Microsoft Visio
別名:Visio,Microsoft Office Visio,ビジオ,マイクロソフトVisio,マイクロソフトオフィスVisio
Microsoft Visioとは、Microsoftが販売している、ビジネス用グラフィックス作成ツールの名称である。
Microsoft Visioを利用することで、フローチャートや各種グラフ、組織図、タイムライン、オフィスレイアウトといったビジネス用途の図を、あらかじめ用意された部品やテンプレートを用いて効率的に作成できる。複雑な構造やプロセスを図形で表す(可視化する)ことによって明確で把握しやすくなり、ビジネスの効率化を図ることができる。
Microsoft VisioはMicrosoft Officeのラインアップに含まれており、Officeの標準的なアプリケーションと共通したルック&フィールを持ち、また、密接なアプリケーション間連携が利用できる。Web上では文書のテンプレートが多数配布されている他、IT資産の管理用アドイン「Visio IT 資産見える化ツール」(VIViD)なども無償でダウンロード可能となっている。

Microsoft Visioには「Standard」と「Professional」の2種類のエディションがある。「Standard」は、Officeユーザーを主な対象とし、標準的なOfficeのデスクトップ環境を補完する用途が想定されている。「Professional」は、IT担当技術者やエンジニアなどを対象としており、電気電子回路図や空間設計図のような、高度で専門的な作図にも対応できる機能が備わっている。
なお、Microsoft Visioは、2000年1月にMicrosoftが吸収合併したVisio Corporationが開発していた製品である。2002年にMicrosoft製品として発売され、Office 2007の発売時にも「Microsoft Office Visio 2007」が発表されている。
※Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
参照リンク
Microsoft Office Visio ホーム ページ - (Microsoft Office Online)
Microsoft Office Visio 2003 サンプル ギャラリー - (Microsoft Office Online)
その他ソフト: | MSDN Microsoft Money Microsoft OneNote Microsoft Visio まいとーく ロータスノーツ ロータスノーツドミノ |
Microsoft Visio
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 05:12 UTC 版)
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初版 | 1992年 |
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最新版 |
2024 - 2024年10月2日 [±]
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対応OS | Microsoft Windows |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | 作図ソフト |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Microsoft Visio |
Microsoft Visio (マイクロソフト ビジオ)は、マイクロソフトが提供している、設計図やダイアグラムなどの作図を行うためのソフトウェアである。Windows版のみがリリースされており、macOS版はリリースされていない。買い切り版のMicrosoft Officeには含まれていないが、一部のMicrosoft 365のプランに含まれている。[1]
概要
Visioに用意されている図形の部品はビジネス文書やプレゼンテーション作成時に必要とされるものが大半を占める。簡単なもので言えばフローチャート図やオフィスレイアウト図などである。部品には詳細に変形させる事ができる機能があるため、それらを応用して効率的に図式化させる。完成した図面は他のMicrosoft Officeアプリケーションに反映できる。
沿革
米ライトハウスデザイン(en:Lighthouse Design)が開発したNEXTSTEP用ソフトウェア「Diagram!」を[要出典]、1992年にShapeware Corporation(のちのVisio Corporation、米アルダスの創業者達によって設立された)がWindows用に複製・開発したソフトウェアである。日本国内向けとしてはアスキーが販売していたが、バージョン5および2000はビジオジャパンから発売された。2000年1月7日にマイクロソフトがVisio Corporationを買収したため、2002以降はMicrosoft Officeシリーズのソフトウェアとして位置づけられた。
マイクロソフトに買収されたあとには、Visio 2000 SR1、Visio 2002、Visio 2003、Visio 2007、Visio 2010、Visio 2013、Visio 2016、Visio 2019、Visio 2021、Visio 2024のバージョンがリリースされている。
ソフトウェア設計資料作成用としてUMLのステンシルがあることからソフトウェア開発環境のMicrosoft Visual Studio .NET 2003のエンタープライズ版以上にVisioがバンドルされた。2005からは外されているが、Standard以上に搭載されるUML作成機能はVisioのサブセットである。
エディションごとの違い
ごく普通のビジネスで使用する上で問題ない機能だけを収録した「スタンダード」と、IT関連業や建設業、製造業などで必要とされる高度な図面も収録した「プロフェッショナル」に分かれている。
- 共通して使用可能な部品
- チャート・グラフ関連
- マーケティング図表
- ネットワーク構成図
- フローチャート関連
- ブレーンストーミング(Visio 2003より実装)
- プロジェクトスケジュール(作成した図面をもとにMicrosoft Projectに反映させることもできる)
- ブロック図
- オフィスレイアウト図
- 組織図
- 道路設計図
- プロフェッショナル版のみの機能
- ピボットダイアグラム
- Webに関連する図面制作(Web開発者向け)
- UMLモデル図、Windowsインターフェイス図、プログラム構成図など。(ソフトウェア開発者向け)
- データベースモデル図(データベース設計者向け)
- Active Directory図、Novell Directory Services図など。(ネットワーク管理者向け)
- 配管・計装図(配管工事関係者向け)
- 部品設計(鉄鋼関連の製造業向け)
- フロアプラン・空間設備関連・住宅設計・電気通信関連(住設・建築業向け)
- 電気工学関連
プロフェッショナルに搭載されている機能の多くはCADと類似したものが多く、一から設計するのが苦手なユーザー向けのエディションとも言える。
類似ソフトウェア
- OmniGraffle(macOS用のソフトウェア)
- Dia
- OpenOffice.org Draw(オフィススイートOpenOffice.orgの作図ソフト 開発終了)
- Apache OpenOffice Draw(OpenOffice.org Drawの後継)
- LibreOffice Draw(OpenOffice.org Drawの後継)
- 花子(統合グラフィックソフト Windows用)
- LucidChart(Webブラウザー上で編集を行うサービス)
- Gliffy(Webブラウザー上で編集を行うサービス | 英語)
- yEd
- draw.io
関連項目
出典
- ^ “フローチャートと図面の作成ソフトウェア | Microsoft Visio”. microsoft.com. 2025年3月5日閲覧。
外部リンク
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固有名詞の分類
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