NOëL 〜La neige〜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 09:06 UTC 版)
「NOëL」の記事における「NOëL 〜La neige〜」の解説
テレビ電話のような「ビジュアルフォン」を使って遠く離れた場所に住む3人の女子高生とコミュニケーションを取る。コンピュータの内部を意識したような未来的な画面構成や画面に現れる「会話ボール」を使う話し方が使われている。総セル画数6000枚という豊富なアニメーションも大きな特徴とされている。 冬のスキー場で転倒し大怪我を負った主人公が、同じスキー場に遊びに来ていた鎌倉の女子高生3人組に助けられ、そのうちの1人から見舞いの電話がかかって来るところから物語が始まる。3人が高校を卒業する春までに3人のいずれかから告白されることを目的とする。「La neige(ラ・ネージュ)」はフランス語で「雪」の意味。作品世界の期間は2014年12月23日(冬至の翌日)から2015年3月21日(春分)まで。 『NOT DiGITAL』からヒロインを一新し、舞台も東京都臨海区から神奈川県鎌倉市に移った。それに伴いヒロインも変更された。キャラクターデザインはおがたたくみ、アニメーション制作はスタジオ・ザインが担当し、アニメーションのボリュームは『NOT DiGITAL』の約2倍となった。 東京ゲームショウ'97秋(1997年9月5日 - 7日開催)でプロモーション用CD『NOëL La neige VOICE MESSAGE 〜まだ見ぬあなたへ〜』(品番:LPR-256)が配布され、予約キャンペーンではトレーディングカード、テレカ、ピンバッジのいずれかが入った「NOëL缶」が抽選でプレゼントされた。また30,000本限定の限定版には、プロローグドラマCD『NOëL La neige 〜prelude〜』(品番:LPR-281)が付属する。 2010年6月23日より、ゲームアーカイブスで配信が開始された(SLPS-01190〜2、マニュアルのみSLPS-01193〜5)。スクリーンショット機能対応。 『NOëL 〜La neige〜 Special』は『La neige』の後日談。高校を卒業し大学進学を控えたヒロインたちの、鎌倉で過ごす最後の2週間を描く。本作を単体でプレイする場合は3月30日からスタートするが、『La neige』の3月18日以降のセーブデータがメモリーカードにある状態で3人のヒロインそれぞれに対応した特定の操作を行うと、『La neige』でグッドエンディングを迎えたという設定が追加された上で、3月24日(涼のみ30日)からのボーナス会話を楽しむことができる。 システムは『La neige』とほぼ共通だが、会話の進め方によっては、柚実との神経衰弱や千紗都とのあっち向いてホイといったミニゲームが楽しめるようになる。また、涼とのグッドエンディング後にはCG・ムービーギャラリーが登場し、『La neige』の攻略情報も閲覧可能。初回プレス版購入者を対象に、「NOëLスペシャルボックス」または描き下ろしテレカのプレゼントキャンペーンが実施された。 なお、門倉千紗都役の水樹奈々が歌うエンディングテーマ「Monologue」は、グッドエンディングではノーマルバージョン(アコースティックギターの伴奏によるバラード)、バッドエンディングでは演歌バージョンとなる。ともにCD化はされておらず、「Monologue(Shooting Star Version)」がアルバム『départ chisato×nana』に収録されているのみである。 2010年7月14日より、ゲームアーカイブスで配信が開始された。
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