 ウェイン・レヴィ アメリカ合衆国 277 -11 1打差 スコット・シンプソン 58,500
1981 ヘール・アーウィン アメリカ合衆国 265 -23 6打差 ドナルド・ジャニュアリー 58,500
1980 アンディ・ビーン アメリカ合衆国 266 -22 3打差 リー・トレビノ 58,500
1979 ヒューバート・グリーン アメリカ合衆国 267 -21 3打差 ファジー・ゼラー 54,000
1978 ヒューバート・グリーン アメリカ合衆国 274 -14 プレーオフ ビリー・クラッツァルト 50,000
1977 ブルース・リーツキー アメリカ合衆国 273 -15 3打差 ドナルド・ジャニュアリー
村上隆
48,000
1976 ベン・クレンショー アメリカ合衆国 270 -18 4打差 ヘール・アーウィン
ラリー・ネルソン
46,000
1975 ゲーリー・グロー アメリカ合衆国 274 -14 1打差 アル・ガイバーガー 44,000
1974 ジャック・ニクラス アメリカ合衆国 271 -17 3打差 エディ・ピアース 44,000
1973 ジョン・シュリー アメリカ合衆国 273 -15 2打差 オービル・ムーディ 40,000
1972 グライアー・ジョーンズ アメリカ合衆国 274 -14 プレーオフ ボブ・マーフィー 40,000
1971 トム・ショー アメリカ合衆国 273 -15 1打差 ミラー・バーバー 40,000
1970 シーズン終盤から序盤への日程変更のためこの年はトーナメントなし
1969 ブルース・クランプトン オーストラリア 274 -14 4打差 ジャック・ニクラス 25,000
1968 リー・トレビノ アメリカ合衆国 272 -16 2打差 ジョージ・アーチャー 25,000
1967 ダドリー・ワイソング アメリカ合衆国 284 -4 プレーオフ ビリー・キャスパー 20,000
1966 テッド・マカレナ アメリカ合衆国 271 -17 3打差 ビリー・キャスパー
ゲイ・ブリューワー
8,500
1965 ゲイ・ブリューワー アメリカ合衆国 281 -7 プレーオフ ボブ・ゴールビー 9,000
初期のハワイアン・オープン(現在のトーナメントとは直接関係なし)
1948 ケリー・ミドルコフ アメリカ合衆国 274 -10 2,000
1947 E.J.ハリソン アメリカ合衆国 275 -13 2,000

複数回優勝者

記録

  • トーナメント記録: 253(ジャスティン・トーマス、2013年)
  • 54ホール記録: 188(ジャスティン・トーマス、2013年)
  • 36ホール記録: 123(ジャスティン・トーマス、2013年)
  • 18ホール記録: 59(ジャスティン・トーマス、2013年)

テレビ中継

  • アメリカでは、時差の関係で東部標準時ではプライムタイムになることもあり、ケーブルテレビで生中継されている。2007年まではESPN2008年以降はザ・ゴルフ・チャンネルがそれぞれ中継を行った。
  • 日本では2008年まで、フジテレビ系列で日本時間の毎年1月第3(2008年は第2)月曜日10:00~12:00に放送(11:00~11:05に一旦中断して『FNNニュース』を放送。クロスネット局のテレビ宮崎も、通常ネットしている昼の『ANNニュース」』の代わりにこれが放送されていた。また、放送時間内に優勝者が決まらない場合は、12:00で事実上の飛び降りし、次番組の『笑っていいとも!』内で結果報告が放送・挿入された。なお、FNS系列では最終日以外の放送は、深夜の録画放送となっていた。また、2008年大会の3日目(日本時間1月13日日曜日)は、深夜ではなく午後(事実上NHK BS1から連続放送)からの放送となった。
  • また、NHK BS1でも、フジテレビ生放送時は最終日以外は衛星生放送、最終日のみ夜の録画放送(上記理由の為)していたが、2008年からNHK BS1でも生放送を実施し、FNS系列との並行放送を行った。2009年はFNSが放送を行わないため、生放送はNHK BS1単独となり、加えてハイライトがNHK総合で日本時間月曜深夜(日付上は火曜日)に放送された。
  • 過去の「ハワイアンオープン」としては日本テレビ系列で全国生中継された。

脚注

関連項目

外部リンク


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「Sony Open in Hawaii」の例文・使い方・用例・文例

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