ISO国際登録簿とは? わかりやすく解説

ISO国際登録簿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 06:03 UTC 版)

ISO/IEC 2022」の記事における「ISO国際登録簿」の解説

ISO/IEC 2022具体的な符号化文字集合とは切り離して規定されているため、実際にこの規格適用するにあたってエスケープシーケンス終端文字符号化文字集合などとの具体的な対応関係定める必要があり、そのために符号化文字集合のISO国際登録簿が存在する。これはエスケープシーケンス終端文字についてそれぞれどの文字がどの符号化文字集合などに対応しているのかを定めたのである符号化文字集合のISO国際登録簿と登録方法ISO/IEC 2375 Data Processing - Procedure for Registration of Escape Sequences (情報技術エスケープシーケンス及び符号化文字集合登録手順) に規定されている。 ISO国際登録簿への登録申請を行うことが出来るのは次の者限定されるISO/IECISO/IEC JTC 1結成以前ISO)の技術委員会TC)または小委員会SCISO TC 46/SC 4、ISO TC 97/SC 2、ISO TC 97/SC 21など 符号拡張またはエスケープシーケンス使用法検討するISO/IEC JTC/SC2(ISO/IEC JTC 1結成以前ISO TC 97/SC 2)内の作業グループWGISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 3ISO TC 97/SC 2/WG 4、ISO TC 97/SC 2/WG 7など。 ISO/IECISO/IEC JTC 1結成以前ISO)の会員団体各国で1団体ずつと決められている。)米国規格協会ANSI)、日本工業標準調査会JISC)、英国規格協会BSI)、ドイツ規格協会DIN)など。 ISO/IEC技術委員会または小委員会関連のある国際機関ヨーロッパ電子計算機工業会ECMA)、国際電気通信連合 電気通信標準化部門ITU-T:旧CCITT)など。 登録の手続きと国際登録簿の維持管理は登録事務局(Registration Authority)がおこなうことになっている。現在、その事務局は日本情報処理学会情報規格調査会 (IPSJ/ITSCJ) が引き受けている(符号化文字集合国際登録簿)。かつてはECMA欧州計算機製造業者協会、現Ecma International)が登録事務局を引き受けていた。 終端文字は登録順に16進数の「4/0」から順に割り振っていくことになっている終端文字割り振り区分ごとに行われることになっている。(そのため同じ終端文字でも、どの区分終端文字であるのかによって指し示す符号系は異なり、そのエスケープシーケンスがどの区分符号系を指し示すのかは中間文字が何であるのかによって識別できる。) 登録数の最も多い94文字集合については、当初規格用意されていた利用可能終端文字使い切ってしまったため、第三次規格において94文字集合指し示す新たな中間文字設けてより多く94文字集合が登録出来るように規定改正された。 なお、一つ規格定められ符号であっても文字追加変更を含む改正が行われたときには異な符号系として扱われることになっており、そのために改めて登録が行われ、新たな登録番号終端符号付与されることになる。例えJIS X 02081978年版、1983年版、1990年版それぞれが、JIS X 02132000年版2004年版がそれぞれ異な符号系として登録されている。

※この「ISO国際登録簿」の解説は、「ISO/IEC 2022」の解説の一部です。
「ISO国際登録簿」を含む「ISO/IEC 2022」の記事については、「ISO/IEC 2022」の概要を参照ください。

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