IFABのFAPメンバー - 現在(2015年- )
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「中田英寿」の記事における「IFABのFAPメンバー - 現在(2015年- )」の解説
2017年1月9日、FIFAがスイスのチューリヒで2016年の年間表彰式を開き、中田が年間ベストイレブンのプレゼンターとして登壇した。黒いスーツ姿で登場した中田は、マヌエル・ノイアーやクリスティアーノ・ロナウドらに銀色のトロフィーを手渡した。中田からトロフィーを受け取ったレアル・マドリードのルカ・モドリッチは「素晴らしい選手たちと一緒にこの場に立つことができて誇らしい」と喜びを語った。また、同時期にアジア・フットボール連盟枠で国際サッカー評議会(IFAB)内のルール変更案に対してサッカー面とスポーツ面についての助言を行うFootball Advisory Panelに入っていたことが一部メディアで報じられた。「FIFA入り」と報じるメディアもあった が、IFABはFIFAとは独立した組織である。FIFAの公式サイトでは2015年4月のIFABのFAP立ち上げを発表した記事の時点ですでに中田英寿の名前は明記されていた。 2018年9月13日に、セリエAでデビューしてから20周年と言うことで、イタリアで所属したペルージャからフィオレンティーナまでの5クラブのスタジアムやクラブハウスを訪れる「中田英寿20年目の旅セリエA在籍5クラブを訪ねて」がAbemaTVで放送され、「Number Plus セリエA在籍5クラブを訪ねて 中田英寿 20年目のイタリア」(9月3日発売)として書籍化もされている。 一方、日本文化に係る活動においては、2015年以降さらに本格化した。2015年4月に、ミラノの家具見本市「ミラノサローネ」内で開催した『TOKYO DESIGN WEEK in MILANO 2015』において、日本酒の魅力を発信する「SAKENOMY Project」を開催した。同年11月には、株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANYを設立し、自ら代表取締役に就任した。日本酒を中心に、あらゆる日本文化について、作り手の情報を市場に発信し、作り手と消費者をつなぐ事業を本格的に行うこととなった。日本酒の蔵元や関係企業・団体などへの支援からPRに係るイベントや企画、アプリ開発など広く携わっている。他にも、日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」を2016年から開催したり、日本酒や日本文化に係るテレビ・ラジオ番組などへ積極的に出演している。2020年には石川県金沢市に移転となった東京国立近代美術館工芸館(通称、国立工芸館)の名誉館長に就任した。中田は、世界に誇れる日本の文化や技術を「にほんもの」と総称して位置づけるとともに、こうした活動について「人生をかけてもいいというものがようやく見つかった。これは一生続けていくライフワーク。今後はプロとして仕事に取り組みたい」」と語っている。
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