LET'S DO IT -愛は思うまま-とは? わかりやすく解説

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LET'S DO IT -愛は思うまま-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/05 12:53 UTC 版)

LET'S DO IT
-愛は思うまま-
吉田美奈子スタジオ・アルバム
リリース
録音 Filmways Heider Recording Studio 3, Calofprnia
ジャンル ポップス
ロック
ソウルミュージック
レーベル ALFA
LP:ALR-6011
GT music ⁄ SMDR
CD:MHCL 412(紙ジャケットCD再発)
プロデュース Gene & Billy Page
吉田美奈子 年表
MINAKO FAVORITES
1978年
LET'S DO IT -愛は思うまま-
(1978年)
MONOCHROME
1980年
『LET'S DO IT -愛は思うまま-』収録のシングル
  1. 愛は思うまま -LET'S DO IT-
    リリース: 1978年11月5日
  2. 「愛しているからさよならを -I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE-」
    リリース: 1979年10月21日
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LET'S DO IT -愛は思うまま-』(レッツ・ドゥ・イット あいはおもうまま)は、1978年10月25日に発売された吉田美奈子通算6作目のスタジオ・アルバム

解説

原版制作会社は変わらないので、ディストリビューション・カンパニーが変更されただけだったが、本作はアルファレコード移籍第一弾として1978年にリリース。以後1983年の契約満了まで本作を含む5枚のアルバムが同社から発表された。

本作『愛は思うまま』はジーン & ビリー・ペイジのプロデュースのもと、ハリウッドにあるフィルムウェイズ・ハイダー・スタジオでレコーディングされた。前作『TWILIGHT ZONE』[注 1]でより明確に打ち出された、自身の音楽を自らの手でコントロールするというスタンスから再び離れた印象がある作品となった背景には、当時社長だった村井邦彦ロサンゼルスでとジーン・ページ英語版契約し、“契約したからこういうアルバムを作ってくれ”と言われたことに起因しているという。吉田は「また社長が迷っちゃったんですね。あちらとの契約が済んでしまっていたのでしょうがないな、ロサンゼルスか、いやだなあ、と思ったけれど。契約って、お互いの義務とか保証とかで成り立っているんで、今何をするべきかってことを考えると、別に親切にはなりたくないけれど、お互いに歩み寄らないと意味がないじゃないですか。だから、やりますけど…、“…”の部分が私に任せてくださいと。ハリウッド・サウンドにならないようにと、ガッチリとヘッド・アレンジしたものを日本でセッションしていたミュージシャンたちを呼んで録って、そのテープを向こうに送ったの。できあがったレコードは“なんだ、デモ・テープに弦とホーンが入っているだけじゃない!”とポンタが言ったような感じのものでした」[1]という。結果としてソングライターとヴォーカリストとの配分が明瞭になり、独自の作風は維持しつつも、歌そのものに焦点が絞られた作品となった。

「愛は思うまま」「海」、そして「猫」(『扉の冬[注 2]収録の「ねこ」とは別曲)は後にアルバム『IN MOTION[注 3]に、大幅なリアレンジで収録された。

山下達郎が作曲した3曲のうち「雲のゆくえに」は、山下も自身のアルバム『RIDE ON TIME[注 4]に収録したほか、「時よ」はライブ・アルバムIT'S A POPPIN' TIME[注 5]で取り上げている。

「I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE」はリタ・クーリッジRita Coolidge)のヒット曲として知られる、本作唯一収録のカヴァー。のちにリカット・シングルでリリースされた[注 6]

収録曲

SIDE A

  1. 愛は思うまま (LET'S DO IT)
    作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
  2. 恋の手ほどき (I'LL TEACH YOU ALL ABOUT LOVE)
    作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 山下達郎
  3. 時よ (TIME)
    作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
  4. (THE SEA)
    作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
  5. アイッド・ラーザー・リーヴ・ホワイル・アイム・イン・ラヴ (I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE)
    作詞 / 作曲 : Carol Bayer-Sager, Peter Allen

SIDE B

  1. 愛の炎 (FLAMES OF LOVE)
    作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 山下達郎
  2. (CAT)
    作詞 / 作曲 : 吉田美奈子
  3. 雲のゆくえに (CLOUDS)
    作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 山下達郎
  4. 影になりたい (I WANNA BE YOUR SHADOW)
    作詞 : 吉田美奈子, 作曲 : 吉田美奈子, 坂本龍一

クレジット

スタッフ

Produced by Gene & Billy Page
Arranged by Gene Page
Vocal Tracks Produced by Miki Curtis
Recorded at Filmways Heider Recording Studio 3, Calofprnia
Engineering by Sye Mitchell
Assisted by Michael Canevale
2nd Engineer : Terry Becker
Engineering of Vocal Tracks & Re-mixing by Honk Cicalo at Crimson Sound Studio, Santa Monica, Calofornia
Contractors ; Olivia & Sara Page
Photographs by Norman Seeff
Assisted by Georgina Kavuellos, Alan Levenson & Taryn Power
Art Direction by Aijiro Wakita
Wah Wah Watson Appears Courtesy of Columbia Records
 
Executive Producer : Kunihiko Murai
 
Thanks To
Miki Curtis & His Family (With Cats & Dog),
Hal Sloone, Jeanine Sloone, Tim Eagleson,
Tom Scott, Hirao Shiba, Tomoko Nunoi,
Tatsu Yamashita, Ryuichi Sakamoto, Bobcat,
The Japanese Musicians & My Family (With Cat)
Special Thanks to the Page Family & Izumi
 
©1978 by  ALFA MUSIC LTD. except I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE
©1976 by 
 
 
 
IRVING MUSIC INC., WOODLNOOUGH MUSIC INC.,
UNICHAPPELL INC., BEGONIA MELODIES INC. & JEMAVA MUSIC CORP.,
for Japan by PACIFIC MUSIC PUBLISHING CO. LTD.
& CHAPPELL K.K.

CD:MHCL 412

  1. 愛は思うまま (4:52)
  2. 恋の手ほどき (4:10)
  3. 時よ (3:35)
  4. (3:58)
  5. アイッド・ラーザー・リーヴ・ホワイル・アイム・イン・ラヴ (3:05)
  6. 愛の炎 (4:07)
  7. (4:48)
  8. 雲のゆくえに (4:51)
  9. 影になりたい (5:12)

クレジット

  • ライナーノーツ : 小川真一

脚注

注釈

  1. ^ 『TWILIGHT ZONE』 1977年3月25日発売 RCA ⁄ RVC LP:RVL-8005
  2. ^ 扉の冬1973年9月21日発売 SHOW BOAT ⁄ TRIO LP:3A-1004
  3. ^ IN MOTION1983年3月25日発売 ALFA LP:ALR-28048
  4. ^ 山下達郎RIDE ON TIME1980年9月19日発売 AIR ⁄ RVC LP:RAL-8501
  5. ^ 山下達郎『IT'S A POPPIN' TIME1978年5月21日発売 RCA ⁄ RVC 2LP:RVL-4701/2
  6. ^ 「愛しているからさよならを -I'D RATHER LEAVE WHILE I'M IN LOVE-」 1979年10月21日発売 ALFA EP:ALR-1018

出典

  1. ^ 松永記代美「吉田美奈子“インタヴュー 〜都市の光と影を鮮やかに歌い続ける吉田美奈子23年間のあゆみ〜”」、『レコード・コレクターズ2月増刊号 日本のロック ⁄ ポップス』第31巻第3号、株式会社ミュージック・マガジン2012年2月21日、 94-103頁、 ISBN 4910196380229

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