PC6601

NECパソコン博物館

PC-6601

	CPU ● μPD780C-1＋μPD8049 メモリ ● 64Kbyte ＦＤ ● 3.5インチ×1（143Kbyte／ドライブ） ＨＤ ● －
その他 ● 60文字×20行、320×200ドット（カラー4色）／160×200ドット（カラー15色）表示、JIS第1水準漢字、ボイスシンセサイザ機能、ミュージックシンセサイザ（8オクターブ3重和音）機能、スーパーインポーズユニット（オプション）対応、各種アプリケーション（日本語ワープロ／表計算／英文カナワープロ／ユーティリティ各ソフト6点）標準添付、N60-BASIC／N66-BASIC搭載 価格 ● 143,000円
■時代背景 日本ビクターが、ＶＨＳビデオムービー発売を発表。冒険家植村直己が世界初のマッキンリー冬季単独登頂に成功後、消息を断つ。宮崎駿の「風の谷のナウシカ」が大ヒット。 ■製品背景 何といっても、初代PC-6601の目玉は、3.5インチFDDを標準装備したこと。まだ8インチFDDが現役で使われ、ようやく5インチFDDが主流になりつつある当時としては、とても革命的なことだった。片面倍密度で143Kバイトの容量しかなかったが、その扱いの手軽さは未来のFD環境を感じさせてくれた。また、各種シンセサイザ機能を搭載し、パソコンがしゃべったり歌を唄ったり、自動演奏するのを聴いて驚いたユーザも少なくない。PC-6000シリーズからパワーアップした、ホームアメニティ度の高いのが66シリーズ。 ■コメント のちにTVチューナーを内蔵して、「テレビパソコン」の愛称で呼ばれるのがこのPC-6600シリーズ。武田鉄矢をキャラクターに起用し、親しみやすさを強く演出した。一時、「六本木パソコン」というネーミングもあったが、……あまり深くは考えないようにしたい。他のNECパソコンとは異なる、独特なグレイ系メタリックなボディは、その後につづくPC-6600シリーズのAV志向を暗示している。また、主要なアプリケーションをすべてバンドルしてしまうという、従来のパソコンでは見られなかった販売方法を採用した。