LET'S DO IT -愛は思うまま-
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『LET'S DO IT -愛は思うまま-』 |
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吉田美奈子 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | Filmways Heider Recording Studio 3, Calofprnia | |||
ジャンル | ポップス ロック ソウルミュージック |
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レーベル | ALFA LP:ALR-6011 GT music ⁄ SMDR CD:MHCL 412(紙ジャケットCD再発) |
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プロデュース | Gene & Billy Page | |||
吉田美奈子 年表 | ||||
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『LET'S DO IT -愛は思うまま-』収録のシングル | ||||
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『LET'S DO IT -愛は思うまま-』(レッツ・ドゥ・イット あいはおもうまま)は、1978年10月25日に発売された吉田美奈子通算6作目のスタジオ・アルバム。
解説
原版制作会社は変わらないので、ディストリビューション・カンパニーが変更されただけだったが、本作はアルファレコード移籍第一弾として1978年にリリース。以後1983年の契約満了まで本作を含む5枚のアルバムが同社から発表された。
本作『愛は思うまま』はジーン & ビリー・ペイジのプロデュースのもと、ハリウッドにあるフィルムウェイズ・ハイダー・スタジオでレコーディングされた。前作『TWILIGHT ZONE』[注 1]でより明確に打ち出された、自身の音楽を自らの手でコントロールするというスタンスから再び離れた印象がある作品となった背景には、当時社長だった村井邦彦がロサンゼルスでとジーン・ページ契約し、“契約したからこういうアルバムを作ってくれ”と言われたことに起因しているという。吉田は「また社長が迷っちゃったんですね。あちらとの契約が済んでしまっていたのでしょうがないな、ロサンゼルスか、いやだなあ、と思ったけれど。契約って、お互いの義務とか保証とかで成り立っているんで、今何をするべきかってことを考えると、別に親切にはなりたくないけれど、お互いに歩み寄らないと意味がないじゃないですか。だから、やりますけど…、“…”の部分が私に任せてくださいと。ハリウッド・サウンドにならないようにと、ガッチリとヘッド・アレンジしたものを日本でセッションしていたミュージシャンたちを呼んで録って、そのテープを向こうに送ったの。できあがったレコードは“なんだ、デモ・テープに弦とホーンが入っているだけじゃない!”とポンタが言ったような感じのものでした」[1]という。結果としてソングライターとヴォーカリストとの配分が明瞭になり、独自の作風は維持しつつも、歌そのものに焦点が絞られた作品となった。
「愛は思うまま」「海」、そして「猫」(『扉の冬』[注 2]収録の「ねこ」とは別曲)は後にアルバム『IN MOTION』[注 3]に、大幅なリアレンジで収録された。
山下達郎が作曲した3曲のうち「雲のゆくえに」は、山下も自身のアルバム『RIDE ON TIME』[注 4]に収録したほか、「時よ」はライブ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』[注 5]で取り上げている。
「I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE」はリタ・クーリッジ(Rita Coolidge)のヒット曲として知られる、本作唯一収録のカヴァー。のちにリカット・シングルでリリースされた[注 6]。
収録曲
SIDE A
- 愛は思うまま (LET'S DO IT)
- 作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
- 恋の手ほどき (I'LL TEACH YOU ALL ABOUT LOVE)
- 作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 山下達郎
- 時よ (TIME)
- 作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
- 海 (THE SEA)
- 作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
- アイッド・ラーザー・リーヴ・ホワイル・アイム・イン・ラヴ (I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE)
- 作詞 / 作曲 : Carol Bayer-Sager, Peter Allen
SIDE B
- 愛の炎 (FLAMES OF LOVE)
- 作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 山下達郎
- 猫 (CAT)
- 作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
- 雲のゆくえに (CLOUDS)
- 作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 山下達郎
- 影になりたい (I WANNA BE YOUR SHADOW)
- 作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 吉田美奈子, 坂本龍一
クレジット
DRUMS |
Edward Greene Alvin Taylor |
BASS |
Scott Edwards Eddy Watkins |
GUITAR |
David T. Walker Wah Wah Watson Tim May |
KEYBOARDS |
Silvester Rivers Greg Phillinganes |
PERCUSSION | Eddie “Bongo” Brown |
STRINGS | Harry Bluestone (concertmaster) |
TRUMPET |
Ollie Mitchell Chuck Finley Oscar Brashear |
SAX |
Jackie Kelso Plas Johnson |
TROMBONE |
Dick Nash Alan Kaplan Tommy Shephered |
BACKGROUND VOCALS | |
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Minako Yoshida Oma Drake Terry Young Elisecia Wright |
スタッフ
Produced by Gene & Billy Page |
Arranged by Gene Page |
Vocal Tracks Produced by Miki Curtis |
Recorded at Filmways Heider Recording Studio 3, Calofprnia |
Engineering by Sye Mitchell |
Assisted by Michael Canevale |
2nd Engineer : Terry Becker |
Engineering of Vocal Tracks & Re-mixing by Honk Cicalo at Crimson Sound Studio, Santa Monica, Calofornia |
Contractors ; Olivia & Sara Page |
Photographs by Norman Seeff |
Assisted by Georgina Kavuellos, Alan Levenson & Taryn Power |
Art Direction by Aijiro Wakita |
Wah Wah Watson Appears Courtesy of Columbia Records |
Executive Producer : Kunihiko Murai |
Thanks To Miki Curtis & His Family (With Cats & Dog), Hal Sloone, Jeanine Sloone, Tim Eagleson, Tom Scott, Hirao Shiba, Tomoko Nunoi, Tatsu Yamashita, Ryuichi Sakamoto, Bobcat, The Japanese Musicians & My Family (With Cat) |
Special Thanks to the Page Family & Izumi |
©1978 by | ALFA MUSIC LTD. except I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE |
©1976 by |
IRVING MUSIC INC., WOODLNOOUGH MUSIC INC., UNICHAPPELL INC., BEGONIA MELODIES INC. & JEMAVA MUSIC CORP., for Japan by PACIFIC MUSIC PUBLISHING CO. LTD. & CHAPPELL K.K. |
CD:MHCL 412
- 愛は思うまま (4:52)
- 恋の手ほどき (4:10)
- 時よ (3:35)
- 海 (3:58)
- アイッド・ラーザー・リーヴ・ホワイル・アイム・イン・ラヴ (3:05)
- 愛の炎 (4:07)
- 猫 (4:48)
- 雲のゆくえに (4:51)
- 影になりたい (5:12)
クレジット
- ライナーノーツ : 小川真一
脚注
注釈
- ^ 『TWILIGHT ZONE』 1977年3月25日発売 RCA ⁄ RVC LP:RVL-8005
- ^ 『扉の冬』 1973年9月21日発売 SHOW BOAT ⁄ TRIO LP:3A-1004
- ^ 『IN MOTION』 1983年3月25日発売 ALFA LP:ALR-28048
- ^ 山下達郎『RIDE ON TIME』 1980年9月19日発売 AIR ⁄ RVC LP:RAL-8501
- ^ 山下達郎『IT'S A POPPIN' TIME』 1978年5月21日発売 RCA ⁄ RVC 2LP:RVL-4701/2
- ^ 「愛しているからさよならを -I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE-」 1979年10月21日発売 ALFA EP:ALR-1018
出典
- ^ 松永記代美「吉田美奈子“インタヴュー 〜都市の光と影を鮮やかに歌い続ける吉田美奈子23年間のあゆみ〜”」、『レコード・コレクターズ2月増刊号 日本のロック ⁄ ポップス』第31巻第3号、株式会社ミュージック・マガジン、2012年2月21日、 94-103頁、 ISBN 4910196380229。
「LET'S DO IT -愛は思うまま-」の例文・使い方・用例・文例
- DOEは、エネルギー政策の維持を担っている
- これは,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業でした。
- われわれの時代は情報技術,すなわちITが特色である
- プラスアルファとして、IT技術を獲得したい。
- ITの専門技術を習得する
- IT産業は膨大な設備過剰を抱えている。
- 最近のIT発展は雇用を伴わない景気回復であるジョブレスリカバリーをもたらしてきた。
- ナスダックジャパンには今日、ITや外食産業だけでなく、介護養護産業などもリストアップされている。
- ITexas社がオーバーアロットメントを実施することを決定し、同社の初回公募株の引受人は新たに20万株の普通株式を1株250ドルで買い取った。
- 今日のテンポの速いIT業界において、これらハイテク商品が明日には時代遅れになっている可能性さえある。
- アレックスは、そのIT企業が従業員のキャリアアップや仕事と生活の健全なバランス維持を支援するメンター制度を取り入れていることから入社を決意した。
- IT 技術の導入
- 次の操作テストを行うためには、御社のITスタッフに聞いてください。
- 彼はA社のIT部門の責任者だ。
- 私はITの責任者にメールを送るつもりです。
- ITの将来計画についての考察
- 彼はIT会社に入社してからずっと忙しい。
- 株式会社岡田総合研究所のIT業務推進課の藤井と申します。
- 現在、全社をあげてIT化を推進しております。
- 弊社を含め、いわゆるITベンチャーの多くは創業20年にも満たない若い企業です。
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