ボーヌ【Bône】
ボーヌ【Beaune】
ボーヌ
ボーヌ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/03 03:02 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Beaune | |
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行政 | |
国 | ![]() |
地域圏 (Région) | ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏 |
県 (département) | コート=ドール県 |
郡 (arrondissement) | ボーヌ郡 |
小郡 (canton) | 2小郡庁所在地 |
INSEEコード | 21054 |
郵便番号 | 21200 |
人口動態 | |
人口 | 21,923人 (1999年) |
人口密度 | 732人/km2 |
地理 | |
座標 | 北緯47度00分47秒 東経4度30分08秒 / 北緯47.0130度 東経4.5023度座標: 北緯47度00分47秒 東経4度30分08秒 / 北緯47.0130度 東経4.5023度 |
標高 | 平均:m 最低:193 m 最高:407 m |
面積 | 31.30km2 |
ボーヌ (Beaune) は、フランス東部、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏コート=ドール県の郡庁所在地。ボーヌ周辺はブルゴーニュ・ワインの産地として有名で、毎年11月にこの都市のオスピスで開かれるワインのオークションは国際的に名高い。
歴史
観光名所
- ボーヌのオスピス(ホスピス, 施療院)- 1443年にブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランが創設したもので、貧しい人たちに無料で医療を施した[1]。入院の条件は、貧者であることただひとつだった。王侯貴族から寄進されたブドウ園とそこから生産されるワインで、費用は埋め合わされていた。この建物は、屋根瓦が、黄色や赤、茶色とカラフルで、しかもブルゴーニュ風の文様を描くようにデザインされていてとても美しい。こうした施療院は、当時、オテル・デュー(神の宿、fr:Hôtel-Dieu)とも呼ばれた。現在では、その当時の薬品、医療器具を展示した医学博物館になっており、またワインオークションの会場としてよく知られている。現存するオテル・デューの中でも最も有名な施設のひとつ。この施療院ブランドのワインもある。
- ワイン博物館(Musée du Vin)
イベント
- 「栄光の三日間(Les Trois Glorieuses)」- 11月の第3日曜日をはさむ土曜日〜月曜日の3日間にわたって開催されるワイン関連の祭り。特に日曜日にオスピスで行われるワインオークションは国際的にも関心を集め、その年のワインの相場を占うものだとする見方もある。
- ボーヌ国際バロック・オペラ・フェスティバルは1983年以来開催されている(現在はロマン派オペラを含む)[2]。
ボーヌ生まれの有名人
- ガスパール・モンジュ(Gaspard Monge, 1746年-1818年)- 数学者。
- フェリックス・ジアン(Félix Ziem, 1821年-1911年)- バルビゾン派の画家。
姉妹都市
脚注
- ^ “ボーヌの施療院”. フランス観光開発機構 (2015年6月2日). 2019年1月3日閲覧。
- ^ festival international opéra baroque & romantique
外部リンク
- Hospices de Beaune (英語)
ボーヌ
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「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」の記事における「ボーヌ」の解説
「ボーヌ」も参照 ボーヌはブルゴーニュワインの集散地であり、「ワインの首都」の異名を持っている。その歴史はローマ帝国時代にまで遡る都市だが、その名声が高まったのは中世のことである。公国の首都がディジョンに遷る前にはブルゴーニュ公が住んでいた都市であり、ノートルダム教会の近くには旧ブルゴーニュ公邸宅が残るが、現在はブルゴーニュワイン博物館になっている。 旧市街に残る建物の中で、ワインとの結びつきが強いのは、オスピス・ド・ボーヌ(フランス語版)(施療院)である。オテル・デュー(神の館)の異名を持つこの建物は、1443年にブルゴーニュ公国の大法官(官房長)ニコラ・ロラン(フランス語版)夫妻によって建てられたもので、貧民救済を目的とする病院であった。建設にはロラン夫妻の私財があてられ、運営費には寄進されたブドウ畑が利用された。収穫されたブドウをもとにしたワインの収益が運営に回され、20世紀まで実際に病院として機能していた。寄進された土地は当初、アロース・コルトンからムルソーまでのブドウ畑や、それ以外の用途の土地も含め、1,300 haに上った。現在はそのうち約60 ha を残すのみだが、そこにはグランクリュの畑が含まれ、ワインの収益は修繕費などに回されている。 11月第3土曜から3日間、ブルゴーニュでは「栄光の3日間」(レ・トロワ・グロリユーズ)と呼ばれるワインの祝祭が行われるが、その2日目にはオスピス・ド・ボーヌでワインの競売が開催される ( Vente des hospices de Beaune)。この競売を含む3日間の祭りは「ブルゴーニュワインの名声のシンボル」「ブルゴーニュの祝祭の中でも最も権威ある祭りのひとつ」などと称賛されており、祭りの期間中、ボーヌの町は大変な活気に満たされる。
※この「ボーヌ」の解説は、「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」の解説の一部です。
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