N-I
名称:N-I
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
開発機関・会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ場所:種子島宇宙センター(TNSC)
運用開始年:1975年
運用終了年:1982年
N-Iロケットは日本で初めての実用衛星打上げ用液体大型ロケットです。第1段、第3段、および固体補助ロケットは米国のデルタロケットの技術を使い、第2段には1966年から小型ロケットで開発が進められていたLE-3液体ロケットエンジンと姿勢制御用ガスジェット制御装置をのせています。
誘導方式は機体のプログラム誘導と地上の誘導計算機を組み合わせた電波誘導方式を使っています。
1970年から開発が始まり、1975年に初号機の打ち上げに、1977年には静止衛星投入に成功しました。
これによって大型ロケットの開発・打ち上げ技術などの成果が得られました。
またN-Iは世界で3番目に静止衛星を打ち上げ、運用終了までに7機の衛星を打ち上げました。
3段式。
全長:32.6m〔第1段21.44m、第2段5.44m、第3段1.4m、衛星フェアリング5.69m〕。
外径:2.44m。
全備重量:90.4t(人工衛星の重さは含みません)。
推力は第1段77.1t(バーニアエンジン2基0.9t)、固体補助ロケット3本分71t、第2段5.4t、第3段4.0t。
約130kgの静止衛星を打ち上げる能力があります。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
リフトオフ後、固体補助ロケットは38秒間の燃焼ののち、80秒後に分離します。第1段ロケットは218秒間燃焼ののち、226秒後に分離します。第2段ロケットは第1段分離後に点火します。238秒後には衛星フェアリングを分離します。第2段ロケットは243秒間燃焼ののち、姿勢制御して慣性飛行に移ります。1454秒後、第3段をスピンアップして、1,456秒後に第2段を分離します。1,469秒後に第3段ロケットが点火、41秒間の燃焼ののち、1,614秒後に衛星を分離して、静止トランスファ軌道に投入します。
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