Maurice Emmanuelとは? わかりやすく解説

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エマニュエル

【英】:Emmanuel, (Marie François) Maurice
[フランス]  1862~1938

2008年12月 執筆者: 齊藤 紀子

1.学習師事歴
 フランス生まれたエマニュエルは、母親から美術教わった1880年パリ音楽院入学しソルフェージュサヴァールに、和声デュボワに、音楽史をブルゴー-デュクドレに、作曲ドリーブ師事。しかし、独自の音楽対す考え方(2.作風手法参照)からローマ賞への参加得られなかった。そこでエマニュエルは、ギロー個人的な指導を受け、ドビュッシーとも親交をもつようになった
2.作風・手法
 ブルゴーニュ民謡関心示したまた、教会堂頻繁に訪ねたことにより、典礼からも刺激受けた。エマニュエルの作品では、この2つ要素重要な位置占めているといえるリズムの「自由さ」の追究フリギア旋法使用等が受け容れられず、ローマ賞選考参加することはできなかった。
 過大に自己批判をするエマニュエルは、70余りの曲を作曲したものの、その内30曲ほどしか残していない。

Orledge, Robert.
「エマニュエル,(マリ・フランソワ・)モリス」『ニューグローヴ世界大音事典現代EDS日本語訳),第3巻274-275頁.

ピアノ独奏曲


モーリス・エマニュエル

(Maurice Emmanuel から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 05:16 UTC 版)

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モーリス・エマニュエル
1930年
基本情報
生誕 (1862-05-02) 1862年5月2日
出身地 フランスバール=シュル=オーブ
死没 (1938-12-14) 1938年12月14日(76歳没)
学歴 パリ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 音楽学者作曲家

モーリス・エマニュエルMaurice Emmanuel, 1862年5月2日 - 1938年12月14日)はフランス音楽学者作曲家

経歴

本名マリ・フランソワ・モーリス・エマニュエルMarie François Maurice Emmanuel )。バール=シュル=オーブで生まれ、ボーヌで育った。1869年に家族に連れられディジョンに移り、同地の聖歌隊員になる。パリ音楽院に入学し、作曲をレオ・ドリーブに師事。同窓生のドビュッシーと知り合い、生涯の友人となった。

エマニュエルの関心は、民謡オリエントの音楽、異国の旋法にあった。エマニュエル作品の旋法の用法はドリーブを不愉快にし、ドリーブはエマニュエルのローマ大賞への参加申請を差し止めた。その後エマニュエルは学問の道を歩み、1895年古代ギリシャの音楽に関する論文を執筆し、1909年にパリ音楽院作曲科の教授に任命された。門人にオリヴィエ・メシアンがいる。1904年から1907年まで、(シャルル・トゥルヌミールがオルガニストを務めた)聖クロティルド教会の聖歌隊指揮者を務める。

その後も作曲活動を続け、中でもピアノのための《6つのソナチネは興味深い作品である。第1番はブルゴーニュ民俗音楽、第2番は鳥の声、第3番のフィナーレはブルゴーニュ民謡を挿入しており、第4番は「インドの様々な旋法によってen divers modes Hindous 」との副題がついている。

主要作品一覧

  • 歌劇
    • 縛められたプロメテウスProméthée enchaîné (アイスキュロス原作)
    • サラミーヌSalamine
  • 管弦楽曲
    • 交響曲 第1番
    • 交響曲 第2番
  • 室内楽曲
    • チェロ・ソナタ
    • 弦楽四重奏曲
  • ピアノ曲
    • 6つのソナチネ

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