スペイン‐ひろば【スペイン広場】
読み方:すぺいんひろば
《Piazza di Spagna》イタリアの首都ローマにある広場。名称は、かつて付近にスペイン大使館があったことにちなむ。中央に、バロック彫刻の巨匠ベルニーニらによる「舟の噴水」がある。また、映画「ローマの休日」の舞台として有名なスペイン階段が、広場とトリニタ‐デイ‐モンティ教会を結ぶ。ローマ屈指の観光名所として知られる。
《Plaza de España》スペインの首都、マドリードの中心部にある広場。グランビアの北西端に位置し、同市きっての観光名所として知られる。小説家セルバンテスの没後300年を記念して造られたモニュメントやドン=キホーテの像があるほか、周囲にはスペインビルや完成当時にヨーロッパ一の高さを誇ったマドリードタワービルが並ぶ。
《Plaza de España》スペイン南西部、アンダルシア州の都市セビリアの中心部にある広場。1929年に開催されたイベロアメリカ博覧会の会場として造営。設計はアニバル=ゴンサレス。半円形状のムデハル様式の回廊に囲まれる。
《Plaza de España》マリアナ諸島、グアム島北西岸の町ハガニアにある広場。スペイン統治時代に総督邸があった場所で、来客をもてなした社交場のほか、東屋・武器庫・テラスの一部などが残る。太平洋戦争で破壊、戦後に修復された。
スペイン広場 (ローマ)
(Piazza di Spagna から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 17:04 UTC 版)





スパーニャ広場/スペイン広場(スパーニャひろば/スペインひろば、イタリア語:Piazza di Spagna〔ピアッツァ・ディ・スパーニャ〕)は、イタリア共和国ローマ市の中心街にある広場。「スパーニャ」とは「スペイン(エスパーニャ)」のイタリア語呼称で、間近にあるスペイン大使館にちなんで命名された。広場の中央には、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作「バルカッチャの噴水(舟の噴水)」がある。東には後述の大階段がある。西側はコルソ通りに向けてコンドッティ通りがある。
大階段
スパーニャ広場には、トリニタ・デイ・モンティ教会へと続くトリニタ・デイ・モンティ階段、通称「スペイン階段」が接する。 設計はフランチェスコ・ディ・サンクティスによるもので、1725年に完成した。波を打つような形態はバロック的な効果をあげている。
映画『ローマの休日』で、オードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所である。当初、フランスの外交官の寄付によって造られたものの、スパーニャ広場にあるためこの名で呼ばれている。
現在はスパーニャ広場付近の地下鉄入り口付近に階段を上らずに上にいけるエレベーターが設置されている。
保全のため広場での飲食や階段での座り込みが法令で禁止され、『ローマの休日』のシーンのようにジェラートを食べたり座ったりすることはできない[1]。
交通
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最寄り駅は、「スパーニャ駅」。 |
脚注
注釈
出典
- ^ 映画「ローマの休日」で知られる「スペイン階段」座り込み禁止 [リンク切れ] - NHK
関連項目
座標: 北緯41度54分21.42秒 東経12度28分55.41秒 / 北緯41.9059500度 東経12.4820583度
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