PMT 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
説明
一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、ローンの定期支払額を算出します。
書式
PMT(利率, 期間, 現在価値, [将来価値], [支払期日])
メモ PMT 関数の引数および財務関数の詳細については PV 関数を参照してください。
- 利率 必須です。ローンの利率を指定します。
- 期間 必須です。ローン期間全体での支払回数の合計を指定します。
- 現在価値 必須です。ローンの現在価値、つまり、将来行われる一連の支払いを現時点で一括払いした場合の合計金額、または元金を指定します。
- 将来価値 省略可能です。投資の将来価値、つまり、最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定します。省略すると、0 を指定したと見なされます。たとえば、ローンなどの借入金の将来価値は 0 となります。
- 支払期日 省略可能です。支払いがいつ行われるかを、数値の 0 (ゼロ) または 1 で指定します。
解説
- PMT 関数で返される定期支払額には元金と利息が含まれますが、そのほかの手数料や税金は含まれません。
- 利率 と期間を指定するときは、時間的な単位を一致させる必要があります。たとえば、年利 12% の 4 年ローンを月払いで返済する場合、利率には 12%/12 = 1 (%) を、また期間には 4*12 = 48 (月) を指定します。また、これと同じローンを年払いで返済する場合は、利率に 12 (%)、期間に 4 (年) を指定します。
ヒント 貸付期間全体の支払額の合計を求めるには、PMT 関数の計算結果と期間を掛け算します。
使用例
使用例 1
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
- 空のブックまたはワークシートを作成します。
- ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。
使用例 2
ローン以外に、年金や預金などの積立金の算出にも PMT 関数を使用することができます。
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
- 空のブックまたはワークシートを作成します。
- ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。
メモ 年利を 12 で割るのは月利に換算するためです。また、積立年数に 12 を掛けるのは、積立月数 (支払回数の合計) を計算するためです。
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